4月30日で終了いたしました今回のクラウドファンディングへのご支援、誠にありがとうございました。現在、早速リターン品製作のご手配を進めております。お品物をお申込みのご支援者様へはお届けまでしばらくお時間を頂戴いたしますが、どうか楽しみにお待ちくださいますようお願い申し上げます。このほど弊社ウェブサイトに、リターン品ご不要のコースでお申込みいただき、お名前・ニックネームの掲載をご了承いただいたご支援者様の芳名録ページを作成いたしました。クラウドファンディングご支援者様 芳名録[ 輪島屋善仁ウェブサイトへ移動します ]皆様からの温かいご支援に、あらためて感謝申し上げます。このあとも引き続き復興へ向けた活動を随時ご報告していきます。どうか変わらぬお引き立てのほど、何卒よろしくお願いいたします。
今回のプロジェクトは、4月30日をもちまして無事終了いたしました。皆様からは多大なるご支援をいただき、本当にありがとうございました。おかげさまで、目標を大きく越えるたいへん大きな金額を賜ることができました。能登半島地震による大きな被害を受けて不安と逡巡の中から始めたプロジェクトでしたが、このような身に余るほどのご支援をいただき、本当に感謝の言葉もありません。地震の後のこの4ヶ月間、私たちが何より多く心に感じ、また皆で口にした言葉は「感謝」だったように思います。災害がきっかけとはいえ、このような大きなご支援とお気遣いを賜り、暖かなお心に触れる機会を得たことは、私たちにとって忘れ難い貴重な経験となりました。そして、これは私たちがこれまで何より大切にしてきた 「ご報恩」の念を一層深める契機となりました。もちろん今回の震災では、大切な人を亡くされた方も大勢おられます。そんな方たちの悲しみや辛さにも常に心を寄せながら、今回いただいたご縁を心に留めて、1日も早くこの深いご恩に報いることができるように、これからも更なる精進を重ねてまいります。リターン品、記念品をお申し込みのお客様への品物のお届けにつきましては、 しばらくお時間を頂戴することになり誠に申し訳ありません。工房も少量ながら生産を再開することができましたので、どうか楽しみにお待ちいただきますようお願いいたします。今回皆様からいただいたご支援に、重ねて厚く御礼申し上げます。私たちにとっては元日の地震からあっという間の4ヶ月でしたが、いつの間にか季節は初夏を迎えております。どうか今後も引き立てのほど、何卒よろしくお願いいたします。末筆になりますが、皆様のご健康とご多幸を、心よりお祈り申し上げます。輪島屋善仁
ここ輪島でも桜が満開を迎えています。丘の上にある市内随一のお花見スポット、一本松公園から町を眺めると、瓦屋根にブルーシートが掛けられた家々、マリンタウンに並ぶ仮設住宅の銀色の屋根が見えます。一本松公園より望む輪島市街桜の季節を迎えてようやく工房では上塗りを再開し、これでようやく全工程の作業が復活しました。まだ戻れない職人もおり、下地・研物は仮の作業場なので不便も多いですが、少量でも再び塗りものを作ることができるようになったことは何よりの喜びです。完全な復旧までにはまだ長い時間がかかりそうですが、一歩ずつ進んでいきたいと思っています。このクラウドファンディングも残り半月となりました。どうか最後までご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
日本列島各地から桜の便りが聞こえてきます。ここ輪島でもソメイヨシノがちらほらと咲き始めました。1月から私たちの時間の流れは遅々としたものになっていますが、季節は何事もなかったかのように移り変わり、自然が引き起こしたこの瓦礫の風景の中で、同じ自然が今度はこうして美しい姿を見せてくれています。こちらは「桜蒔絵マグカップ」です。このマグは最初はお客様への特注品としてお作りしたものですが、今では小社の人気商品のひとつとなりました。軽くて持ちやすく、少し反った飲み口は唇に優しく触れ、コーヒーやジュース、また焼酎やビールなどどんな飲みものも美味しくしてくれます。本朱塗りで仕上げ、一枝の桜を金の高蒔絵で描きました。
今日で地震から3ヶ月。改めて、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。市内では少しずつ倒壊した家屋の撤去も始まっていますが、街中の風景は元日とあまり変わりません。工房ではようやく製作を一部再開したものの、社員の半分近くはまだ輪島に戻ることができず、本格的な業務の再開まではまだ当分時間がかかりそうです。また、本来なら今日、新たに工房へ仲間入りするはずだった2名の新卒者も、迎え入れることができなくなりました。本当に残念で、2人にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。塗師の家の跡地に焼け残っていた拭漆の柱ですしかし、今回の災害で多くの皆様からの暖かいご支援、優しいお気持ちに接して、私たちが何よりも大切にしてきた「お客様へのご報恩」の念は、より一層深まったように感じています。季節も巡り、美しい花の季節ともなりました。瓦礫の中を歩いていても、一輪の花に心を癒されます。いただいたご恩をお返しできるよう、今後も一歩ずつ復興に向けて進んでいきたいと思っています。袖ヶ浜にて




