【インドに学ぶ!健康的な食で、心身と人がつながって元気になる料理教室】
ammikkal(アンミッカル)は、2018年7月~2024年4月まで、浜松市布橋でテイクアウト専門のインド料理店を営業していました。6年間、できたての日替わりカレー弁当を提供しつつ、30種の冷凍カレー、ハーブティーやスパイスオイル漬け製品を開発し、好評を得てきました。このたび、インド文化や食事を学び実践する料理教室と、冷凍カレーやスパイスオイル漬け等のオンライン通販を主軸とする事業へ転換いたします。
●自己紹介
店主菅沼映里は、長年精神科病院やクリニックで地域生活支援を行う作業療法の仕事に従事しながら、20代に海外旅行で出会ったインド家庭料理やアーユルヴェーダの魅力に虜になり、現地に何度も足を運んで料理や文化を学んできました。はじめは友人に振る舞った料理が好評を得て、浜松市内で出張料理教室や食事会、イベントを開くようになりました。市民交流スペースでの料理教室やケータリングで経験を積み、2018年7月ammikkalをオープン。山と海に囲まれた浜松の海産物、農産物をふんだんに使い、毎食食べても食べ飽きることのない、スパイスを配合して1から作る風味豊かな家庭料理、特にハラル対応やベジタリアン料理を得意としています。
現地で何度かアーユルヴェーダの治療を受ける中で、その哲学には大きく影響を受け、出張料理教室では、スパイスを活用することで、日常の食事が心身の健康維持に役立つことをお伝えしています。また、在学中の留学生や卒業生、浜松市内で働く外国人と日常的に交流があります。精神分野の作業療法士の経験を活かして、履歴書作成や面接練習、生活相談、受診支援等、きめ細やかなサポートを行い、彼らが生きることを応援しています。
●このプロジェクトで実現したいこと
日替わりカレー弁当や冷凍カレーなどを作って販売する中で、私が長年触れてきた「みんながまだ知らないインドの文化」や考え方を、もっと深く、身近にお伝えするにはどうしたらいいか?について常に考えてきました。インドの食養生やアーユルヴェーダから、素材の選び方、身体に負担の少ない調理方法や食事の摂り方、心身を健康にし、生活や人生を豊かにする智慧などをお伝えしたい。そこで、一人一人に丁寧にお伝えできる料理教室が最適だと考え、思い切ってより広い店舗物件を購入し移転することを決断しました。
すでに物件の移転と改装は7割完了し、そうざい製造業等の通販に必要な保健所の営業許可を取得の上、冷凍カレーの製造卸とオンライン通販は少しずつ再開しました。
しかし、前店舗の解体、厨房機器の運搬、排水管の交換、その他店舗運営にかかわる費用が足りません。今回、クラウドファンディングで皆様の力添えをいただくことで、料理教室の準備を整え、完全移転オープンを目指したいと考えております。
●商品・お店が作られた背景や実績
インドの家庭、アーユルヴェーダ病院、ヨガ道場などで味わってきた、素朴で野菜や豆を多用する食事。バラエティに富み、毎食食べても疲れない食事は、インドでは日常的に家で食べられていますが、まだ日本ではあまり知られていません。このような食事を多くの日本人に実際にふれて味わっていただきたいと思いました。加えて、2010年に静岡大学工学部のインド人留学生たちと出会い、日常的に深く交流を重ねたことをきっかけに、2018年大学キャンパス近くにテイクアウト専門のインド料理店ammikkalをオープンしました。 地元の方のみならず、スパイス好きな遠方の方からもご支持いだたいていました。
コロナ禍においては、自宅でも手軽にお店の味を楽しめるように、さまざまな製品開発をし、浜松市内の販売店でも好評を得てきました。また、フレンチレストランや鮨屋等でインド料理のフルコースを提供する企画などで経験を重ねてきました。
<製品取り扱い店舗>ビオあつみエピスリー浜松、メルカート間渕、土の市直売場等
<出張料理>インド人経営者を囲むパーティ料理、ヨガや瞑想ワークショップでのヴィーガンやピュアベジタリアンケータリング、インド伝統音楽のミュージシャンへのケータリング等
ハラルやインドベジタリアンに関する知識と技術によって、最近では某自動車メーカー社員食堂のインド人ベジタリアン向けのメニュー監修をしました。このような背景から、店主は外国人の生活支援をライフワークとしています。
特に医療面で困ることが多いため、浜松市国際交流協会の助成金によって、日本で暮らす外国人が多言語で医療機関を検索するアプリ(ミッケ|多言語クリニック検索アプリ:https://mikke-nippon.com/ch)の開発を行いました。
