いつも温かい応援の声をありがとうございます。クラウドファンディング終了まで残り..10日となりました。クラウドファンディングを始めて2ヶ月近く。これまでにたくさんの方々からご支援いただき、本当にありがとうございます。改めてスタッフ一同、感謝申し上げます。残り10日となりましたが、もっとたくさんの方に”MIYAYOSHI”の梅酒を知っていただけるように頑張っていきますので、引き続き応援を宜しくお願いいたします!
お世話になっております。プロジェクトオーナーの宮好です。 まだまだ知名度の低い梅の希少種 露茜(つゆあかね)。そんな露茜のお話しです。 宮好農園 春プラムリキュール「MIYAYOSHI」の原料となる露茜は通常の梅より1週間ほど遅れて3月下旬ごろ開花します。つゆあかねの花は、白色で通常の梅に比べかなり密集して咲くのが特徴です。満開になると雪が積もったようにとてもきれいです。つゆあかねは自身だけで受粉ができません。受粉し結実するためには同じバラ科の他の木の花が必要になります。宮好農園では、受粉用の多品種として、南高梅・あんずなどを梅畑の中に一緒に植えてつゆあかねの受粉を促します。あんずの花うまく受粉すると花が落ち残っためしべの根元の子房と呼ばれる部分が徐々に膨らみ果実になります。ここまでくれば、収穫まではあと少し!つゆあかねのお話しでした。続く。
お世話になっております。プロジェクトオーナーの宮好です。 まだまだ知名度の低い梅の希少種 露茜(つゆあかね)。そんな露茜のお話しです。 宮好農園 冬冬はつゆあかねの休眠期になります。実は休眠期の間にやらなければならないことが結構あって、冬は宮好農園にとって忙しくなる季節です。■剪定葉が落ちて枝の込み具合がよくわかるので、この時期に伸びすぎた不要な枝を間引いていきます。■開拓宮好では、あらかじめストックしている苗木を新しい畑へ本植えするために、現在使われていない農地や放置されている山などを買い付けてきれいな畑に仕上げます。雑草・害虫などが少なく気温も低い冬場に開拓作業は行います。■苗植え開拓した畑へストックした苗を植えこみます。苗木のダメージを控えるために、植替えは苗木が休眠中の冬に行います。放置されていた山の土は、しまってとても固いので一度耕運機でほぐしてから一つ一つスコップで植えこむ穴を掘っていきます。これがなかなか腰に来るんですよね。仮植え場から掘り起こした露茜をトラックで運び山へ植えていきます。完成。元気に育ってくれることを祈るばかりです。というわけで、宮好農園の冬はかなりバタバタします。つゆあかねのお話しでした。
お世話になっております。プロジェクトオーナーの宮好です。 まだまだ知名度の低い梅の希少種 露茜(つゆあかね)。そんな露茜のお話しです。宮好農園 秋秋だけに限ってはないのですが、宮好農園の秋は草刈と並行して梅の木に肥料を与えます。梅(梅の木)への肥料は、土壌pHを定期的に測定し、梅の生育に適したpH6~7になるように石灰質資材の量を調整しています。畑ごとに手分けして人の手で肥料をまくのですが、地形によって使用できるかが変わりますが、可能な場合は農業用ドローンを使い、作業の効率化をはかっています。つゆあかねのお話しでした。つづく
お世話になっております。プロジェクトオーナーの宮好です。 まだまだ知名度の低い梅の希少種 露茜(つゆあかね)。そんな露茜のお話しです。宮好農園 夏 宮好の農園では、可能な限り自然の生態系をそのままに草生栽培を行います。草生栽培は主に果樹栽培で取り入れられている手法です。果樹園の木陰に生える草、林の中に生える雑草を除草せず、それらの根を利用して農地の土壌を管理する方法です。生えたままの雑草には、土壌流出を防いだり有機物を補給したりする役割があります。戦後登場した化学農薬は農作業の効率化に貢献しました。しかし化学農薬の毒性による環境汚染などが問題になり、冒頭で述べた「循環型農業」への関心や消費者の「安心・安全」志向の高まりから、化学農薬を用いない栽培方法に注目が集まるようになりました。草生栽培もそのひとつです。草生栽培でよく用いられるイネ科の植物は、光合成によってつくられた糖類を地下の細根に送り、その細根から有機炭素が土に供給されます。土壌中の有機炭素は微生物に分解されにくく、炭素が土壌中に溜まるのですが、この「土壌炭素貯蓄」の機能が世界的に注目されています。環境問題に関連するキーワードに「パリ協定」があります。これは2020年以降の気候変動問題への国際的な協定です。温室効果ガス削減に向けた世界共通の目標として・産業革命以前に比べて、世界の平均気温上昇を2℃より低く保つ・上記に加え、1.5℃に抑える努力をする・温室効果ガス排出量を減少させ、排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとるなどが掲げられています。日本では、農地土壌が二酸化炭素(温室効果ガスの原因)排出源のひとつなのですが、草生栽培によって土壌炭素貯蓄をはかることができれば、二酸化炭素排出量を減らすことができると期待されています。実際に世界でも「フォーバーミル・イニシアチブ」、世界中の土壌炭素を毎年4%(フォーバーミル)ずつ増やそう、という取り組みが始まっています。※ウェブサイトThink and Grow Ricci より抜粋前置きが長くなってしまいましたが・・笑というわけで、宮好では除草剤などの代わりに人の手で雑草の草刈りを行います。植物の発育がピークとなる夏場の宮好農園の仕事は主に草刈りになります。宮好農園の露茜畑の面積は現在、7ヘクタールほど。雑草は夏場は1週間で30cmほども伸びてしまう為、すべての土地の草刈りを終えると、最初に草刈をした畑からまた雑草が伸びてきてしまいます。つゆあかねの育成・病気からの保護・害虫発生の抑止などの目的で雑草が伸び放題の畑はよくないため夏場の草刈りはエンドレスに続きます。つゆあかねのお話しでした。つづく。