『スズメバチの巣の丘」。天井裏にスズメバチが巣を作りました。うなるような羽音が始終、聞こえてきます。秋も深まり、巣が空っぽになった頃を見計らって、天井裏に頭をつっこみ巣を撤去しました。スズメバチはもういないとはいえ、彼らの残した構築物にはぞわぞわしました。
『やまぶどうさん』。人形屋ポルに手紙を届ける彼は、頭にカゲロウをのせ、やまぶどうの葉っぱを身につけています。なので『やまぶどうさん』。大きな手紙には日章旗と旭日旗がついています。海軍上がりとも噂される所以です。
『MITTI AUR SONA( 塵と黄金)』。花屋さんに頼まれたポストカードの原画です。右の大きい画面の「テラリウムで花を運ぶ運搬人」が、左の小さな画面の「錬金術師」に花を届けている絵です。スカビオサの丘にいる「蝋のような精霊たち」は、いったい何をしているのでしょうか・・・
『ペイパ島見聞録』。ペイパ島の名前は、「遠くから見たら紙を丸めて捨てたように見える」といった地元の漁師たちの言葉からきています。この地図は、もちろん鳥瞰図ですから上から見ています。ですから、「紙を丸めて捨てたように見える」というふうにはあまり見えません。横から見たら、そのように見えるのかしらん・・・
『ソルニゲル』=「黒い太陽」。丸いプロフィール写真の全体像がこれです。「木になった鼻、もしくは、鼻のような木」に結わいつけられた鉄球を振り回し、煩悩の象徴である「はりぼての家」を叩き壊している図です。両の乳首に黒い太陽の刺青があります。