昨年から、越前、美濃、石州、出雲、斐伊川、内山、蝦夷と各産地に伺いし、色々とお話を聞いて回りました。また、内山では、雪晒しという手法で和紙を白くする方法も体験させていただきました。各産地からみたトロロアオイの状況や手すき和紙業界の状況をお聞きすることで、新たな課題が見えてきました。農家さんからの視点、使う側からの視点ですれ違いが起きていることを知れたのは大きかったです。オフレコ情報もありますので、そんな各産地の状況などをメンバーだけにお話させていただき、次年度の活動に繋げていきたいと考えています。また、ご報告。昨年お手伝いいただきましたトロロアオイの乾燥及び粉砕作業を終えております。わたしたちが提案するトロロアオイドレッシング以外にもメニューを考えており、メンバー内でのコンテスト的に開催したいと考えています。もし粉末を使ってメニューを考えてみたいメンバーがいらっしゃればお渡ししたいと考えていますので、今回の寄合に参加いただけたらと思います。開催概要開催日:2023年2月21日(水)20時〜21時開催方法:ZOOM今回の寄合はZOOMでの開催となりますが、顔を出さずに声だけ、聞き専でチャットでのご参加も受付いたします。どうぞ気軽にご参加ください。参加方法:下記URLよりご参加ください。 19時55分以降、ZOOMミーティングURLにアクセスください。 https://us02web.zoom.us/j/84041375479?pwd=bGtUNTc3ZkFNdU9uR2hsVGZnT3QxZz09 ミーティングID:840 4137 5479 パスコード:590183注)ZOOMにより生じます通信料は視聴者自身の負担となり、運営側で負担するものではありません。 もし携帯やスマホなどをご利用いただいている場合は契約内容により 費用が生じる場合がございますのでご注意ください。 ※1時間半で約600〜900MBのデータ量になるようです。注)事務局やプレゼンテーション者以外の画面のキャプチャや録画、録音は禁止です。参加者皆さまもしくは写っている方の同意があった場合は除く。
本年も宜しくお願いします!年明け早々、震災や事故といったものがあり、昔東北の震災で女川町復興にいた時のことを思い出し、また、珠洲市の芸術祭の立ち上げ時に関わったこともあり、胸が痛くなるような思いから年が始まりました。心よりお見舞い申し上げます。昨年から、各手すき和紙の産地を回っております。トロロアオイ及び和紙業界の実態を色々な産地の方と直接話すことで、共通となるキーワードが見つかるのでは、もしかしたら各産地で情報共有されてないことから、思い込みで取り組んでないこともあるのではと思い、こちらの情報も提供して歩いています。昨年は、・雪晒しの内山紙、長野県飯山・日本一?手すき和紙体験ができる長野県立岩・巨大手すき和紙の産地、福井県越前・ユネスコ登録されている、岐阜県美濃をはじめ、小さい工房も回りました。そして年明け早々には・ユネスコ登録されている石州半紙、島根県浜田に行ってきます。(あと、雪晒しを実際にお手伝いしに飯山へ)トロロアオイの粉末化わしのねりの活動をはじめて3年が経ち、一時農家さんが増えたものの昨年また減少傾向となってしまいました。農家さんからの買取価格アップに向けて、使われない部分の粉末化ですが、昨年末、メンバーの皆さんにお手伝いいただき現在、乾燥を終えた状態になっています。この1月に粉末化いたします。粉末化の作業は危険を伴う部分がありますので、事務局の方で作業をいたします。また、合わせてドレッシングの方も楽しみにしていてください。粉末化できましたら、レシピコンテストをしてみたいと思います。今年がスタートと思って!AB品の生産量増、トロロアオイの粉末化とやっとカタチが見えてきたような気がします。人は結構、この時期になるとやりきった症候群になってパワーダウンすることが多いですが、色々な産地の話を聞いて、まだまだだなと実感しつつここからがスタートという気もちで行きたいと思います。もしかしたら、プロジェクトで畑を借りてみんなで管理するのもありかなと思っています。インバウンドと言われていますが、和紙業界は恩恵を受けていないそうです。これは、新需要を獲得するための変化も大事ですし、和紙の良さや使うシーンをアピールできてないのもあるかと思います。日本が誇れる和紙が100年先も1000年先もあり続けられるよう、今年も頑張っていきたいと思います。本年もどうぞ宜しくお願いします。(写真は、長野県のメンバーが育てているのを見に行った際の集合写真)
