皆様こんばんは。やどかり給付型奨学金プログラムに御支援御理解を頂きましてありがとうございます。本日、最終選考に残った5名の学生の面接を行いました。選考委員の皆様ならびに運営スタッフの皆様ありがとうございました。すべてのプログラムを終えた3期生にはやりきったという達成感に満ちた笑みがこぼれていたように思いました。留学生の皆さんも本当にお疲れ様でした。二次選考「留学生版トライやるウィーク」では活動ノートを各自に配布し、活動前の事前学習と活動ごとの振り返り、全体振り返りとまとめてもらいました。活動ノートは選考の部分点になります。活動ノートを見ると楽しかったことやうまくいかなかったことが学生の言葉で記されていました。びっしり書き込んでいる子もいれば、ほとんど何も書いていない子も。それぞれの経験は給付型奨学金プログラムの結果以上のものになると思います。「日本の会社で働きたいです。」と学生達はよく口にしますが、日本の会社で求められるのは日本語力だけではありません。日本語が上手なら働ける!と思っている学生にとって厳しい結果が突き付けられることもあります。「社会人」ということばが翻訳できない国もありますが、「社会人」とはどんな人なんでしょうか。文化も習慣も違う国で「社会人」になる。どんなことを求められるのでしょうか。二次選考「留学生版トライやるウィーク」ではそんな体験ができたと思います。同プログラムを御支援頂くこのクラウドファンディングも残り10日ほどとなりました。御支援を頂いた皆様、本当にありがとうございました。そして1人でも多くの方に同プログラムを知って頂きたいです。引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
みなさま、こんばんは。夏休みに実施した二次選考「留学生版トライやる」の全12回の御報告は読んでいただけたでしょうか。今年度は4箇所の企業・施設様にお世話になりました。改めて留学生の受け入れありがとうございました。お世話になりました。12回の報告書はスタッフ・大学生インターンが毎回活動に同行し綴ってくれたものです。暑い中本当にありがとうございました。留学生それぞれの葛藤や奮闘ぶりを改めて知ることができ、本当に嬉しく思います。同プログラムの1・2期生に感想を聞くとほとんどの留学生が「留学生版トライやる」が本当にいい経験になったと言ってくれます。留学生はアルバイトができますが、職種はある程度決まっています。今回お世話になったような区役所・図書館・作業所・子ども食堂等はアルバイトができるようなところではありません。日本へ来て初めて作業所や子ども食堂を知り驚いた学生もいれば、国の行政機関・図書館とのサービスの違い等に驚いた学生もいます。学生達にとってこの夏に得た経験は奨学金プログラムの一環とはいえ、きっと忘れられないものになったはずです。さあ、次は貴重な経験、受け入れてくださった方々に感謝の気持ちを伝える準備です。留学生は各活動を終えてから振り返り会の準備をしています。学生達があまり得意ではないアウトプット。「得意じゃないので…」で終わってはいけません。一緒に活動に参加した友人と協力して大きな模造紙1枚を完成させます。「あの時、困ったよね。」「あの時、嬉しかったよね。」そんな想いとともに一生懸命まとめました。この振り返り会は二次選考の開催をサポートしてくださっている兵庫区役所での開催と給付型奨学金プログラムに御支援を頂いた皆様への報告会と2回あります。留学生の成長した姿をぜひ見に来ていただきたいと思います!
今日は兵庫図書館で最後の活動をしました。最初に、新聞を決められた場所に用意する作業をしました。前回も同じ作業を行ったこともあり、留学生たちは慣れた様子でした。その後、開館の時間になり、留学生たちは図書館に来る方にドアの前で挨拶をしました。挨拶が終わった後、本のカバーリングの作業をしました。本のカバーリングは、新聞の作業より手先の器用さが求められる作業でした。具体的に、紙をぴったり半分に折る、セロハンテープを紙からはみ出ないように貼る、カバーするための紙を貼るためにハサミでセロハンテープを斜めに切るなど、とても繊細な作業でした。そのため、苦戦する場面も多少ありましたが、その度に職員の方に助けてもらいながらうまく本にカバーすることができていました。また、留学生たちも次にする作業を復唱して確認するなどの工夫をしていて、職員の方に「そうそう」「完璧にできていますね」と褒めていただきました。さらにその他にも、セロハンテープにしわができないように端の方から慎重に張るなどの工夫もあり、こちらについても職員の方から「丁寧ですね」と褒めていただきました。やっていくうちに慣れてきて、本のカバーリングが終わった後、留学生たちは「思っていたよりも難しくなかった」と最後話していました。その後、カウンターでの本の貸し借りの手続きのお仕事もしました。この作業は前回来た時も行ったことがあり、留学生たちはかなり慣れてきている様子でした。バーコードを読み取る作業も素早くなり、職員の方なみにスムーズにこなせるようになりました。そして、職員の方から指示される前に、自ら次にすることを考えて行動するという主体性を感じられる場面もありました。そして、この日の最後に厚紙に自身の国の紹介を書くポップ作りという作業をしました。このポップ作りが、今回の活動の中で留学生たちが一番難しそうにしていた作業でした。留学生たちは、本で調べたり、職員の方の許可をもらってインターネットで調べ、印刷して欲しい写真を見せて印刷してもらった後、その写真を厚紙に貼り付けていました。自身の国の祭りについて紹介していたり、自身の国の伝統工芸品を紹介していて、とても素晴らしいホップを作っていました。また、最後に出来上がった時、職員の方に拍手をもらいました。そして、今日で兵庫図書館でのトライやるウィークの活動が終了しました。職員の方のご好意で、留学生たちはプレゼントをいただきました。図書館でのトライやるウィークの活動は3日間でしたが、とても充実した時間を過ごせました。留学生たちも「楽しかったです」とうれしそうに話していました。
就労継続支援A型事業所にて、3日目の活動に取り組んで参りました。今日の活動内容は、利用者の方々を指導する視点から作業全体を見学するというもので、社長さんから直接指導を受けました。こちらでの利用者さんへの指導とは、”支え導くことであり、相手の目線に合わせて、「どうですか?」と手を差しのべることである。” 非常に深いお言葉だと思いました。個人にあった作業に挑戦させる指導に、留学生もあらためて納得していました。次は、指導者スタッフの方から、高齢者向けお弁当に関し説明を受けました。こちらの方針として、「高齢者さんからの要望は断らない」ということで、食べられないもの、食べたくないもの、お気に入れトレー等個別対応されていることに留学生も驚いた様子で、母国にはこうした施設がない、自分が作りたいと感想を述べていました。カップへの盛り付け業務が忙しくなってきました。留学生自ら手伝います!と声掛けして、計量しながらの盛り付け作業を始めました。3日目なので、慣れた手つきで、どんどん作業が進みます。カップに盛り付けた麻婆きのこが、さっそくトレーに入りました。作業にも慣れ、今回は初日の半分の時間で作業を終えることが出来ました。この3日間の盛り付け作業や利用者さんとの関わりを通して、社長がお話されていた支え導く体験をさせて頂けたことに感謝いたします。