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輪島塗の復興を目指して | 震災からの復活にお力を貸してください

私たちは石川県輪島市で輪島塗の製造販売を営んでいます。今回の能登半島地震により、工房と店舗、商品に大きな被害を受けました。一緒にものづくりに取り組んできた職人たちも、多くを失い苦境に立っています。輪島塗の未来が危ぶまれる中、工房を再興し輪島塗を未来につなぐための支援を求めています。

現在の支援総額

22,836,000

228%

目標金額は10,000,000円

支援者数

588

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2024/02/16に募集を開始し、 588人の支援により 22,836,000円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

22,836,000

228%達成

終了

目標金額10,000,000

支援者数588

このプロジェクトは、2024/02/16に募集を開始し、 588人の支援により 22,836,000円の資金を集め、 2024/04/30に募集を終了しました

私たちは石川県輪島市で輪島塗の製造販売を営んでいます。今回の能登半島地震により、工房と店舗、商品に大きな被害を受けました。一緒にものづくりに取り組んできた職人たちも、多くを失い苦境に立っています。輪島塗の未来が危ぶまれる中、工房を再興し輪島塗を未来につなぐための支援を求めています。

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ここ輪島でも桜が満開を迎えています。丘の上にある市内随一のお花見スポット、一本松公園から町を眺めると、瓦屋根にブルーシートが掛けられた家々、マリンタウンに並ぶ仮設住宅の銀色の屋根が見えます。一本松公園より望む輪島市街桜の季節を迎えてようやく工房では上塗りを再開し、これでようやく全工程の作業が復活しました。まだ戻れない職人もおり、下地・研物は仮の作業場なので不便も多いですが、少量でも再び塗りものを作ることができるようになったことは何よりの喜びです。完全な復旧までにはまだ長い時間がかかりそうですが、一歩ずつ進んでいきたいと思っています。このクラウドファンディングも残り半月となりました。どうか最後までご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。


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日本列島各地から桜の便りが聞こえてきます。ここ輪島でもソメイヨシノがちらほらと咲き始めました。1月から私たちの時間の流れは遅々としたものになっていますが、季節は何事もなかったかのように移り変わり、自然が引き起こしたこの瓦礫の風景の中で、同じ自然が今度はこうして美しい姿を見せてくれています。こちらは「桜蒔絵マグカップ」です。このマグは最初はお客様への特注品としてお作りしたものですが、今では小社の人気商品のひとつとなりました。軽くて持ちやすく、少し反った飲み口は唇に優しく触れ、コーヒーやジュース、また焼酎やビールなどどんな飲みものも美味しくしてくれます。本朱塗りで仕上げ、一枝の桜を金の高蒔絵で描きました。


震災から3ヶ月
2024/04/01 18:51

今日で地震から3ヶ月。改めて、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。市内では少しずつ倒壊した家屋の撤去も始まっていますが、街中の風景は元日とあまり変わりません。工房ではようやく製作を一部再開したものの、社員の半分近くはまだ輪島に戻ることができず、本格的な業務の再開まではまだ当分時間がかかりそうです。また、本来なら今日、新たに工房へ仲間入りするはずだった2名の新卒者も、迎え入れることができなくなりました。本当に残念で、2人にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。塗師の家の跡地に焼け残っていた拭漆の柱ですしかし、今回の災害で多くの皆様からの暖かいご支援、優しいお気持ちに接して、私たちが何よりも大切にしてきた「お客様へのご報恩」の念は、より一層深まったように感じています。季節も巡り、美しい花の季節ともなりました。瓦礫の中を歩いていても、一輪の花に心を癒されます。いただいたご恩をお返しできるよう、今後も一歩ずつ復興に向けて進んでいきたいと思っています。袖ヶ浜にて


中塗作業の復活に続いて、下地塗と研物の作業も始めております。地震前の下地塗と研物の作業場は建物の損壊により使用できなくなったので、以前ショールームだった部屋を片付けて、一時的に作業部屋としました。下地塗に使う漆を調合していますこちらは研物の作業です埃の出る作業もときどきあるので、アルミサッシを改造して即席の換気扇も設置しました。約3ヶ月ぶりに漆の仕事に戻った職人は、最初は手の感覚に若干戸惑いを感じたそうですが、懐かしい漆の匂いを嗅いでいるうちにすぐに取り戻して、以前のように上手く作業ができたそうです。出社できる職人はまだ半分ほどですが、これで最終の上塗以外の塗り工程は何とか復活することができました。上塗も来月には始めることができるように準備を進めています。


地震のあと生産が止まっていた工房ですが、ようやく工程の一部を再開しました。こちらは上塗室です。揺れで損傷した塗師風呂(漆を固化させるために入れる室)を修復し、室内の粉塵をきれいに掃除した後、埃が落ち着くのを待ってから試験的に塗りの作業を行いました。上塗室は温度や湿度の管理が肝心な上に、職人は長年の経験からそこに自らの感覚をプラスして漆の乾き具合を調整します。建物が大きく揺れた上に時間が空いて上塗室の環境がリセットされたので、すぐに最終工程の上塗はせず、途中工程の中塗から始めました。中塗をした品ものの具合を確認していますこの後徐々に感覚を慣らして様子をみながら、上塗も本格的に始めていきます。