これまでにパパに会いたいプロジェクトに参加された方々より多くのメッセージを頂いています。 この小さな声をどう最後までお読みください。 2013年12月22日~2014年12月27日 Nさん 「 この度、パパに会いたいプロジェクト支援を受けさせて頂きました。震災後、母子で北海道に避難してもうすぐ3年になろうとしていますが、長く厳しい冬にまだ慣れたとは言いきれません。 今までに経験した事のない寒さや大量の雪の中、ケガや病気のないよう気をつけながら、なんとか生活していくのに必死です。防寒費用も多く掛かる分、経済的に交通費まで出費する余裕がなく、家族揃っての冬のイベントはずっとないままでした。 震災前は毎年クリスマスもお正月も家族で楽しんでいたので、幼い子供が「どうしてクリスマスもお正月もパパと一緒に過ごせないの?今まではずっとそうだったのに、どうして?淋しいよ!」と毎年悲しそうにしているのを見るのが切なかったです。ですが今回この支援を受けられる事になり、北海道での3度目のクリスマスはやっと家族揃って笑顔で過ごす事が出来ました。 大通り公園のイルミネーションやクリスマスイベントを見たりテレビ塔に上ったりと、今までの淋しいクリスマスを取り戻すぐらい楽しい時間を過ごせたと思います。子供にとても良いクリスマスプレゼントを本当にありがとうございました。皆様の優しさに感謝します。 今後もこのような温かい支援があると、子供も親も幸せな気持ちになれますし、とても助かります。同じ地域に避難をしている家庭でも、それぞれ事情や家族構成なども違うので、利用期間や、避難先を訪れる又は被災地に一時帰郷するのどちらでも利用可能というように、融通のきく支援があったら、被災者にとってますます有難い事と思います。 震災から時間が経つにつれ人々の関心も薄れていきがちですが、今後とも子供たちの心のケアの為にもこのような素晴らしい支援が続いて下さる事を深く願っています。この度は本当にありがとうございました。 」
この度はパパに会いたいプロジェクトに参加させていただきありがとうございました。我が家も母子で北海道に自主避難をしてからもうすぐ2年になります。 この間、何とか月に1回は家族で過ごす時間をと思い、月1回週末に北海道との間を行き来する生活を送っています。 私にとっても家族に会うことは、勤務地に一人残って仕事を続ける精神的な支えになっています。二重生活は精神的負担はもちろんのこと、北海道までの交通費等経済的にも大変大きな負担をともないます。 今後もこのプロジェクトが継続され、さらに広がっていくことを強く願っています。今回もほぼ1か月ぶりに家族に会い、楽しい時間を過ごすことができました。 ありがとうございました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ このプロジェクトは皆様の支援金により活動できています。 子どもたちにパパを届けたい・・・ ご協力をお願いします。
2013年11月14日~11月20日 神島さん 母子避難を初めて2年を過ぎました。子供を含めた賠償金も底を付き、かき集められるだけのお金は全てかき集め、実家の親にお金を借りて暮らしています。 幸い、主人が福島で仕事を続けているので収入が減ったりはしていませんが2重生活、子供が父親と会える環境を作るのにはお金がかかります。毎月の交通費も考えると、今までの生活にプラス8万円が掛かっています。お父さんに会いたいプロジェクトを知り、利用できる事になって本当に嬉しかったです。 これ以上避難生活を続ける事は金銭的にきついため、来年3月、子供の幼稚園卒園、小学校入学のタイミングで福島に戻ることにしました。状況は以前と比べれば良くなってるものの、まだまだ安心して子供を外に出せる環境ではありません。でも、こちらの支援のお陰で一番大変な時期は避難できた事を前向きに考えることにします。そうでなければ、家族の絆、子供の心、経済維持が出来ないのです。本当はずっと子供にとって安全なところで、家族揃って暮らしていきたいです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ このご家族は、2011年6月に、福島から北海道へ自主避難されたご家族です。 一緒にフェリーに乗り、札幌の地を目指しました。 そしてその決断を下すまで私は何度もこのお母さんとやり取りをしましたので強く印象に残っています。 当時、リスクを抱えた妊婦さんでした。 札幌でまずは自主避難であっても受け入れてくれる産婦人科を探す事からはじまり、行政支援の内容などを何度もやり取りを重ね、安心できる場所でお子様を生みたいとの希望で、福島から北海道へ避難されました。 そして数か月後、無事に誕生された知らせを受け、つけられた名前に込められた想いに感動し、涙が止まらなかったことを鮮明に覚えています。 みんな地球の子どもじゃんでは、自主避難のアテンドを通じ、その多くは母子避難であることから、子どもたちにパパを届ける活動を5年間行っています。 皆様にご報告するのはそのほんの一部ですが、これから寄せられたメッセージを掲載していきます。 とても小さな声ですが、これが「現実」です。