水口を旅立ったラッピングピアノは、無事にアル・プラザ野洲へ。「ラッピングピアノの旅」2カ所目のスタートでした。その数日後、一本の連絡が入りました。大人のピアノ生徒さんからです。「実は…野洲に行ってピアノを弾かせてもらったんですが、譜面台に置いてあった“演奏者の皆さまへのお願い”のパウチを間違えて持ち帰ってしまって…」声のトーンから、**“しまった…”**という気持ちがまっすぐ伝わってきました。もちろん、責める理由なんてひとつもありません。むしろ——それだけ自然に、そこに“弾いていいピアノ”として溶け込んでいた証拠。「大丈夫ですよ。僕が代わりに野洲へ返しに行きますね。」そう言って、私は野洲へ向かいました。そして、そこで目にした光景。ピアノの前に、一人の方が立ち止まっていました。弾くでもなく、写真を撮るでもなく、ただ、しばらく見ている。ラッピングの色。鍵盤。ピアノの周囲の空気。しばらくして、その方はそっと腰を下ろし、一音、また一音と、とても静かなテンポで弾き始めました。上手いとか、間違っていないとか、そういう次元ではありません。「ここに来た理由が、そのまま音になっている」そんな演奏でした。途中で小さな子が近づいてきて、音に合わせて身体を揺らす。それを見て、演奏者が少しだけ微笑む。誰も何も指示していないのに、そこに小さな“場”が生まれていました。私は、パウチを元の位置に戻しながら思いました。このピアノは、「弾いてもらうため」に置いているのではない。立ち止まってもらうため感じてもらうため誰かの中に、何かが静かに芽生えるためそのために、この旅をしているんだと。支援者のみなさまへ。水口から野洲へ。ラッピングピアノは、確かに移動しました。でも、そこで起きているのは単なる“設置場所の変更”ではありません。・情報を聞きつけて、足を運んでくれた大人の生徒さん・うっかり持ち帰るほど、自然に触れてくれた様子・音に足を止めた見知らぬ誰か・音に引き寄せられた子どもその一つひとつが、このプロジェクトが「動いている証拠」です。写真も、返却の様子の動画も、その“途中経過”として記録しています。この旅は、まだ続きます。そして次の場所でも、きっとまた、想像していなかったドラマが生まれるはずです。ご支援本当にありがとうございました。
次のまちへ──ラッピングピアノ、野洲へ旅立ちました(活動報告|2026年1月5日)2025年12月8日より約1か月間、平和堂アル・プラザ水口に設置されていたラッピングピアノは、1月5日(月)、無事に次の設置場所である 平和堂 アル・プラザ野洲 へと移動しました。その日の水口店では、ラッピングピアノ設置期間の締めくくりとして、特別なイベントが開催されました。◆ 音とアートが響き合った、最後の一日1月5日、アル・プラザ水口 1階「太陽の広場」では、専門店であるイシオカ楽器様のご協力のもと、音楽教室の生徒さんによる**マラソンコンサート「ON STAGE」**が行われました。午前・午後の2部構成、約3時間にわたるプログラムには、約50名の子どもたちと先生方が参加し、約250名のお客様にご鑑賞いただきました。社会福祉のお子さまが自由に描いた絵をもとにデザインされたラッピングピアノは、会場全体をやさしく、そして華やかに彩り、日常のお買い物空間に自然と「立ち止まりたくなる時間」を生み出していました。◆ 「表現するよろこび」が連鎖する空間小さな手で一音一音を大切に奏でる子どもたちの姿。その一人ひとりに寄り添い、声をかけ、励ましながら支える先生方の姿。年齢や演奏経験に応じて構成されたプログラムは、演奏者にとっても、聴く人にとっても、「自分を表現する楽しさ」を実感できる時間となりました。司会者の方からは、「ラッピングピアノの旅」の目的や背景についても紹介いただき、音楽・アート・社会福祉がひとつにつながる取り組みとして、多くの方にその想いが共有された一日となりました。