地震からもうすぐ8ヶ月となる今日8月20日、ようやく当社の全壊した倉庫の公費解体が始まりました。解体は福井県の業者さんに担当していただくことになりました。作業はまずは屋根瓦の撤去からです。猛暑の中、更に暑い屋根に登って作業していただき本当にご苦労さまです。
地震からちょうど7ヶ月の今日、北陸地方の梅雨明けが発表されました。季節はどんどん巡っていきますが、こちらの復興の歩みはたいへんゆっくりとしたもので、真冬の地震から今こうして猛暑の季節を迎えていることが信じられないような気もいたします。ですが、一歩一歩元の状態に戻していければと思っております。今回は、素晴らしい写真とお料理をご紹介します。こちらは茶寮宮坂(六本木ヒルズ)さんの料理を盛り付けた、弊社の「蓮唐草蒔絵 丸入子重」です。フォトグラファーのKAN KANBAYASHI(神林 環)さんに、美しく撮影していただきました。どうもあリがとうございます!KAN KANBAYASHIhttps://www.kankanbayashi.com茶寮宮坂https://www.roppongihills.com/gourmet_shops/0277.html全国的にひどい暑さが到来しております。皆様どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。
今日で元日の地震からちょうど半年が経ちました。もう1年の半分が過ぎたとは信じられない思いがいたします。報道によると災害関連死を含め県内の死者数は299人に上り、平成以降の地震では東日本大震災、阪神・淡路大震災に次いで3番目の犠牲者数となりました。改めて、犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。倒壊建物の公費解体も輪島市では申請数に対し完了したのはわずか2.6%と、遅々とした歩みになっています。この写真は本社の前、倒壊した商品倉庫です。松葉菊の咲く季節となりましたが、こちらも元日から全く変わっていません。公費解体は申請済みですが、撤去作業がいつになるかは未定です。こちらは工房近くの小学校にて。ここは今も避難所として使われており、児童たちは別の学校に移り、グラウンドいっぱいに仮設住宅が建てられました。半年経った今も多くの方たちが能登に入り、様々な支援活動をしていただいております。この場をお借りして、心から感謝申し上げます。私たちの工房では何とか製作も再開して復興へ向けて歩み始めていますが、元日から時間が止まったままの方もおられるようで、心が痛みます。皆が少しでも前に進んでいけるよう、協力してがんばっていければと思っています。
地震からもう半年が経とうとしています。輪島市内では倒壊家屋の撤去は進んでいるものの、何しろ数が多いので手付かずのところもまだまだ多く、本当に復興は長丁場であることを日々実感しています。弊社の倉庫も公費解体を申請済みですが、いつになるか全くわかりません。そんな中、工房では今月3名の職人が復帰し、ショールームを改造して臨時の作業場を新たに設けました。地震後残念ながら2名の職人が退社となり、住居がないためにまだ輪島に戻れない社員もおりますが、お待ちいただいているお客様に1日も早く品ものをお納めできるよう、皆で力を合わせて製作に取り組んでいます。元ショールームの一角で中塗りの作業をしています上塗師の一人は北海道から戻ってきました自宅で作業していた蒔絵師も工房に復帰しました
地震から5ヶ月、最近は余震も収まり復興へ向けて本腰を入れている最中、今朝震度5強の大きな揺れがありました。こちらでは誰もが元日の悪夢を思い出して、身の危険と恐怖を感じたと思います。県内ではケガ人も出て、輪島市内でも新たに5棟が倒壊したとのニュースが入っています。弊社工房でも若干の被害があり、品物の落下による破損や道具の転倒がありました。また上塗の部屋では新たな雨漏りが発生しました。上塗室は復元に向けて作業中でしたが、工房の稼働が一時ストップしました。再び同程度の地震の恐れもあるとのことで、今後も余震に注意しながら少しずつ復旧作業を続けていきたいと思っています。




