皆さんももう見慣れてきたことかと思います。この肌色の石膏ボード。この石膏ボードの継ぎ目をご覧になっていただくと当然板と板が繋がっているので線になりますよね?この線の部分を近くで見ると凹になっているんです。V字になっているといっても過言ではないかも。今回はこれをどうするのかと言う職人芸がご覧になれます。この継ぎ目とさらにビスの穴、このまま塗装するとそのまんま下地が出てきてしまいます。壁面なんかは下のボコボコした汚い部分をあえて活かす塗装をしましたが、今回天井は綺麗に塗っていただくことになっています。この凹んでいる部分に「パテ」を塗ります。パテとは色んな種類がありますが固まる粘土を想像してもらったらイメージ湧くかな?ペースト状になったパテを塗りコテで薄く伸ばして行き、乾燥させて乾いたらもう一種粒子の細かいパテを上から塗ります。乾いたらエンドレスにヤスリで削り平にしていくんです。この白い奴らは平にしたパテのあとです。これ何がすごいってこの面積をほとんど平に整えている所ですよね。目に水平器搭載してるんじゃないかって思います。ずるいです。Vが深い所はこの網状のものを噛ませてパテを盛っていくんですね。うっすら下地の線が見えるか見えないかの絶妙なヤスリ捌きです。この下地にペンキを何層か塗っていくとこうなります。もはや!溝が全くわからん!ツルッツルやないか!!!!!職人芸〜!とりあえず、ありがとうございます!下の壁面が下地を整えずあえて活かすやり方の壁です。隣り合っているとわかりやすいですね。もうケチャップとか真上に噴射してやりたい位綺麗ですね。天井面の塗装が入ってくるといよいよ店舗感が出てきて店ができてきた信憑性が増してくるというか、自分がそこで働くイメージがリアルになってくるというか。もう間も無くです。一馬君準備はよろしいかい?盛り上がっていこう!!
今回のmacchia出店計画の中でトップクラスに単価の高い設備ワインセラーまさにワイン屋の肝とも言えるこの決戦兵器の搬入が行われました。このワインセラー本体乾燥重量が80kg、サイズが160cm位あります。この位のサイズはジャングルやサバンナ等の自然界であれば小柄な方ですが、ワインセラーとなるとそこそこな方です。ボトルの入る本数は160本、中々の弾倉です。ところでこのワインセラーもそうですが、冷蔵ショーケースとかコールドテーブルとかどうやって搬入するかというと、今までの写真を見ていただいたらわかると思うんですがカウンターの足場というか骨組みはもう出来上がっている訳なんですよ。当店はキッチンへ行く道は狭くとてもじゃないけど大きい設備は通りません。どうするか?そう!気合いです!この日はこのセラーを入れる為に男手が集められました。MAGIA不動産部山道さんから施工部長の小堀さんまで応援として駆けつけてくれました。山道さんありがとうございます!野郎どもが集まったらあとは神輿を担ぐのみ!ちょい右右右ストップ!ストップ、もうちょい!そうそうそう!ダメこっち!そうそうそう!あ すみません岩田は現場にいなかったので勝手にセリフつけて遊んでみました。まあでも実際にそんな感じだったみたいです。もはやプルプルしすぎて笑う位の繊細な作業だったとの事です。ご覧ください我が家の本尊にございます。ちなみに後々動かせるように板にキャスターをつけてこいつを乗せたんですが、2秒で折れたとの事。動かせるようの土台探しに現在奔走しております。最後になりますが、このセラーは皆様のご支援がなければ購入できなかった代物です。この場を借りて改めて御礼申し上げます。満タンの勇姿を早くみたいですね!
入る穴がありゃ出る穴もある、いや入る穴がそもそも出る穴なのか、それは良しとして、以前お伝えした配電盤。この配電盤が入り口なのであれば電気の出口に繋がって行く訳ですね。こいつは店内を堂々と走る配線露出配線!こいつの出口はここ。やっとお馴染みのコンセントに繋がりましたね。家庭ではあまりお馴染みではないモノで店舗によくあるものと言えばこちら配線ダクトレール!(通称ハイダク)これは凹の部分に電球をはめればどこでもつけられまっせという代物。モノの配置変わったり、反射が眩しかったり、店主の顏をそんなに照らしたくなかったり、色んな需要で位置を変えられるレールです。大体のお店にありますから、今度注意して見てみて下さい。ここが店舗の室内端っこ、さっきの配電盤から一番遠い部分になります。このケーブルは天井の梁や鉄骨、防音材を潜り抜けもっとも遠くまで到達したケーブルです。ご来店の際には是非ねぎらっていただきたい所でございます。こうして店内の地味ですが重要な設備が揃っていくのでありました。あの黒いやつはスポットライトです。なんかかわいいっすね。
入り口のファサードが そうそう店舗入り口のこのあたりの部分ファサードって言ったりします。意味はググって下さい。このファサード周りどうするかは工事計画当初から結構揉んだ所なんです。出窓みたいになっているここの部分。何しろこれがあるかないかで店内の広さがかなり変わってきます。旧マッキアの閉店~クラウドファンディングの期間を経て導き出した答えは破壊!!そうと決まれば早いもんです。努力は一生、創造は一時、破壊は一瞬です。キレーにくりぬかれております。そこに木枠をはめ込んで入り口の造作をしていきます。店舗入り口の骨組みは中々みられませんよ、社会科見学していってください。今回入り口を破壊した事によって入り口の形を引きなおす事が出来ました。元々のあった部分との境界線が見えると思います。このほんの少しの数十センチの隙間が非常に大事になってきます。入り口ドアの部分がテーブルの角になるのでそこにできた少しの空間が、外側から扉を開けて中に入ろうとした時、逆に中から外に出る時、人とすれ違う時に影響してきます。なのでこの薄い三角形に我々は小躍りしてます。では最後に中からの景色で入り口の景色の違いを見てみましょう。破壊前破壊後うーん素敵!オープンエアー!!開店まであと少し。店主の立つこの位置この視点から、楽しそうに過ごすお客様の笑顔が見れます様、願います!
さて、えらいこっちゃですね。この床は客席側の床面、いつもは養生して作業する所です。いや、養生はしてたんですよ。してたんですが、ぽっと置いた場所からすべり落ちやがったんです。はい いい訳ですね。まずはなんとかしなければなりません。拭いてみました。足で擦ってみました。被害がどんどん広がっている気がする。そうだ!水を撒こう!おお!薄くなっている気がする!!だめだなこりゃ。さあこの床が皆さんがご来店される時にどうなっているのか!!こうご期待!