「北九州平和資料館」閉館…「戦争」を知り、「平和」を感じ、考える場所を残したい

北九州市若松区にある「北九州平和資料館」は、戦時遺品などの展示物を手に取って見られる私設資料館。戦争の加害者にも被害者にもならないようにと、両面からの展示をしている。そんな資料館の閉館決定後、ウクライナで戦争が始まった。同時に軍備増強に向かう国の動き…。戦争の真実を知り、考える場所を残さなければ!

現在の支援総額

3,037,500

75%

目標金額は4,000,000円

支援者数

204

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 204人の支援により 3,037,500円の資金を集め、 2022/10/31に募集を終了しました

「北九州平和資料館」閉館…「戦争」を知り、「平和」を感じ、考える場所を残したい

現在の支援総額

3,037,500

75%達成

終了

目標金額4,000,000

支援者数204

このプロジェクトは、2022/09/01に募集を開始し、 204人の支援により 3,037,500円の資金を集め、 2022/10/31に募集を終了しました

北九州市若松区にある「北九州平和資料館」は、戦時遺品などの展示物を手に取って見られる私設資料館。戦争の加害者にも被害者にもならないようにと、両面からの展示をしている。そんな資料館の閉館決定後、ウクライナで戦争が始まった。同時に軍備増強に向かう国の動き…。戦争の真実を知り、考える場所を残さなければ!

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4月にTICO PLACEに来られた松村克弥監督から、メールをいただきました。 戦後70年の2015年に公開した緒形直人さん主演、役所広司さん語りの拙作「サクラ花~桜花最期の特攻~」。 この作品に出演もしている林家三平師匠ご本人の高座付き特別上映会が6月1日(土)に下記の宇佐市で行われます。下記の英語を押すと情報が出ます。 「平和を考える 映画と落語」を開催します! | 空がつなぐまち・ひとづくり推進協議会 (sora-tsuna.jp) 入場無料で、私も三平師匠と映画裏話トークを行い、お蔭様で毎回、好評をいただいております 。師匠の祖父、正蔵さんが戦時中に口演した国策落語を三平さんが70数年ぶりに復活させ、しかも、このサクラ花上映会の時にしか披露しない貴重な演目の高座です。 ご多忙中大変恐縮ですが、ぜひ、ご友人、知己の方にお知らせください。~ 松村克弥監督より ~映画も観たい!高座も聴きたい! 特に、高座は『国策落語』ということで、めちゃくちゃ聴きたい! でも、私は、違う学びで行くことができません。 悔しいけど(笑)お薦めします。


5月26日(日)。小倉炭鉱で犠牲になった方々の慰霊祭に参加させていただきました。1940年5月25日に、炭坑の出水事故で、40名の方が亡くなりました。犠牲者の半数以上が朝鮮半島から来た方々であったと言われています。また、1939年からの戦時強制動員によって、小倉炭鉱にも多くの朝鮮半島の方々が強制連行されたそうです。タコ部屋(労働者が、監禁・拘束状態で詰め込まれた宿泊場所。現在は、労働基準法により、禁止されています。)があり、暴行を受けるなど人間的な扱いをされず、危険な場所で働く朝鮮の人が多かったそうです。「チャンゴを叩くと喜ぶでしょうから」と奏でる朴さん朴さんにいただいた資料の中に、証言がありました。それはもう、痛ましかったよ。水没した遺体の収容が始まったのは、事故後二ヶ月経ってからのこと。遺体は一年かかって搬出されよったが、三人の仏だけは水没のままよ。水没事故は私にとっては他人ごとではなくて、新婚早々の姪の婿を亡くしましたからね。「遺体が上がったぞ。」と声が聞こえると、遺族は炭住を飛び出して狂ったように坑口へと駆けつけたよ。変わり果てた姿を見て、一瞬息を吞んで棒立ちよ。『強制連行強制労働筑豊朝鮮人坑夫の記録』林えいだい著腐敗が進み、肉親を見つけようとしても分からないで困っている遺族に、「おい、お前のところのおやじだ。」と、早く遺体を始末したい日本人労務者が、遺体を押しつけてきた話が書いてありました。私はいつも考えます。過去の出来事から繋がって始まる世界中の戦争の様子を見ながら考えます。「私が他の国の方々に酷いことをしたわけではない。でも、いえ、だからこそ、私たちには、憎しみの連鎖を断ち切ることができる!!」参加されていた在日韓国人の方がおっしゃいました。「日本の人の中に、朝鮮人についての過去の事実を学ぼうとする人がいることが嬉しいです。」と。戦争のない平和な世界をつくるのは、生きている人間一人一人だと、思いを強くした一日となりました。


