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創業70周年記念・1次圧縮しない2スト水素バイク製作計画/日本一周を目標に

エンジン屋の僕らはエンジンに末永く残ってほしい。脱炭素化の動きが加速するエコの時代でも名車への愛とエコの精神は共存できます。今あるオートバイ、愛車、名車に少しだけ手を加えて“エコバイク”へと生まれ変わらせ、本当に水素で走って見せる。水素バイクでエンジンを残すことにチャレンジします!!

現在の支援総額

2,819,500

24%

目標金額は11,730,000円

支援者数

225

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/10/16に募集を開始し、 225人の支援により 2,819,500円の資金を集め、 2023/12/20に募集を終了しました

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現在の支援総額

2,819,500

24%達成

終了

目標金額11,730,000

支援者数225

このプロジェクトは、2023/10/16に募集を開始し、 225人の支援により 2,819,500円の資金を集め、 2023/12/20に募集を終了しました

エンジン屋の僕らはエンジンに末永く残ってほしい。脱炭素化の動きが加速するエコの時代でも名車への愛とエコの精神は共存できます。今あるオートバイ、愛車、名車に少しだけ手を加えて“エコバイク”へと生まれ変わらせ、本当に水素で走って見せる。水素バイクでエンジンを残すことにチャレンジします!!

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さて、先日筑波で公開走行を果たした1号機ですが、これスロットルをうんとひねって加速すると、煙が出るんです。1号機のエンジンの構造はざっくり言うともともとのTY250Sの2ストエンジンに燃料噴射システムを搭載した、それだけのシンプルなものです。エンジンの潤滑はエアバルブの役割をしているキャブレターのところから2ストオイルをオイルポンプで吹き込んでいる仕組みがそのままです。煙が出るのは当然ですね。エコバイクなのに煙が出ちゃうの?(笑)と言うのも当然の反応ですが、そこで僕たちも考えました。この2ストオイルに昔懐かしい、いい匂いのするカストロールのような植物製の2ストオイルを使うんです。そうすると植物が生育する間にCO2を吸って、それを燃やしているのですからこの水素バイクは「カーボンニュートラルじゃないか!」と言い張るわけです。(笑)バイオディーゼルなんかと同じ発想ですね。元々ガソリンとオイルの混合比は50:1などですから、(ガソリンとオイルを構成するCO2の比率が同等だとすれば)ガソリンをやめて水素にした時点で98%のCO2を削減している計算になります。さらにそこに植物製オイルを使っていれば、確かに見た目は煙が出ているけれども、そのくらいはおおめに見てください、2スト乗りだったら煙はすきでしょ?こう言って済ませてもいいくらいのものだと思いますが、いかがでしょうか?(笑)ところが、1号機を開発して気づいたことがありました。それはなぜかクランクシャフトがベッタベタにオイルまみれになってしまうんです。考えているううちにわかったのですが、ガソリンはものを脱脂をする効果がありますよね。オイルに濡れた部品をガソリンで洗うことで、きれいにオイルがなくなって乾いた部品を手にすることができます。2ストエンジンではガソリンがクランクケース内を通過せざるを得ませんから、このガソリンがクランクシャフト(や他の部分を)脱脂してしまっているわけです。そのためにそこを潤滑するために大量のオイルを必要としています。ところが水素バイクではガソリンを使っていません。クランクシャフトが脱脂されることもないので、潤滑のための2ストオイルはその分かなり少量で済むことがわかっています。その昔、ビモータのデュエという2ストバイクがシリンダーへのガソリン燃料噴射を採用していて、排気がきれいであると謳っていました。それはこのことを言っていたんですね。デュエに限らず燃料噴射をシリンダーに行うタイプの2ストエンジンではオイル消費はかなり減少させることができ、排気もそれだけクリーンなものになります。実は2号機ではこの問題をさらに進める方向で開発を進めているんです。すでに発表しているように2号機は2ストの基本的な構造であるはずの一次圧縮をしないエンジンにすることになっています。この最大の目的はクランクケース内に水素が入って異常爆発を起こすことを完全に回避することです。ですが、そのために燃料はいっさいクランクケースを通過せず、クランクケースは4ストと同様に独立した密閉した構造になります。クランクシャフトはオイルに浸かっている状態です。もうお気づきだと思いますが、これなら、4ストと同様の潤滑の仕方となり、排気も4スト同様にきれいになり、煙を吐かない2ストエンジンができるのではないか?ということになります。この点についてはまだまだ検証しなければならない点が多いので、また項を改めてお話しを続けたいと思います。次回解説5では煙を吐かない2ストエンジンの可能性についてお話しする予定です。


