箸の頭を塗る機械です。箸づくりの一番最後の工程です。箸を逆さまにして、下から塗料をチョンチョンと付けます。今は人間の手でセットし、人間が下からチョンチョン…笑(動画は岩多箸店公式Xにて!)この機械がなかなか曲者で、震災前の通常時でも調子のいい時と悪い時がある扱いが難しい機械です。気温や湿度にも左右されますし、そもそも塗料の塩梅も難しくて、うまくいかないときは垂れたり、塗り切れていなかったりします。ひどい時はパーンと塗料が飛んでそこらじゅう…(((´ºωº`)))昔ながらの手塗りもできますが、スピードが断然違います。年間数十万膳生産していた岩多箸店にはなくてはならない重要な機械です。職人さんたちの手作業を助けてくれているこういった特注機械はそもそもとても高い機械なので1台でも買い替えになると大打撃です。。どうにか元気に直ってくれますように。
社長と事務で各種手続きの準備中。書類の山です。これも岩多箸店や従業員のみなさんやご家族の生活を守る為!ハローワーク輪島や商工会議所も非常に混んでいます。きっと市役所もですね。さて、先日北陸電力送配電さんと電気屋さんの立ち合いのもと、漏電していた動力の電気(設備や機械を動かす大きい電力)の修理作業が行われました!大地震によって切れてしまった電線の引き込み作業から故障したブレーカーの交換まで。お隣の建物の倒壊により外壁がむきだしになっているところは漏電が直せない為、その一部分だけ通電させずですが、岩多箸店の残る全ての電力が復旧しました。これで壊れた機械がどうなっているのか見てもらうことができます!また一歩大きく進みました!
岩多箸店の動力用の電気は漏電していて肝心の製造の機械や設備の無事が確認できておりませんでした。社長のご友人の保山朴木地木工所様のご好意で三又の動力用電力を試させてもらえることに!製造の要である箸頭の切断機。設備の中では買い換えたばかりの新しめの機械です。持ち出せるのはこれぐらいで…。もちろん気軽に持ち歩く物でもない為重い重い。。成人男性4人でヒィヒィ言いながら運び、車の中でも付き添いました。精密機械を運ぶにはあまりにも道路がデコボコすぎます。慎重に…慎重に…。切断機の電源が入り、動きました!さすがに通常使用するまでに調整等メンテナンスは必要ですが、重要な機械のひとつが元気に動きました〜!切断機が壊れていたら手切りでと話していましたが、あまり周りに物がない部屋にありましたのでよかった!製造再開への大きな希望です!
工場内の片付けもだいぶ進んできました。地震により派手に倒れまくった出荷部屋の在庫棚ですが、使えなくなって災害ゴミに出したのもありますがまた使えるものは転倒防止のビスを壁に打ち固定しました!ただ、建物自体が歪んでおりどうしても壁と棚の間に隙間があく所も。寄りかかられているお隣の解体が始まると余計歪みは酷くなるそうです。突っ張りタイプなども駆使しつつ安全を確保していきます!余震に気をつけながら、本日も生き残った在庫からお取引先への出荷をしています。輪島市山本町の岩多箸店、未だ断水中です。
お茶碗が欠けたら縁起が悪いと言って買い替える人は多いですが、箸の場合は欠けていたり塗装がハゲていてもあまり気にせず使っている人が多いような気がします。 岩多箸店が箸の製造元として作ってきたお箸は1000種類以上、数々の箸を作り続けてきた岩多箸店が自信をもってご紹介する箸「極上青貝乾漆(ゴクジョウアオガイカンシツ)」。箸は老若男女毎日使うと言っても過言ではありません。極上青貝乾漆箸は持ち手はツヤツヤ、箸先は滑り止め仕上げと機能的。使い心地も良く、見た目はうっとりするほど美しい。どこよりも丁寧な仕上がりと自信を持ってオススメします。砥ぎ出された青貝の美しさは写真より実物がもっと綺麗!反射角度によって貝が七色に光り輝きます。おすすめポイント!①漆塗りは口当たり良く、食事が美味しく感じる。②自然由来のものでできているので、身体に優しい。③漆を塗り重ね、滑り止めの乾漆加工で箸先をカバーしているので丈夫で、つかみやすい。④製作期間が1年以上かかるため、希少性が高い。⑤安心・安全の国内加工品。輪島塗の里で職人が手間暇かけて作り上げる。⑥細かな青貝が鮮やかに光り輝く。 箸先部分を長めのすべり止め仕上げにしてある為、丈夫で滑らない箸です。乾漆粉(かんしつこ)と呼ばれる漆を乾燥させ粉末状にしたもの付けてすべり止めとしております。扱いやすい箸は料理を落としたり掴みにくい等のマイナートラブルが軽減されストレスなく食べることができます。漆塗りの箸は口当たりも良く一度使うとその魅力がわかるはずです。誰でも楽しい食事時間を過ごすことができます。 輪島塗の里、石川県輪島市にある岩多箸店の職人が1年以上もの歳月をかけて作るハイクオリティな箸。漆を塗り重ねた箸に漆で青貝を付け、その上から更に漆を塗り重ねます。完全手作業で塗って乾かしを何度も繰り返し貝を研ぎ出し、艶を上げて仕上げます。輪島の箸づくりは1日、2日でできるものではありませんが、岩多箸店では在庫切れにならぬよう常に主要な工程ごとに途中の箸を作って保管していて、急に商品が長くなくなることがないようにしていました。断水が解消されれば手作業でできる製造工程もあります。たくさんの方が輪島までインフラ復旧の応援に入ってくれていてありがたい気持ちでいっぱいです。今日も感謝を忘れずに過ごします。極上青貝乾漆箸をリターンに選んでくれたみなさま、どうぞ楽しみにしていてください!