2023年11月26日(日)の小川町で開催されたわしのねり寄合で、トロロアオイを使ったドレッシングをメンバーに発表しました。本取り組みは、トロロアオイを育てている農家さんが、和紙のために育てている根だけでは生計が成り立たないことから、和紙に使われなかった根や茎を食品に使うことで農家さんからの買取価格を上げる取り組みから生まれたものです。埼玉県小川町は日本でも先駆けの1970年代から有機農法に取り組んでおり、今回試作したものは、それにちなみ無農薬で、また小川町の特産物である青山在来大豆と組み合わせたものになります。わしのねりプロジェクトで制作したトロロアオイの粉末は、タンパク質が多いことが検査結果からわかっており、大豆と合わさってタンパク質が豊富にとれる商品としてコンセプトをたてました。今回、わしのねりメンバーで試食した商品は2パターンになり、来年秋販売に向けて試食し意見を出し合いました。この日は、トロロアオイの粉末化にあたって、繊維質の多いトロロアオイを効率的に乾燥できるようメンバーで輪切り作業を行いました。作業いただき、大変助かりました。ありがとうございます。本商品の販売は、来年のわしのねりメンバー募集となるクラウドファンディングで行う予定です。楽しみにしていてください。
11月6日(月)9時より、皆さんに納品いただきましたトロロアオイを品評させていただきました!たくさんのトロロアオイをお送りいただき、ありがとうございます。お送りいただいたトロロアオイはどれも同じようなものがなく、どのように育てたんだろうと農家さんと想像しながらもひとつひとつ見させていただきました。今後の参考となるような資料、お手紙もいただき事務局及び農家さんの励みになりました。3年目となる本プロジェクトですが、明らかに出来栄えの底上げができており、マニュアルの成果が出てきていると感じることができました。また、品評会にお手伝いにきていただき、とても助かりました。ありがとうございます。いざ品評!今回は、会長である黒澤さんと副会長の大沢さんにみていただきました。今回お送りいただいた方は、38名と昨年を超える方にお送りいただきました。今年は、雨が少なくそして日差しが強く、暑いということで、農家さんもだいぶ苦戦されていました。お送りいただいたトロロアオイを会長、副会長が見て、「立派な根だね〜どこの方が育てているの?」と一つ一つに興味を持たれていました。やはり昨年からまた農家さんが減っているとともに、農家さんの中でも出来栄えの偏りがでてきていることから、少しでもトロロアオイに関わってくれる方がいることが希望のようです。で、結果ですが今回届いたトロロアオイの本数は572本(昨年489本)Aランク106本(11kg)Bランク149本(11kg)Bランク外317本(26kg)という結果になりました。Aランクは、下に伸びて太いものになります。今回、雨が少なかったからかタコ足になってしまうケースが多かったようですが、やはり、直播きした方、うねをしっかり作った方、土寄せをした方は下に伸びたようです。事務局のプランターも3年連続ABランク入りしましたので、プランターでも育てられることが明確になりました。惜しかったのが、根が立派なのにカビが生えてしまったもの、そしてコブがたくさんできてしまっているものがありました。カビはとくに納品時に解消できると思いますので、検証して次回お送りしていただく際の注意事項に繋げたいと思います。品評会の様子お送りいただいたメンバーには個別に品評結果をお送りさせていただきます。整理に少々お時間をいただきますが、楽しみにお待ちください。(今週末までにがんばります)ランク入りした方には、ユネスコ登録されている技術で作られた細川紙で作った感謝状をお送りさせていただきます。その他の方にも、細川紙の一筆箋(1枚程度ですが)を制作し、お送りさせていただきます。制作に少々時間がかかりますので、今しばらくお待ちください。緊急告知!品評会後の寄合開催!(11/26(日))トロロアオイの粉末化に向けた裁断作業&トロロアオイのドレッシング試作品味見会開催!トロロアオイの収穫が終わり、農家さんの買取価格アップを狙った和紙に使われなかった根や茎を食品化する取り組みとして、粉末化するための乾燥前の裁断作業のお手伝いと、実は密かに進めていましたトロロアオイを使ったドレッシングの試食会を開催したいと考えています。開催日:11月26日(日) 10時〜12時予定(作業が終わらなったら、お手伝いいただける方のみ延長作業)開催場所:風の丘ファーム(小川町)開催内容:品評会の状況報告 トロロアオイの裁断作業 風の丘ファームのサラダとともにトロロアオイのドレッシング試食トロロアオイのドレッシングは、無農薬の青山在来大豆を使用したもので6種類ほど制作していただきました。ご参加いただける方は、企画屋かざあなサイトよりお申込みお願いします。申込みフォームはこちら。