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B Lady 多井子さん、blog更新!カッコよくて、可愛くて、多才なたいちゃんの完璧レポート!ぜひ、ご覧ください。秋のテイストオブツクバhttps://ameblo.jp/saki-chiaki/entry-12828696192.html


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3日間、投稿が滞ってしまいました。というのもiBとしてはとても珍しい関西出張!!あのPMCさん主催の「Z祭」@淡路島に参加してきました。今回iBの新製品「Z1コンロッドキット」をPMCさんにお取り扱いいただけることになり、その記念に出展要請をいただいたんです。イベントではiB Ladyのあやさん多井子さんもじゃんけん大会で大活躍。ものすごい数の熱心な参加者のご質問に対応しました。いつもはレースに出展していますが、このイベントの場合はブース出展がメインなので、お客さまの製品に対する熱さが違うんです。ICBM® についてもまだまだ関西では内容をよくご理解されていないお客さまも多く、それだけ出展の意義も大きかったと思います。水素バイクも注目の的。忙しかったけど、ものすごく意義深い関西出張になりました。ご来訪のみなさま、本当にありがとうございました〜〜!!!!


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ご覧のように2号機SUZUKI ガンマ125のシリンダーはすでにインテークポートとリードバルブを装着できるように加工が進んでいます。本来、この新設したポートの下のあたりからクランクケースに入っていく吸気の流れを蓋してしまって、このポートから直接にシリンダーの元の掃気ポートに吸気を流してそのまま燃焼室へと流れていくようにします。ここへ0.4気圧か場合によってはさらに過給状態にした吸気を電動スーパーチャージャーの力で押し込んでやろうということになります。スーパーチャージャーはまだ購入していません。まずはエンジンはベンチテストしていく予定ですので、その間はiBの工場で使用している立派すぎるスーパチャージャー(エアコンプレッサー)で代用してやろうと考えているんです。工場用のスクロールコンプレッサーですから、流量や圧としては十分なものが確保できるはずですので、レギュレーターなどで適宜圧を落とし、必要な流用を計測しながら実験をしていこうと思います。そして、実験結果で得られた流量や圧を実現できる電動スーパーチャージャーを購入すれば、失敗がないだろうという考えなんです。そして、まず最初はガソリンでこのエンジンを回してみます。ガソリンで期待する成果が出れば、それを水素化することについてはすでに1号機で経験済みなので、ここはあまり問題なく実施できるのではないか、と期待しています。このガソリンでの実験で、いったいどのような性能を示してくれるのか、ここが我々としてもたいへんに不安もあり期待もしているところなんです。クランクケースによる一次圧縮のような脈動のない圧を吸気にかけるだけで、スムーズに吸気してくれるものなのかどうか。ピストンバルブが閉じた時に吹き返しが大きすぎたりはしないのか。リードバルブがあるとはいえ、どのように機能するのか不安もあります。一方で、一次圧縮のためのポンピングロスがなく、ある意味ターボエンジンのようにわずかに過給状態にあるエンジンが意外なほどの高性能を発揮する可能性だってあるのではないだろうか。もし、そんなことになるとすれば、このエンジンは水素エンジンとして意義あるという以前に、今まで世界のどこにもなかった高性能2ストガソリンエンジンになってしまう可能性だって、、、、、。(笑)今までiB(株)井上ボーリングでは製品開発のテーマとして常に「永遠」ということをテーマにやってきました。つまり超高耐久な製品を作ることに集中してきたのです。ですから、iBの製品に「高出力」や「出力向上」などを謳ったものはありません。製品を売るということから行くと「速い」というのがオートバイの場合には一番簡単に訴えるポイントであるにもかかわらず、我々が目指すのは「刹那」ではなく「永遠」である、と主張して長持ちするエンジン部品の開発に注力してきたんです。これは今の時代にしっかりとマッチした開発方針であると自負しています。でも、今回ばかりは、もしかしたら我々の一次圧縮しない今までにない2ストエンジンは、意外な高性能を発揮してしまうのではないか?僕たちは今、まさにそのことを畏れまた同時に期待もして、胸躍らせている最中なんです。筑波サーキットで行われるレースでも250ccの2ストマシンと400ccの4ストマシンが同じクラスに出場するレギュレーションになっているのはご存じの通りです。同排気量では明らかに2ストの方が速くて勝負にならないから、です。今年オートバイの4社が開発を始めたという水素エンジンも、またTOYOTAがレースに出ている水素エンジン車もすべて4ストの水素エンジンです。ということは同排気量で比較すれば、我々の2スト水素バイクがすべてを上回る可能性だって十分にあるのではないでしょうか。だから僕は、「TOYOTAに負けるなっ!」って開発陣にハッパをかけているんです。(笑)解説4はなぜ2ストオイルを減らせる可能性があるかについて解説する予定です。


