皆様、新年明けましておめでとうございます。1年前のこの日から私たちは大変厳しい日々を過ごしてまいりましたが、今年は気持ちも新たに、一歩一歩前進していければと考えております。そして世界中で困難な状況にある方々に1日も早く平穏な日々が訪れますように。2025年が皆さまにとって素晴らしい1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
慌ただしい年の瀬を迎えておりますが、皆様お変わりありませんでしょうか。本年は私たちの活動に大変大きなご支援をいただき、本当にありがとうございました。改めて心から御礼申し上げます。私たちにとって、今年は元日の16時10分を境に世界が一変した1年となりました。復興は遅々として進まず、さらに9月には豪雨災害が追い打ちをかけるように発生し、あの日から1年という月日が経ったことが信じられない気持ちでおります。そのような状況の中で、こちらのクラウドファンディングを始め、多くの皆様からたくさんのご支援を賜りました。皆様からの暖かいお心遣いが、私たちにとって何よりの大きな力となっております。いただいた御恩に報いるべく、来年はさらなる努力を重ねてまいりたいと存じます。現在全国的にインフルエンザやコロナが流行し、年末には寒波の予報も出ております。皆様どうぞお身体にくれぐれも気をつけて、穏やかで良い新年をお迎えくださいませ。来年は災害や戦禍のない平和な年になるよう祈っております。長年使っていた神棚が壊れてしまったので、今年は仮の神棚を用意して事務所の一角に設えました。
21日から22日にかけて能登地方を襲った集中豪雨により犠牲になられた方へ、心よりご冥福をお祈りいたします。また、行方不明の方が一刻も早く無事に戻られますようお祈り申し上げます。当社社屋は浸水もなく、幸い大きな被害は受けておりません。ご心配いただいた皆様へ厚く御礼申し上げます。能登地区では、場所によっては地震の被害を上回る甚大な被害が出ております。以下の写真は、当社社員が撮影した市内の様子です。こちらは一夜明けた郊外の状況です。そんな状況の中、夜を徹して連日土砂崩れの復旧作業が進められています。本当に感謝です。今回、お取引先様や当社社員の中に深刻な被害を受けた者もおります。元日の地震に続いて再び大きな災害に見舞われ、自然の威力の前に人間の非力さをつくづく感じてしまいますが、本日お客様からいただいた励ましのお言葉、「禍福は糾える縄の如し」を心に留め、前を向いて復興を目指していきたいと考えております。引き続き変わらぬご愛顧のほど、どうかよろしくお願い申し上げます。
今日で地震からちょうど8ヶ月です。輪島市内では各所で解体工事が進められ、壊れた家々は撤去されても、その分更地が増えて歯抜けになった街中の風景に今度は何だか寂しさも感じてしまいます。工房では先日、解体中の倉庫の瓦礫の下から救い出した途中工程の品々を、晴天の下で皆できれいに洗浄して、一つ一つ検品を行いました。中には傷みがひどく廃棄せざるを得ないものもありましたが、残った品はこのあと一旦研ぎ直し、製品として新たな命を吹き込むため塗り工程を進めていきます。一つでも多く救い出せればと思っています。
倉庫の公費解体が進行中です。今週から重機が入り、1階を押し潰していた2階部分が撤去されたので、これまで入れなかった場所の捜索が可能になりました。地震から8ヶ月の間、じっと瓦礫の下で救出を待っていた塗りものをいくつか助け出すことができました!2階部分が撤去され、下敷きになっていた1階の部分に行けるようになりました。壊れたものも多かったですが、箱に守られて無事だった品物をできるだけ拾い出しました。連日大変な暑さの中で解体していただいている作業員の方も一旦手を止めて、一緒に捜索していただきました。この倉庫に収納していた品はほとんど途中工程のものです。きれいに洗浄して傷みをチェックし、無事なものは1段階工程を戻して塗り直します。