こういった経緯から、大学や専門学校、高校などで「食の多様性」や在日外国人の医療利用に関する講演経験は多数あります。母国を離れた外国人が安心して働き、長く暮らすためには、食や住環境、コミュニティなどたくさんの課題があります。ammikkalは教育業・飲食業を通じて、日本に住む外国人も、人生を豊かにする仲間として一緒に地域で生きていけるよう、誰もが暮らしやすい社会づくりに貢献していきます。
●私たちの商品・お店のこだわり
多くの日本人が、インドカレーといって思い浮かべるのは「油こってりのカレーとナン」でしょう。今日人口世界一のインドには、地域や宗教、コミュニティ、個人の志向によって、実に多様な食文化が存在しています。 日本ではカレーと言えば「ごはんとルーカレー」というのが定番です。一方、インドの家庭ではひきわり豆のカレー(ダル)を中心に、時々の肉や魚などのカレーやおかず、野菜や豆の煮物、野菜の炒め物、漬物など、バラエティに富んだスパイス風味の料理を、ごはんや小麦粉のパン、雑穀などの主食に併せていただきます。他にもイドゥリーやウップマ、ポンガルといった軽食類やストリートフードは、まだあまり知られていませんが、病みつき間違いなし。
「料理教室」では、スパイスそれぞれの使い方や美味しいカレーの作り方はもちろんのこと、日々の食養生についてアーユルヴェーダの観点からお話しします。渡印による現地での豊富な経験談を交えたインドの食文化や歴史、地理についての話などは、日本人が想像する「インド」と実際の「インド」のギャップに毎回驚く人続出です。連続講座で繰り返し学び、実際に調理することで、料理未経験者でも、知識や技術を楽しく身につけることができます。
インド料理では通常、豆や野菜などに、よくよく火を通します。夏場は気温40度~50度の場所もある暑い国ですので、こうすることで食欲のない時期にも消化しやすい食事となります。ammikkalの「冷凍カレー」は丁寧に調理し、よく煮込んだものを急速冷凍することで、香りと風味を閉じ込めています。単品で食べてももちろん美味しいのですが、ぜひ数種類のカレーと組み合わせて、混ぜて召し上がることをおすすめします。
またammikkalといえば「インドのピックル」。インドでは、レモンや青マンゴーなどの収穫期にそれらを塩、油、スパイスで漬け込んで発酵させた長期保存食品を作ります。弊店では「インドのピックル」という瓶詰めのスパイスオイル漬けを作っています。これは国産の柑橘や青マンゴーを用いて作った発酵食品です。カレーに加えればより本格的な味になります。柚子胡椒のような使い方もできるため、豆腐や納豆、味噌汁など日常の食卓にちょい足しすることで、食卓がより豊かになりますよ。
インドで健康維持のために日常的に飲まれている「AYUSH KWATH」というハーブティも製造しています。浜松産の香り豊かなホーリーバジルにスパイスをブレンドしています。食事のお供に、リフレッシュタイムに飲んでいただけたら嬉しいです。
●リターンについて
ご支援に応じたお礼をご用意いたしました。
●スケジュール
6月 前店舗解体工事終了
7月 クラウドファンディング開始
8月 クラウドファンディング終了、リターン発送開始
11月 新店舗料理教室本格始動
●資金の使い道
前店舗の解体:30万円
厨房器具の運搬:20万円
新店舗の排水工事:約50万円
設備費:125万円
人件費:約50万円
そのほか店舗運営にかかる費用:約50万円
手数料(17%+税):約75万円
●最後に
ammikkalでは、インドで日常的に食べられている作りたての健康的な食事の知識や技術を通じて、皆さんがより自身の心身に関心をもち、交流を深め、豊かな人生を送るきっかけを作りたいと願っています。加えて、この地域に住む人が多様な背景をもつ人々を身近に感じ交流を深めていけるように、それらの文化に触れる特別な場所として、新ammikkalを作っていきたいと考えています。
ammikkalの新たなスタートにご期待いただき、あたたかいご支援をいただけますようお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る応援メッセージをいただきました!⑥
2024/08/07 10:00≪自己紹介≫ 浜松市在住。認定NPO法人クリエイティブサポートレッツのスタッフ。舞台芸術界隈で働いていた頃、レッツの運営する障害福祉施設に遊びに来て「つまらない芝居より面白い」と大いに衝撃を受け、2015年に浜松に移住、現職に就く。現在は、ヘルパー事業所アルス・ノヴァULTRAの主任として浜松のまちで暮らす重度知的障害のある青年たちの生活支援に携わる。≪応援メッセージ≫布橋にあったアンミッカルには、自宅の近所だったこともあって、よくお弁当を買いにいった。おいしいカレーを求めてというのはもちろんのこと、えりさんたちからインドの文化のことを聞いたり、近況を話したり、外国にルーツのある留学生のことを知ったり、そんな店先でのちょっとしたやりとりから、こころとからだにあたらしい風がふくような、喜びやひらめきをもらっていた。