港から小学校まで津波でうちあがってしまったゴミ津波で色々流されてしまった物港の中に沈んだシートや、絡まったロープボランティアの方々と地元の人で1日1日歩きながら掃除をしました
蟹谷博樹さんに会ってきました。(右側はキリコの彫刻作家大宮静時さん)ここは珠洲寺家の港。遠くに北アルプスがぽっかり浮かぶきれいな港です。でも、震災の時津波がやってきて、引き波と共に次々とこの港から漁船たちをさらっていきました。3か月たった今でも、町の風景が変わっておらず、震災の生々しさを伝えています。しかし、唯一の光は大切だった祭のキリコが無事だったことです。蟹谷さんはキリコを見ながら今年も祭りをやると言いました。私は励ましに行くどころか、その言葉に勇気づけられて帰ってきました。船が再び戻るように、祭りができるように、祈るとともに引き続き皆様のご協力をお願いいたします。●倉庫の中で無事だったキリコ●相変わらずの蟹谷さんです。
今回は大きな漁船たちの移動です岩場に打ち上がった船砂浜に埋まってしまった船砂浜まで流されて漂着した船船の持ち主と一緒に道路沿いまで移動しましたこんな感じで2、3日かかりましたまだまだ寒いですが出来ることは頑張ってやっていきます
予想以上に冬は長く、天皇陛下も首相も知事もここまでは訪問されません。奥能登までははるか遠く、今年は春もまだです。昨年9月アトリエでの祭りの訪問が夢のようです。初めて見たキリコの大きさ、細部にわたる彫刻や、ピカピカの漆。漆の前で写真を撮る私たちの顔が鏡のようです。そして金箔や立派な絵師の絵。太鼓や美し祭りの衣装。漁師たちの一年の無事を祈る祭りは漁師たちの情熱そのもの。「祭」は神事であり、そこから本来の伝統芸術が生まれるのだと体感しました。能登半島に広がるこの「キリコ祭」。これがなくては町は復興できないと、私たちはぜひこの祭りを守る漁師たちにエールを送りたいと立ち上がりました。
2、3日前にやっと船を切断して トラックに乗せて運んだと連絡がきました今日は船を細かく解体する話し合いをしに上越まで行ってきます