僕の両親は大阪にて『炭火焼鳥 一兆』を営んでいます。僕も8年ほど焼台に立ち焼鳥を焼かせてもらっていました。その頃からお世話になっているのが佐賀県、有田町にある『ありたどり』さんです。鶏を健康に育て、お客様に鮮度と美味しさで喜んでもらう『幸せ製造業』を理念として「美容と健康の青い鳥 幸せをお届けします」をキャッチフレーズに日々丁寧にお仕事をしてくださっています。ありたどりさんとは一兆に会長の植木さんと担当の松尾さんが訪ねてきてくださったのが最初でした。以来、取引先として大事にお付き合いしてくださり注文を忘れた時も察して連絡をくださったりと、日々支えてくださっています。都城で若鶏を探して見ましたが、なかなか縁がなく、いっそ僕自身が1番扱い慣れていて 美味しいと思っている『ありたどり』を使おうと決めて、植木会長と松尾さんに連絡して 兆紐でも扱わせて頂いています。植木会長は都城にも車で来て、わざわざ兆紐に寄ってくださり、励ましてくださいました。嬉しかったです。ありがとうございます。食品産業展 地鶏、銘柄鶏食味コンテストにて、優秀賞を受賞した、植木会長と松尾さん達の自慢の『ありたどり』をぜひ兆紐、一兆にて食べてみてください!
クラウドファンディングもあと1週間となりました!ご支援くださった方々、本当にありがとうございます!日々の中 ご支援とメッセージに励まされて、もっと頑張りたいと思えた事がとても幸せです。そして覗きに来て、兆紐の想いを読んでくださった方々もありがとうございます。『兆紐』という僕が目指す景色への道を多くの方に知ってもらえた事が本当に嬉しいです。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください!さて 本題に。店名にも入っている『紐』はいくつかの『糸』を紡ぎ合わせて作るものです。兆紐の『糸』は技術であり、経験であり、兆紐の食材や日々に関わってくださっている『人々』の事です。個人的な感覚ですがレストランはギャラリーでもあると思っています。食べたことのない食べ物や味、技術や食材に食器、家具、場所や文化、雰囲気、そしてそれを作ったり守っている方々を紹介し、伝える場所。ご近所から来てくださった方には、いつもの場所の違う視点での『美味しさ』や僕の知る他の場所の『美味しさ』を。県外から来てくださった方々には、宮崎県都城市とその近隣で作られる『美味しさ』や文化、雰囲気を。食事や居心地を楽しんでもらうのはもちろん、そんな出会う場所としての場を作るのは地域の中でレストランが持つ大事な『役割』だと思うのです。そんな考えの下お世話になっている方々を紹介したいと書いたのが、この『糸のおはなし』です。これから最終日まで、こちらの文をご紹介したいと思います。ぜひ読みに来てくださいませ!引き続きよろしくお願いします!
兆紐でお客さんにお出ししている『神武のお茶』『雫珈琲(氷珈琲)』『出汁』には高原町の『祓川湧水』を汲ませてもらって使っています。この場所はいつもお世話になっている山下薬草店の山下さんに教えて頂きました。このお水で淹れた『神武のお茶』は後口がとても柔らかく身体にすっと沁みるような優しい、優しい味がします。『雫珈琲』もこのお水が珈琲豆の味のカドをとってくれて豆の甘みや余韻をそっと支えてくれるので食後や休憩の心に寄り添うように幸せな時間を創ってくれています。ご興味ある方はお冷もご用意ありますのでお声掛けください。地元の方々が大切に守られてずっと生活の『兆し』を担ってきた『命の湧き水 祓川湧水』がこれからも大事に大事に末永くたくさんの方々の『兆し』になりますようにと入り口の水神様に御参りして汲ませてもらっています。
ご訪問ありがとうございます!現在お出ししている『焼き茄子と練りごまのクリーム風パスタ』です。イスラエル周辺で食べられている『ババガヌーシュ』という料理を参考に組み立てたパスタです。『ババガヌーシュ』とは焼き茄子にニンニク、胡麻、オリーブオイルを合わせて作る料理で今回は宮崎県の伝統野菜『佐土原なす』を皮が真っ黒になるまで焼き上げて皮を剥き、都城産のにんにくと練りごまを合わせてピューレ状にしてパスタと絡めました。飾りには都城のお隣、三股町にて自然農法で育てられている『みまたのごま』をふり オーブンでゆっくりパリパリになるまで焼き上げた宮崎県産の『かとうのえのき』を乗せています。具材としても焼き茄子を入れて茄子満喫のパスタに仕上げました。自信をもっておすすめできる品に出来たのでお近くにお越しの際はぜひお試しください!
訪問ありがとうございます!兆紐は「野菜料理、季節料理」をテーマにお出ししています。今日は先月お出ししていた「そら豆とカッテージチーズのパスタ」をご紹介します!こちらは先月シーズンを迎えていた豆さん達を使ったパスタでいんげん、スナップえんどう、うすいまめ、そら豆を霧島の銘柄鶏「霧島活気どり」の鶏ガラから取ったスープで軽めに茹でてミキサーで撹拌して作ったソースに地元の生産から販売まで手掛ける6次化牧場中村牧場さんの「中村牧場牛乳」に「高千穂牧場」のヨーグルトを加えて作ったカッテージチーズを合わせて作りました。豆ソースにはカッテージチーズを作るときに出来る「ホエー(乳清)」を加えて少しだけ酸味を持たせて豆の甘みを柔らかくしています。主役のそら豆も鳥スープに漬けて真空パックして下味を付けてます。見た目は味が想像できるのに、どこか食べたこと無い新鮮な、だけど食べたときに「身体に良いもの」と感じられる自然な美味しさを目指して作っております。お近くにいらした際はぜひ兆紐の理想とする「美味しさ」を体感していただきたいです!引き続きよろしくお願いします!!