昨年の6月23日(沖縄慰霊の日)にオープンした北九州平和資料室TICO PLACE。もうすぐ一年になります。「『サグラダ・ファミリア』でがんばりまぁす!!」と、決めていた『沖縄慰霊の日』にとりあえずオープンさせ、少しずつ少しずつ、考えていることを形にしてきました。(まだまだ道半ばです!)今は、一周年記念イベントの準備をしています。前のブログにも書きましたが、来館された方や応援してくださっている方に相談して、内容を考え、ようやく形ができました。テーマは、「戦争はイヤだ!」平和をつくる力をつけよう!!です。私は、戦争は、人間がつくるならば必ず、無くすことができると、考えています。そのためには、一人一人が、『自分には、戦争を回避し、平和をつくる力がある!』と、胸を張って言えるように、努力しなければ。そう思っています。そしてその手助けになればと思い、●「知る」●「平和を感じる」を具体化して、内容を考えました。6月23日11:00~『願児我楽夢(がんじがらめ)』のメンバー林内隆二さんのライブ林内さんが来館された時に、「ここで歌っていただけませんか?」と、思い切ってお願いしてみました。すると、「ぼくでよければ、一人でも二人でも、聴いてくれる方がおられるのなら、歌いますよ。」と、即答!!なんてステキなお方!!(あの時の感激はわすれられません!!)『沖縄慰霊の日』ということもあり、沖縄に関する歌も用意してくださっているようです!!楽しみです。13:30~『檻の中のライオン』の作者 弁護士の楾(はんどう)大樹さんの講演会 ※要予約→檻の中のライオン講演会申込 イベントを考えていたころに、黒崎で楾大樹さんの講演会があり、娘が参加しました。帰って来て、講演の内容に感激して、少々興奮気味で話をする娘が、最後に、「6月23日に講演会をしたい方いませんかぁ~?」と、楾先生がおっしゃっていたよ。と。これはチャンス!!次の日、お願いの連絡をしようとFBを覗くと、「6月23日は、行橋市に決まりました。」と。「あ~。一歩遅かったか」と、その悔しさをつぶやいたところ、ナント!!楾先生が、調整してくださいました!!なんてステキなお方!!(まだ何も準備していなかったので、慌てました(笑))戦争が終わってアメリカに占領され続けていた沖縄の人々は、基本的人権を大切にしたくらしができるように『日本国憲法』が適用される『本土復帰』を強く望んでいました。そんな人々に希望を与える『日本国憲法』について、お話して頂きます。※参加人数や天候によって、場所を「蜑住(あますみ)公民館」にするか「TICO PLACE」にするかを決めます。※地域の方のご理解のもと、運営することができています。各自、思いやりのある行動をお願いします。(「平和をつくる」実践です!!(笑))※お車でお越しの方は、できるだけ乗り合って来ていただけると助かります。お昼は、パンとお菓子のお店「Andante(あんだんて)」の米粉のパンと焼菓子の販売もあります。TICO PLACEをオープンする前から支援してくださっている方が始めたお店です。身体によくて、めっちゃおいしいです!!(やさしいお味)数に限りがあります(米粉パンは25~30個)が、朝から参加される方は、TICO PLACEでお昼を済ませて、講演会に参加することもできます!!7月21日(日)は、子ども向けイベントを考えています。只今、準備中。7月21日(日)は、ぜひ、親子で平和をつくる力をつけに来てくださぁい!詳細は、後日、ブログに上げます。


