地域の発酵食の継承に取り組む、我ら「ツボのソコ」が企画したイベント「滋賀・オカンの発酵サミット」が先日14日に無事終了しました!高齢化や生活様式によって食卓の風景も変わり、地域の郷土料理を継承する人が減ってきています。この課題に対して、2019年から課題に取り組んでいたツボのソコですが、個々での発信ではまだまだ弱いと感じ、同じような思いを持った方々が、点での発信から面で発信をしていくことで、より多くの方に発酵食の良さを知ってもらえるのではないかと思い企画したのがこの取り組みです。3月はオカン達と高島市の畑漬けの視察に。3月「勝手に『発酵姉妹都市』締結〜高島市編〜」 | | サバイブユートピア参加できなかったという方の為に、アーカイブで当日の様子をこちらに記載させて頂きます。トークセッション米原の発酵レジェンド「丸本愛子さん」、長浜「Bookcafe すくらむ 発酵オカン」、司会進行は日本酒ガールこと松浦すみれさん。自己紹介からはじまり、秘伝のレシピの紹介や、発酵の事についてなどなど、参加者の皆さんも興味深く聞いておられました。中には自分で作ってきた味噌の味見をしてほしい!なども。無事調印式も終わりましたまずは米原と長浜市で。発酵食・米・地酒を味わう最後にご参加のお客さまも「発酵食大好き!」という方や「味噌や漬物を作っている」という方が多く、相席になったお客さま同士も発酵話に花が咲いているご様子で、とっても和やかな会となりました。横のつながりも生まれ、来年は他地域との姉妹都市宣言も締結できそうです。発酵好きな皆様とも今後も何かご一緒できたら..と思います。引き続きよろしくお願いします!クラウドファンディングも残すところ25日となりました!お知り合いの方に発酵好きな方、滋賀が地元の方などいらっしゃいましたらこちらのプロジェクトおススメしていただけると嬉しいです!ツボのソコ一同
ツボのソコ初期メンバーのハッピー太郎さんから応援コメントを頂きました!------------今は発酵に関する仕事をしている私ですが、そのきっかけは間違いなく木之本の冨田酒造に勤め、蔵の近くに住んでいたときに出会った郷土食やそれを作る人たちと出会ったことです。ニシンの糀漬けとか鮎のへしことかぜいたく煮とか、それまで「ラーメン、ハンバーグ、カレー」が大好物の私が、「食べるってどういうことなんだろう」と考え直すことになります。その中で私が作り始めたのが「鮒ずし」でした。その鮒ずしを地域の人たちに食べてもらって初めて「仲間」「同志」として受け入れられた感覚があります。発酵を通してつながっていく人の深い縁。その魅力に取りつかれ、今では私の事業のテーマが「発酵でつなぐ、しあわせ」なのです。勉強していくと、日本の発酵文化は「その土地で恵まれたものが何よりの宝である」ということを静かに語っています。一方、時代は「必要な素材を吟味して世界中から取り寄せられる」。マーケットを求めるならそれは必要なことです。しかし人としての幸せはどうでしょうか。刺激はあるがどこか空虚に感じることもなくもない。そういう意味で、この「発酵オカン」の出版は、人としての幸せは本来足元にあることを知っている人たちが、未来へ繋ぐバトンなのだと思います。心より応援しておりますし、これからも発酵事業者として関わり続けたいと思います。
こんばんは、ツボのソコです。発酵オカンのプロジェクトは出版だけではありません。発酵食の継承の為にイベント企画もしています。本日は12月14日にオカンのホームグラウンド木之本で開催する企画のお知らせになります。滋賀・オカンの発酵サミット概要※30名を超えた時点でキャンセル待ちとさせて頂きます。開催日:2024年12月14日(土)時間:11時~14時(10:30開場)料金:3,000円(現地払い)定員:30人会場:日吉座(長浜市木之本町木之本1240 )JR木ノ本駅から徒歩10分詳細・トークイベント 11時~12時・各地の発酵食を食べられるイベント限定の「発酵ランチ」12時~13時>各地の地酒と飲み比べ・各地の発酵食をテイクアウトできる「発酵マルシェ」13時~なくなり次第終了 -------------------------------------ゲスト・米原市 まんまる日和 丸本愛子さん・高島市 棚田ハウス 橋本昌子さん ・長浜市 Bookcafeすくらむ【申し込みフォーム】https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSexiY0Jxf2VFJ5OGrF7erjDyrUlywZWwzURLPg4QhaA2QBMvA/viewform最後にプロジェクトについてです。100万円を達成することができました、ありがとうございます!引き続き目標に向かって頑張ってまいります。みなさまのまわりに発酵好きな方、漬け物好きな方、地方が好きな方、本が好きな方などなど、いらっしゃいましたら、ぜひこちらのページをシェアしていただけると助かります。
