今日で元日の地震からちょうど半年が経ちました。もう1年の半分が過ぎたとは信じられない思いがいたします。報道によると災害関連死を含め県内の死者数は299人に上り、平成以降の地震では東日本大震災、阪神・淡路大震災に次いで3番目の犠牲者数となりました。改めて、犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。倒壊建物の公費解体も輪島市では申請数に対し完了したのはわずか2.6%と、遅々とした歩みになっています。この写真は本社の前、倒壊した商品倉庫です。松葉菊の咲く季節となりましたが、こちらも元日から全く変わっていません。公費解体は申請済みですが、撤去作業がいつになるかは未定です。こちらは工房近くの小学校にて。ここは今も避難所として使われており、児童たちは別の学校に移り、グラウンドいっぱいに仮設住宅が建てられました。半年経った今も多くの方たちが能登に入り、様々な支援活動をしていただいております。この場をお借りして、心から感謝申し上げます。私たちの工房では何とか製作も再開して復興へ向けて歩み始めていますが、元日から時間が止まったままの方もおられるようで、心が痛みます。皆が少しでも前に進んでいけるよう、協力してがんばっていければと思っています。
地震からもう半年が経とうとしています。輪島市内では倒壊家屋の撤去は進んでいるものの、何しろ数が多いので手付かずのところもまだまだ多く、本当に復興は長丁場であることを日々実感しています。弊社の倉庫も公費解体を申請済みですが、いつになるか全くわかりません。そんな中、工房では今月3名の職人が復帰し、ショールームを改造して臨時の作業場を新たに設けました。地震後残念ながら2名の職人が退社となり、住居がないためにまだ輪島に戻れない社員もおりますが、お待ちいただいているお客様に1日も早く品ものをお納めできるよう、皆で力を合わせて製作に取り組んでいます。元ショールームの一角で中塗りの作業をしています上塗師の一人は北海道から戻ってきました自宅で作業していた蒔絵師も工房に復帰しました
地震から5ヶ月、最近は余震も収まり復興へ向けて本腰を入れている最中、今朝震度5強の大きな揺れがありました。こちらでは誰もが元日の悪夢を思い出して、身の危険と恐怖を感じたと思います。県内ではケガ人も出て、輪島市内でも新たに5棟が倒壊したとのニュースが入っています。弊社工房でも若干の被害があり、品物の落下による破損や道具の転倒がありました。また上塗の部屋では新たな雨漏りが発生しました。上塗室は復元に向けて作業中でしたが、工房の稼働が一時ストップしました。再び同程度の地震の恐れもあるとのことで、今後も余震に注意しながら少しずつ復旧作業を続けていきたいと思っています。
4月30日で終了いたしました今回のクラウドファンディングへのご支援、誠にありがとうございました。現在、早速リターン品製作のご手配を進めております。お品物をお申込みのご支援者様へはお届けまでしばらくお時間を頂戴いたしますが、どうか楽しみにお待ちくださいますようお願い申し上げます。このほど弊社ウェブサイトに、リターン品ご不要のコースでお申込みいただき、お名前・ニックネームの掲載をご了承いただいたご支援者様の芳名録ページを作成いたしました。クラウドファンディングご支援者様 芳名録[ 輪島屋善仁ウェブサイトへ移動します ]皆様からの温かいご支援に、あらためて感謝申し上げます。このあとも引き続き復興へ向けた活動を随時ご報告していきます。どうか変わらぬお引き立てのほど、何卒よろしくお願いいたします。
今回のプロジェクトは、4月30日をもちまして無事終了いたしました。皆様からは多大なるご支援をいただき、本当にありがとうございました。おかげさまで、目標を大きく越えるたいへん大きな金額を賜ることができました。能登半島地震による大きな被害を受けて不安と逡巡の中から始めたプロジェクトでしたが、このような身に余るほどのご支援をいただき、本当に感謝の言葉もありません。地震の後のこの4ヶ月間、私たちが何より多く心に感じ、また皆で口にした言葉は「感謝」だったように思います。災害がきっかけとはいえ、このような大きなご支援とお気遣いを賜り、暖かなお心に触れる機会を得たことは、私たちにとって忘れ難い貴重な経験となりました。そして、これは私たちがこれまで何より大切にしてきた 「ご報恩」の念を一層深める契機となりました。もちろん今回の震災では、大切な人を亡くされた方も大勢おられます。そんな方たちの悲しみや辛さにも常に心を寄せながら、今回いただいたご縁を心に留めて、1日も早くこの深いご恩に報いることができるように、これからも更なる精進を重ねてまいります。リターン品、記念品をお申し込みのお客様への品物のお届けにつきましては、 しばらくお時間を頂戴することになり誠に申し訳ありません。工房も少量ながら生産を再開することができましたので、どうか楽しみにお待ちいただきますようお願いいたします。今回皆様からいただいたご支援に、重ねて厚く御礼申し上げます。私たちにとっては元日の地震からあっという間の4ヶ月でしたが、いつの間にか季節は初夏を迎えております。どうか今後も引き立てのほど、何卒よろしくお願いいたします。末筆になりますが、皆様のご健康とご多幸を、心よりお祈り申し上げます。輪島屋善仁