気持ちを新たに
2024/05/05 06:37

昨日は、憲法記念日でした。(→3年前のブログ正しいことは強いこと)開館してすぐに、中3と小2のお子さん連れのご家族が来られました。「ゴールデンウィークはどこかに行かれるのですか?」「特にどこにも…ここがメインです。」お父さんは閉館前の『北九州平和資料館』に来られたらしく、家族を連れてきたかったということ。「何てステキな方!!」(笑)と、嬉しくて、たくさんお話しました。でも話し始めて(兵隊コーナーで『戦争』の話をしました)間もなく、小2のお子さんから涙が溢れてきました・・・※最後まで家族みんなで学んで帰られました。子ども達は、まっすぐです。『人間って、すてきだな。』と、私に教えてくれるのは、多くが子ども達です。でも、純粋だからこそ、「慎重に」関わらないといけない。と、子ども達が来館してくれるたびに、自分自身を見つめ直します。(戦争中、「ぼくも大きくなったらお国の為に戦うぞ!」と思う子ども達を育てたのは、大人達であることを常に思い出します・・・。)先月来館した方(小3、小6のお子さんと、小3のお母さんと二人のおばあちゃん)から、うれしいメールが届きました。こんにちは。こまさんの話がとっても心に残ったSは、家で兄弟喧嘩する弟たちを並べて「こまさんがね、嫌いな相手でもいい所があるからそこを見つけて仲良くって言いよったんよ。」と伝えていたそうです。あと、本人自身があまり友達と上手くいっていなかったのですが、(面倒くさいのが嫌いなSが自分から離れていた感じ)、相手にもいい所があるかもと思って自分から歩み寄ってみた結果、すごく仲良くなって、今、放課後一緒に遊んだりするようになったみたいです。言葉を真っ直ぐ受け止めて、行動にうつしてみる素直なSでした。~S(小6)さんのおばさんより~夏ミカン取り放題!! 大好きなセミの抜け殻を見つけた!! 手作りシフォンケーキ「おいしい~!」※両親はビデオ上映会に参加中「生まれてきてよかった!!」と、一人一人がいのちを輝かせることのできる『世界』を目指した『日本国憲法』に思いを馳せながら、自分のすべきことを見つめています。自然の素晴らしさ、平和の素晴らしさ、人間の素晴らしさを伝えたい。


