数年で現れる人口減少による弊害
最近各メディアや新聞等で報道され、私を含めた皆様の周りでも人手不足の話は聞いたと思います。
現在49歳から52歳の方々の生まれた時期が一番高い出生数でした。
その出生数は200万人を超えていました。ところが昨年度の出生数はわずか77万人(海外に逃げる事の出来る海外出身世帯を抜いた数字)で去年日本全国で減った人口は島根県全人口と同じ数でした。
総務省統計局 人口推計(2022年(令和4年)10月1日現在) ‐全国:年齢(各歳)、男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級)、男女別人口より
上の青い字をタップして頂ければ一目瞭然ですが、これから人口は増えることなく、物凄いスピードでどんどん減っていきます。
石垣市でも最近人手不足で御店を閉める方が増えてきました。
企業の66%が「正社員不足」、大企業は7割超 「人手不足」 運送、飲食、サービスで深刻化
東京商工リサーチ ⇐23年4月19日の新聞、タップしてご覧ください。
これから起こってくる現象は以下の動画をご覧ください。
【2060年の日本と世界の経済】歴史上、最大の危機が来る/2060年に中国経済は日本の10倍に/一人当たりGDPで韓国に抜かれる/出生率を上げると短期的には負担増/未来のためにできること ⇐野口悠紀雄|一橋大学名誉教授が語る現実的な近い未来 Vo.1
【2040年の日本経済】1%成長か2%成長かで大違い/成長なくして分配なし/デジタル化は組織の問題/1940年体制が生んだ蛸壷化/リスキリングの柱は統計学/ChatGPTと会話せよ【野口悠紀】 ⇐Vo.2
以上のことから、人口が減れば経済も小さくなっていきます。
各企業が、人口に見合った適正数になるまで解雇や倒産は続き、都市部から離れた場所では病院、銀行、大型スーパー等が採算が合わないために撤退します。
また物流がとまり物資が足りなくなります。エネルギー運搬も給湯器等設置する人を含め人手不足で使えなくなるかもしれません。
いまさら出生数を上げても赤ちゃんが働ける年齢になる18年は悪化し続け事が決定しています。
つまり国内だけを見ると、観光需要は人口減少と経済の悪化が合わさり、数年で激減します。
人口の絶対数が激減するので間違いない事実です。
また世界的企業が減ってしまった日本では円の価値も下がり輸入品が高騰を続けることになるでしょう。石油やガスも運搬費も含めて高いままで推移する事に成ります。
また飲食店アルバイトは、海外の日本料理店でアルバイトをすると、最低でも倍の時給を貰って働けます。
以上のことを考えると人手不足は時間が解決すると思っている方々は早く間違えに気付き、いまからもっと過酷になってくることを想定した計画を立てて確実に実行しなければ倒産するという危機感を持たなければなりません。
歯が抜けたような施設しかない観光地は魅力を失い観光客に飽きられるか興味を無くし消滅するでしょう。
ただし石垣市を含めた八重山諸島は人口減少も関係なく発展する事が可能だと思っています。
沖縄県は発展著しいアジアの国々からアクセスしやすい有利な場所にいちします。
例えば少子高齢化で介護に携わるスタッフが深刻な人手不足になると言われていますが、景色の良い場所に海外の方々向けの介護施設を作れば、お金持ちの方々が入所するかもしれません。
お金持ちですし、為替レートで海外の貨幣が高価なために入居費用が倍でも入所してもらえるはずです。(自国より割安なため)
そうなれば、介護職員の給与は倍に出来ます。
観光や飲食については、どこかの街に行けばどこでも食べられる料理や今までとやり方の変わらない宿泊施設は海外の方にとって魅力に感じない事から必ず廃れます。
つまりここに来ないと他では感じられない体験、ここに来ないと食べる事の出来ない料理、ここにしかない景色や風景、それが観光として唯一の価値であると八重山全体で認識しなければならないと思っています。
海外の方々にとって
便利であるか
魅力的であるか
わかりやすいか
この事が重要で、早ければ早いほど手を打つことができれば観光地としての認知度は上がると思っています。
こうした現実の中、私がやって見せて仲間を増やしていけば島は発展できると思ってます。
極端な話、東京が倒れても、石垣市は笑顔で幸せに暮らしていけると思っています。
そういった事が不況になる前に多くの方に伝えられればと思っています。
これからの沖縄県におけるモデルケースとなり私が水に石を投げる事で波紋のように広がり発展できればと私は願っています。