「紙の本をつくる意味」って、きっとあると思うんです。書籍『発酵オカン』は「もの」として読者の本棚に、傍に、居続ける本にしたいと思っています。こんにちは、元製本屋の"よめ"です。今回のプロジェクトでは、オカン・ツボのソコ・クリエイター・製造現場・出版社、そしてファンをつなぐ役目を担当しております。11月25日、ツボのソコメンバーと共に、今回印刷をお願いする「藤原印刷」さんを訪ねて長野・松本を訪れました。まずは印刷現場の見学から。どんな工程を経てどんな人が関わって印刷物ができるのか、本ができあがるのか。これをぜひ、著者側にも見て知ってほしかったんですね。きっと、知っているのと知らないとのでは、出来上がりが違うと私は考えています。工場見学が終わると、藤原印刷さんのたくさんのこれまでの実績の本が飾ってあるお部屋で『発酵オカン』本のイメージを膨らませます。紙はこんな感じがいいんじゃない。自分のイラストにはこんな風合いで、こんな地色の紙を合わせたい。あえて空白の後に伝えたいワードを入れるっていいよね。余白が重要かも。この写真に霧がかかった感じ、木之本っぽい。写真のページはこんなイメージで刷りたい。出てくる出てくる!笑私としては、しめしめです。きっと今回の視察がなかったら、ここまで『発酵オカン』の本に対して、著者側もイメージを持てていなかったと思います。コンテンツ(本の中身)だけではなく、これこそが、「もの」としての本をつくる意味だと私は思っています。書籍づくりはまだまだ始まったばかり。今後も制作に関する活動報告もこちらで続けていきたいと思います。もし、皆さまの中で「こんなのがいいんじゃない?」なんてアイデアがございましたら、よめまでお知らせください。私たちは、書籍『発酵オカン』は「みんなでつくる」本だと考えています。そのみんなは、チームだけではなく、ご支援いただいた皆さま、関わってくださっている皆さま、巻き込まれてしまった皆さま(笑)含め「みんな」です。きっと、そうやって生み出された本は、いつまでも「みんな」の傍らに居続けられる本になるのではないでしょうか。これからの『発酵オカン』も、お楽しみに!
北国街道木之本宿を地域の食と本の力で盛り上げようと活動していた5つの団体(郷土料理おもてなし隊・どんぐり・木之本おにぎり隊・TOMOの木・あいたくて書房)がすくらむを組んで2016年から活動を始めました。メンバーは60代から70代中心の元気な発酵オカン達です。それぞれ所属していた団体は、それまで10年以上地道に活動を続けていましたが、だんだんと年をとるごとにパワーダウン。なくなりつつある団体をなんとか互いに協力して拠点を設け継続したい、とその当時地域おこし協力隊だった植田淳平さんにご指導を受けながらクラウドファンディングにチャレンジ。そして見事成功!"湖北きのもと"に女性グループが集結!みんなが主役のBookcafeをつくり隊! - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)集まった支援金で築100年の古民家を改修。2016年にブックカフェをopenしました。地元の発酵食と郷土料理をツールにこの木之本の町を子供から大人まで楽しんでもらえるにはどんなメニューがいいか考えました。郷土料理や漬物は朝飯前。味噌汁は自家製味噌。お醤油は地元の醤油屋さんのもの。地元には造り酒屋が2件あり酒粕やみりん粕も手に入ります。地域でとれる栗やサツマイモを使ったチーズケーキなどお菓子も作れる。そして何よりの力は地元で何十年も暮らしてきた人と人との繋がりも強み。「そうだ、法事やお盆に遠方からみんなが集まって食卓を囲み、賑やかに宴をしていた内容でいいのとちがう?」「息子や娘はふるさとの味や、といって喜んでくれるし、それが私たちらしいし喜んでもらえる!」と意見が一致。ご提供するランチのメニューは「湖北の食卓ランチ」。毎月メインメニューを2種類用意しお客様にチョイスしてもらいます。メインメニューと郷土料理と発酵漬け物とお汁が付きます。ランチ以外も漬物、味噌ワークショップ、イベント出店、漬物即売もしています。現在、今までのテレビ出演やSNSからの情報で、滋賀県内外からリアルな地元のおいしさを求めて連日予約が入ってきます。「すくらむさん、がんばってね」「今日のお弁当おいしかったよ」と褒め言葉がパワーの源の元気なオカン達です。【bookcafeすくらむ】〒529-0425 滋賀県長浜市木之本町木之本1312−2営業日はInstagramをご確認下さい。Instagram:https://www.instagram.com/book_cafe_sukuramu/