ブックカフェで花の本を手に取った女性がいました。「仮設住宅では土もないし花を育てることは難しいけれど、家の土地が戻ったら、春になったら何か植えて育ててみたい」その言葉には、未来を見据える希望が込められていました。被災地で暮らす人にとって、未来を語るのは簡単ではありません。次の災害が来るかもしれないという不安や、生活再建の大変さに押しつぶされそうになるからです。それでも「花を育てたい」という小さな願いは、未来を信じる心そのものだと思いました。本は、知識や情報を与えるだけではありません。それは人に未来のイメージを描かせる「種」になります。花を育てる本をめくることが、未来を育む最初の一歩になっていくのです。クラウドファンディング終了まで残り【あと2日】。未来を支える本を届ける活動を、最後まで応援していただけたら幸いです。





