北国街道木之本宿を地域の食と本の力で盛り上げようと活動していた5つの団体(郷土料理おもてなし隊・どんぐり・木之本おにぎり隊・TOMOの木・あいたくて書房)がすくらむを組んで2016年から活動を始めました。メンバーは60代から70代中心の元気な発酵オカン達です。それぞれ所属していた団体は、それまで10年以上地道に活動を続けていましたが、だんだんと年をとるごとにパワーダウン。なくなりつつある団体をなんとか互いに協力して拠点を設け継続したい、とその当時地域おこし協力隊だった植田淳平さんにご指導を受けながらクラウドファンディングにチャレンジ。そして見事成功!"湖北きのもと"に女性グループが集結!みんなが主役のBookcafeをつくり隊! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)集まった支援金で築100年の古民家を改修。2016年にブックカフェをopenしました。地元の発酵食と郷土料理をツールにこの木之本の町を子供から大人まで楽しんでもらえるにはどんなメニューがいいか考えました。郷土料理や漬物は朝飯前。味噌汁は自家製味噌。お醤油は地元の醤油屋さんのもの。地元には造り酒屋が2件あり酒粕やみりん粕も手に入ります。地域でとれる栗やサツマイモを使ったチーズケーキなどお菓子も作れる。そして何よりの力は地元で何十年も暮らしてきた人と人との繋がりも強み。「そうだ、法事やお盆に遠方からみんなが集まって食卓を囲み、賑やかに宴をしていた内容でいいのとちがう?」「息子や娘はふるさとの味や、といって喜んでくれるし、それが私たちらしいし喜んでもらえる!」と意見が一致。ご提供するランチのメニューは「湖北の食卓ランチ」。毎月メインメニューを2種類用意しお客様にチョイスしてもらいます。メインメニューと郷土料理と発酵漬け物とお汁が付きます。ランチ以外も漬物、味噌ワークショップ、イベント出店、漬物即売もしています。現在、今までのテレビ出演やSNSからの情報で、滋賀県内外からリアルな地元のおいしさを求めて連日予約が入ってきます。「すくらむさん、がんばってね」「今日のお弁当おいしかったよ」と褒め言葉がパワーの源の元気なオカン達です。【bookcafeすくらむ】〒529-0425 滋賀県長浜市木之本町木之本1312−2営業日はInstagramをご確認下さい。Instagram:https://www.instagram.com/book_cafe_sukuramu/
先月末は、この書籍出版プロジェクトを関東の方に知ってもらうために、東京ビックサイトで開催された「GOOD LIFE フェア2024」に出店してきました。(10/25~27)その様子を振り返りレポートします。同フェアでは、CAMPFIREの特設エリアに参加しました。私たちのブースでは、大きな発酵オカンのタペストリーや発酵しんぶんのパネルなどで書籍の世界観を表現しました。「発酵オカン」という看板の文字や存在感大のオカンの写真を前に、「これはなに?!」と立ち止まってくださる方が多かったです。来場の方には、発酵オカン特製の「木之本漬け(奈良漬け)」と「乳酸発酵のしば漬け」を木之本(滋賀)から持参し、試食としてご提供しました。「奈良漬けは苦手だけど、これは食べやすくておいしい」「このしば漬けは乳酸発酵のおいしさがわかる」など大好評でした。ご興味を持ってくださった方には、「発酵しんぶん」をお渡ししました。これまでの発酵食の継承に取り組む活動についてや書籍化への想いなどを伝えると「応援している!」と声をかけてくださる方も多く心強く感じました。今回のイベントでは、たくさんの発酵好きの方と交流できたことがうれしかったです。多くの方に私たちを知っていただき、SNSやラインなどでつながってくださり、クラファンのスタートに相応しい機会になりました。クラウドファンディングが始まって早10日。終了は来年の1月12日です。まだまだ始まったばかりの挑戦。出版は来年の秋頃を予定しています。出会ってくださった皆様には、約1年の制作期間を一緒に見守ってもらえるとうれしいです。