わたしが日々関わる障害のある青年の食生活のことを相談したら、いろんなスパイスのことを親身に教えてくれたこともよくおぼえている。 そんなアンミッカルが、あらたにインドの文化と食を学び実践する料理教室を市街地ではじめるという。 わたしたちのまちにはすでにいろいろなひとがいると知ること。そして、そのことを味わい愛であうことができるような場所は、誰もが互いの境界線を越えないように、迷惑をかけないようにと息詰まる社会の中で、とても貴重だ。 アンミッカルがこれからつくりだそうとしているひととひととの交流は、まちにあたらしくいききとした風をふかせてくれるのだろう。 だから、わたしはアンミッカルを応援します。 もっと見る
応援メッセージをいただきました!⑤
2024/07/28 10:00≪自己紹介≫20年ほどインドに通い長期滞在しながら、ヨーガと人間の究極的なゴールを教えるヴェーダを本格的に学び深める。ロルフ&マーシーより、アシュターンガとアイアーンガシステムをゴアで学び、アシタスタントを務める。伝統的なヴェーダーンタの教えをスワミ・パラマートマナンダ・サラスヴァティから学び続けている。全国各地やインドでも指導し、マットの上だけにとどまらない、生き方としてのヨーガに、人生を捧げている。ヨーガがきっかけとなりサーフィンやフリーダイビングも嗜む。・Patagonia Pro・JADEYOGAJAPAN AmbassadorHP: https://namah-shivaya.com/Instagram: https://www.instagram.com/amrita_toshi/≪応援メッセージ≫浜松から世界へ。インドの素晴らしい叡智と文化を紹介され、アーユルヴェーダの知識をもとに南インドスタイルの食を提供しつつ、浜松在住のインド人の方の生活サポートや、スズキの社員食堂の監修など、日本とインドをつなぐ活動を地に足のついた形で体現されているアンミッカルのエリさんがこの度、新店舗オープンのクラウドファンディングをされるとお聞きし、インドの叡智を日本に紹介している一人として、その成功を心から祈り、全力で応援したいと思います!4月に開催した浜名湖畔での『Yoga×South Indian Meals』では素晴らしい食のレクチャーとその経験から紡ぎ出される美味しいミールスを特別に提供してくだいました。人生を豊かに輝かせていくことのできる場所が浜松に新たに誕生することを嬉しく思います。与えられるチャンスを掴み与えるということは、私たち人間の心の成長につながります。是非!この場を使ってみんなで一緒に成長していきましょう! もっと見る
応援メッセージをいただきました!④
2024/07/25 10:00≪自己紹介≫浜松市を中心に50人くらいまでの人の集まるイベントを企画しています。仲良くなりたい人と人を通して、モノを通して、知ってる人が知らない人に教えたり、知らない人が自然と聞けるような場所づくりをしています。≪応援メッセージ≫ 映里さんと初めて出会ったのは、たぶんカレー食べませんかだったと思うのですけど、街中の「黒板とキッチン」さんで紙芝居のようなボードを使ってインドのこと地図を使って行ったところ、友だちのこと、食材のこと、カレーのことを教えてもらいました。 そのうちにテイアウト専門カレー「アンミッカル」というお店ができて、インド人のお母さんがつくるカレーもあったり、ピックルという謎の食べ物があったり、理解するまで5年くらいかかってしまいましたけど、やっとただインドの漬物として美味しくいただいています。 インドの台所ってどんなだろうと教えてもらったのが踊りだけではない「巡りあわせのお弁当」という映画でした。ストーリーより台所、食卓、食堂、レストランの日常の風景を気にしてみました。 浜松市には、静岡大学工学部があって現在留学生の数はだいたい400人です。そのうち約1割がインドからの優秀な生徒さんたちです。よくアンミッカルさんで見かけて、映里さんはお姉さんのようなお母さんのような相談は日常です。どこの人なのか、どういう食生活なのか、宗教上NGな食材、彼らの好きなこと、嫌いなことを丁寧に掬いとる姿にいつも感心しています。 今回のクラウドファンディングは、スパイスの使い方、食材の選び方、食べても疲れない健康的な食を学べる料理教室のためのプロジェクトとお聞きしています。インドで日常的に食べられている健康的な食事のお勉強、個人的にはスタンダードなチキンカレーができたら、友だちに作ってあげたいです。学ぶことで広がっていく食を通しての人と人との豊かな交流ができたらと考えています。勉強家の映里さん、アンミッカルさんの応援しています。 もっと見る
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