図書館のもう一つの目的について、書こうと思います。しがまち図書館をつくりたいと思ったとき、「まちづくりに興味ある人が来る場所にしたい」というのはずっとありました。でも実はもう一つ、大事にしたいことがあって。それが「まちの困ったことを集める」ということです。リアルなまちの困ったことが集まる場所を創る。しがとせかい株式会社でやっていく仕事の中で、ずっと頭にあることがあります。滋賀でいろんなことをやっていくとき、地域の課題ってどうやって集めるんだろう、ということ。「課題を考えよう」って言っても、それはなんとなく想像で考えた話になりやすいです。アンケートをとっても、ぼんやりとした答えが並ぶことが多い。でも本当に必要なのは、誰かの具体的な「これ、困ってるんですよね」という声だと思っています。誰か一人のリアルな困りごとは、実は同じように困っている人がたくさんいるサインだったりする。だから、しがまち図書館ではこんなことをやろうと思っています。本を借りるときに、一枚の紙に書いてもらう。「自分が困っていること」「こうなったらこの街もっと良くなるのにな、ということ」。個人情報は一切不要で、ただその人が今感じているリアルな声だけを。それをインターネット上に集めていくことで、滋賀の街の課題データベースみたいなものができていく。(紙に書く形式とデジタルで行う方法も考えています)本を借りる人が増えれば増えるほど、滋賀の課題は具体的になっていく。そしてそのデータが積み重なったとき、地域で何かをやりたいと思っている人にとっての「刺さる情報」になると思っています。「これ、自分だったらできるかも。」「これ、やりたいと思ってたやつだ。」そういう人たちが、具体的な課題と出会えるキッカケをつくりたい。図書館で本を借りるという行為が、まちをよくするための小さな一歩になる。そんな仕組みを、しがまち図書館の中に入れていきます。まちの課題や困ったことを起点に、滋賀で新しいチャレンジする種を生み出していく。「誰かの困ったを誰かが解決する」。そんな場所を、守山市から、滋賀県に波及して県外まで広げて行います。