先々週の日曜日。「そちらに、三八式銃が置いてあるようですが、触れますか?」と、問合わせの電話がありました。「どんな方が来られるのだろう。」と、少々身構えて待っていた所、かわいい小学生(小6、小1)連れのお母さんでした。お母さんのお話では、息子さん(小6)が『ゴールデンカムイ』にはまっていて、その中に出てくる「三八式銃」にすごく興味を持っているということ。(『ゴールデンカムイ』を読んだことがなくて、慌てて調べたところ、「三八式銃」が出てきました。)少年は、三八式騎銃を手に取り、重さを確かめ、古くて壊れかけている槓桿(こうかん)をガチャガチャと動かしています。少々興奮していることを感じさせるその少年に、私は話しかけました。「かっこいいよねぇ~。それに、人間の知恵や技術が詰まったすごい道具なんよね。」「何をするために作られた道具かなぁ?」少年は、答えました。「狙うため。」賢そうなその少年は、私の質問の意図に気付いているように感じられました。「何を狙うためかな?」銃を触る手を止めることなく、少し間を置いて、少年は答えました。「・・・敵。」「『敵』って、何?」「・・・アメリカ兵かなぁ。・・・」「なるほどねぇ。・・・」「『アメリカ兵』って、何?」「・・・。」資料室に入って来るなり質問攻めに会い、内心イヤになったんじゃないかと思います。(笑)「『アメリカ兵』も私たちと同じ、命ある『人間』なんよ。」「この銃は、『人間』を殺すために作られた物なんよね。」「かっこいいし、興味を持って調べるのは素晴らしいことだと思うよ!でもね、『人を殺すため。命を奪うために作られたものである』ことは、いつも頭の中に置いていてほしいと、こまさんは思っています。」※「こまさん」・・・管理人の呼称そう伝えました。「お人形がある~!」八幡空襲を経験された方が創られた人形小学校に入学したばかりの妹さんの声がします。私は、「空襲」の話をしました。三八式銃を触っていた少年(お兄ちゃん)もやって来て、いっしょに話を聴いてくれていました。亡くなった方を横目に空襲の片付けへ「この経験をされたおばあちゃんはこの時、どんな気持ちだったと思う?」私は、少年に尋ねました。少年は、いっしょに聴いていたお母さんの方に近付いて行きました。「合ってるとか、間違っているとかは気にしなくていいんよ。こまさんだって、こんなこと、経験したことないから、分からないんよ。でもね、『想像する』ことが大事なんだと思うんよ。」そう伝えると、「こわい?」と、少年は答えてくれました。私は、「そうだよね。」と、受け止め、想像して考えたことを褒め、それから言いました。「このおばあちゃんはね、『何も感じなかった。』って、こまさんに教えてくださったの。『戦争だから当たり前』と思っていたんだって・・・。」「戦争はね、人の心まで奪ってしまうものなんだね。」少年は、展示室の入口の方に歩いていき、置いてある椅子に腰かけました。「お母さん、足がガクガクする・・・。」私は、少年に心を寄せました。少年にしてみれば、『爆弾が落ちて来る』とか『人が死ぬ』というようなことを本気で考えることなんかない平和が当たり前の日常から、突然そういうことを想像させられて、「ショック」を受けたのでしょう・・・私は、少年の近くに行き、言いました。「きれいな心をしているから、『怖い』と感じたんだよ!ホントにすてきな心をもってるんだね!!こまさんは、そんなすてきな心を大事にしてほしいと思ってるよ!!」私には、賢く、心豊かな少年が、いとおしく感じられました。その後、フィリピン戦に15~16歳で従軍し、悲惨な経験をした中村さんの話をしました。鉄かぶとで米を炊いた・・・最後は、終戦も知らずにジャングルの中を一人逃げ惑い、フィリピン人ゲリラに捉えられ、はりつけにされるという壮絶な体験。その話は少年には衝撃が大きすぎたのか、途中から、三八式銃をガチャガチャ・・・お母さんが真剣に話を聴いてくださいました。(笑)(でも、少年の「耳」はダンボになっていたようです。)あとは、『義手』の持ち主の経験を話しました。利き腕を亡くした方の人生は…命が助かっても、戦争は、その後の人生に大変な悪影響を与えるものであることを考えてほしくて。少年が、帰り際に私の所に来て、言いました。「ぼく、夢に見そう…」私は、少年の不安げな顔をじっと見ながら、ニコニコして言いました。「だいじょうぶ!!」「考えてん?! 夢の中で爆弾から逃げるとか、銃撃戦で殺されそうになるとか、そんな恐ろしい体験をしても、夢から覚めたら死んでない!!ちゃんと、生きてるから、大丈夫!!」「こまさんは思うんよ。夢の中で怖い体験をさせてもらって、『今の平和って有難いなぁ~』って、心から思うことができるって、ラッキーなんじゃないかな。ってね。『こわい夢、ありがとう!大事なことを教えてくれて。』って感じかな。」少年の表情は明らかに変わりました。考えるような表情ではありましたが、不安な表情とは違っていました。「来てよかったです。」お母さんの表情もすてきでした。(息子さんが「サバゲ―(サバイバルゲーム)に参加したい」と言っているということを、展示の説明をしている時に教えてくださいました。


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