輪島塗の復興を目指して | 震災からの復活にお力を貸してください

私たちは石川県輪島市で輪島塗の製造販売を営んでいます。今回の能登半島地震により、工房と店舗、商品に大きな被害を受けました。一緒にものづくりに取り組んできた職人たちも、多くを失い苦境に立っています。輪島塗の未来が危ぶまれる中、工房を再興し輪島塗を未来につなぐための支援を求めています。

現在の支援総額

22,836,000

228%

目標金額は10,000,000円

支援者数

588

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/02/16に募集を開始し、 588人の支援により 22,836,000円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

輪島塗の復興を目指して | 震災からの復活にお力を貸してください

現在の支援総額

22,836,000

228%達成

終了

目標金額10,000,000

支援者数588

このプロジェクトは、2024/02/16に募集を開始し、 588人の支援により 22,836,000円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

私たちは石川県輪島市で輪島塗の製造販売を営んでいます。今回の能登半島地震により、工房と店舗、商品に大きな被害を受けました。一緒にものづくりに取り組んできた職人たちも、多くを失い苦境に立っています。輪島塗の未来が危ぶまれる中、工房を再興し輪島塗を未来につなぐための支援を求めています。

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今日は3月11日、東日本大震災から13年目の日です。あの未曾有の災害が、今年は肌感覚としてより近くに感じる…と言っていいのか、 2ヶ月あまり前の能登半島地震から復興途上の私たちにとって、今年は昨年までとは少し違う気持ちでこの日を迎えています。上の写真は、大規模火災に見舞われた輪島市河井町にて。捜索に参加された自衛隊員の方々は、焼け出されたお家の方が戻られたときのために、焼け跡から取り出した器をこのようにきれいに並べてくれていたそうです。弊社が復元した明治の町家「塗師の家」の焼け跡の前にも、鉄瓶や瓶子などを取り出していただいてありました。悪天候の中での大変な作業に加えて、このような細やかなお気遣いをしていただき、本当に感謝の念に堪えません。鉄瓶は「塗師の家」の茶の間で使われていたものです今回、東日本大震災や阪神大震災、熊本地震など大きな震災を経験された方からのメッセージ、ご支援も数多くいただきました。ご自身も大変な思いをされた方からの暖かいお気遣いは、私たちにとってたいへん大きな励ましとなっております。私たちもいつかこのご恩をお返しできるように、1日1日を大切に努めてきたいと思っています。


筆づくりで有名な広島県熊野町の白鳳堂様から、当社は以前より大きなご縁をいただき、化粧筆の軸の漆塗と蒔絵など、これまでに多くのお仕事をさせていただいております。このほど白鳳堂様より、輪島の皆さんへ、と沢山の化粧筆と蒔絵用の筆を当社宛に贈っていただきました。一昨日当社社長が、化粧筆を輪島市役所の職員組合へ、蒔絵筆は蒔絵組合長の新出さんにお届けしてまいりました。化粧筆をお渡しした市役所の女性職員さんは、こんなにたくさんこんなに良いものを、みんな喜ぶよ!と声を弾ませ、今はあまりお化粧する余裕もないけれど使うのが楽しみです、と喜んでおられました。市の職員さんは皆、地震以来大変な激務を続けておられます。皆さんにとって、とても元気の出るご支援だったと思います。蒔絵用の筆をお渡しした新出組合長は、今後に不安を抱えている職人が多い中、この筆が大きな後押しになる、伝統の技を守り、このご恩に応えなければ、恥ずかしい仕事は出来んなぁ、と気持ちを高めておられました。蒔絵組合長の新出さん(右)と、弊社社長の中室(左)今回のご支援は、この地で立ち直ろうとする私たちに大きな希望を与えてくれました。暖かい励ましをいただいた白鳳堂様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。


地震のひどい揺れで、工房で製作途中だった品や、塗り上がったばかりの品、修理でお預かり中の品などが全て棚から落ち、散乱してしまいました。余震が続く中、品物の安全確保のため急いで拾い集めて箱に収納したため、さまざまな製品が混ざり合ってしまいました。そんな品々を箱から取り出して、一つ一つ状態を確認して記録を取りながら伝票と照合して、元の製造ラインに戻すための作業を続けています。一つ一つ慎重に品物の状態を確認していきますこの後工房での製作が再開したら、キズがついた品は工程を戻して塗り直し、完全な輪島塗としてお客様のもとへお届けできるように製作を進めていきます。チェックした品物を整理してまとめています


皆様のおかげで、1,500万円という大きな金額に届くことができました。本当にありがとうございます。日々復興作業に向かう私たちにとって、皆さまからの暖かいお気持ちが何よりの励みとなっております。不安と逡巡の中から始めたプロジェクトでしたが、予想以上に多くのご支援をいただき、心から感謝申し上げます。プロジェクトはあと残り2ヶ月弱、4月30日までとなっておりますので、さらに幅広くご支援を賜れましたらとの思いから、新たにネクストゴール2,000万円の目標を設定することといたしました。報道ではM7クラスの余震の可能性も指摘されており、安心して暮らせる日はまだまだ遠そうですが、工房では少しずつ仕事の再開に向けて作業を続けています。将来を見据えて今動き出さなければならないこと、解決しておくべきことも見えてきておりますので、悔いのないよう日々努めていきます。皆様からいただいたご恩に報いることができる日を、1日も早く迎えたいと思っております。どうか引き続き、皆様からの暖かいご支援を賜れますようお願い申し上げます。


リターン品の中から、ホットカップをご紹介します。こちらの商品ができたのは1983年、もう40年以上前になります。当時、店内のインテリア、使用する器も全て輪島塗で製作した「漆カフェサロン 花ぬり」を2店舗開設し、そこで使用するためにデザインしました。長年多くのお客様をお迎えしたカフェは残念ながら2011年に閉店となりましたが、ホットカップは今も多くのご注文をいただき、当社のロングセラー商品の一つとなっています。手にも柔らかくなじみ、わずかに反った上縁を口に当てると、なめらかな漆の肌はどこまでも唇に優しく、お茶やコーヒー、ミルクなどどんな飲みものも一段と美味しくしてくれます。名前は”ホット”ですが、もちろん冷たいものにもご使用いただけます。一人で気軽に楽しむことも、お客様のおもてなしにもお使いいただけるカップです。【サイズ】φ77*h72【木地】天然木【塗料】漆塗り


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