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リターンをいただいたみなさんから同時にコメントもいただいています。こんなにも想いが伝わるものなんですね。ほんとうにありがたいです。・バイクに携わる方々の素晴らしさに感動しながら記事を拝見させて頂きました。頑張って下さい。バイクって素敵な乗り物ですね!・幼少の頃(40年?前)、父と共にモトクロスを楽しんでいました。初めて乗ったバイクがYZ50、その後CR80、CR125とステップアップしていきました。免許取得後はTDR250が愛車でした。本当に2ストの加速は刺激的でした。是非、後世に残してください。・カーボンニュートラルが、そして貴社がエンジンのイノベーションを加速することを期待しております。・応援しています!自分にできない事をやっていってくれるから楽しみにしています。・YouTubeのRIDE HIの紹介動画を見て来ました応援しています!頑張ってください!・RIDE HIで知りました。応援しています!頑張ってください!・バイカーズステーションのダッチランでお会いした**といいます。SRX250のボーリングをしていただいたこともある者です。21世紀の啓蒙も読みました。。ちょっとでも技術の進化に貢献できればと思い参加させていただきました。井上さんとお会いできること楽しみにしています。・いつもレースサポートありがとうございます。微力ながら応援させてください。@もとリトラの改魔人・バイクや車が好きで、この先もエンジンが無くならないで欲しいと思っています。環境に優しいけど、ドキドキが感じられる水素エンジンのバイクに乗れる日を楽しみにしています!・EVシフトは政治的なものです。そんなものに負けてはいられません。内燃機関は絶対に残しましょう。応援しています。・いつも楽しいことを考えられますね!ぜひ実現に向けて頑張ってください。応援しています。・内燃機関をクリーンなエネルギーでも存続出来ないかと模索されている、素晴らしい取り組みを支持いたします!日本の企業の底力を魅せてください!心より応援しております!・応援しています!頑張ってください!色々とお世話になっております。愛機Rz250もお陰様で元気いっぱいです。楽しんでます。2スト水素バイク楽しみにしてます。頑張って下さい。・2ストロークエンジンの愛好者として、プロジェクトの趣旨に大賛同!大いなるチャレンジの成功を楽しみにしております。ますます、開発に真剣に取り組みたくなりました。見事に2スト水素バイクをバイーン!と気持ちよく走らせて、みなさんに喜んでいただきたいです。引き続き、よろしくお願い申し上げます。