◆ そして、次のまちへこの感動と余韻を胸に、ラッピングピアノは同日、アル・プラザ水口を出発し、アル・プラザ野洲へ無事搬入・設置されました。若者が描いた「色」と「物語」は、また新しいまちで、新しい出会いを待っています。ピアノを中心に生まれる小さな輪が、これからどんな風景をつくっていくのか──その旅は、まだ続きます。◆ 改めて、感謝を込めてこの一連の取り組みは、ご支援くださった皆さま、ご協力いただいたイシオカ楽器様、アル・プラザ水口様、関係者の皆さまの温かなお力添えによって実現しました。心より御礼申し上げます。引き続き、「ラッピングピアノの旅」を温かく見守っていただけましたら幸いです。――未来を奏でるピアノ実行委員会
皆さまの温かいご支援によって実現したラッピングピアノが、昨日 12月8日(月)16:00、ついに平和堂 水口店・セントラルコート「海の広場」へ設置されました。制作から運搬、設置までのすべての工程を経て、ようやく地域にお披露目する瞬間を迎えることができました。そして同時に、ご支援者のご芳名パネルも設置いたしました。ひとつひとつのお名前に込められた応援の気持ちを、胸いっぱいに感じる時間でした。◆ ピアノが置かれた瞬間に「物語」が始まりました音の最終チェックのため、軽く鍵盤を鳴らしていたその時です。背後からそっと気配を感じて振り向くと、数人の子どもたちがじっとこちらを見つめていました。目はまっすぐピアノへ。「弾いてみる?」と声をかけると、おそるおそる近づいて、ポロン…と鍵盤を鳴らす子。その姿を見て、またひとり、またひとりと、吸い寄せられるように子どもたちが集まってきました。まるで、このラッピングピアノが“色と音で人を惹きつける力”を最初の瞬間から見せてくれたかのようでした。可愛いピアノの前に人が集まり、音が生まれ、笑顔が生まれ、そこに小さな輪ができていく。――この光景を見た時、「あぁ、本当に始まったんだ」と胸が熱くなりました。◆ 改めて、心からの御礼をこのピアノが無事に地域へ旅立てたのは、支援してくださった皆さまのおかげです。若者が描いた「色」と「物語」は、この瞬間から地域の中で生きはじめました。ぜひ、実際に会いに来てください。そして、子どもたちのように鍵盤に触れ、音と色が混ざり合う世界を感じていただけたら嬉しいです。これからも巡回設置の様子や、ピアノが生み出す小さな奇跡をお届けしてまいります。引き続き温かく見守っていただければ幸いです。――未来を奏でるピアノ実行委員会
この度、皆さまからの温かいご支援によって実現した若者デザインによるラッピングピアノが、ついに完成しました。制作現場では、若者の 「誰かの心に届くピアノにしたい」 という想いを込めて、ラッピングを進めてまいりました。 貼り込み作業も無事終了し、今日ここに “未来を奏でるラッピングピアノ” が誕生しました。◆最初の設置場所が決定しました12月8日(月)に、平和堂 水口店に設置されます。ここが「ラッピングピアノの旅」の出発点となります。このピアノは今後、約10か月かけて平和堂 6店舗を巡回していきます。 地域の多くの方に、若者の心のこもった表現に触れていただける機会が広がります。◆プロジェクト名「ラッピングピアノの旅 〜 見える音、聴こえる色 〜」音が色になり、色が音になるという、一見矛盾するワードの中に込められた 深い心の表現を地域の皆さまに届けたいという願いを込め決定しました。◆最後にここまで来られたのは、ご支援者お一人おひとりの想いが 背中を押してくださったからです。 心より御礼申し上げます。ぜひ、実際にこのピアノを見に来てください。 若者たちの「色」と「物語」が、きっと皆さまの心にも届くと思います。これからも進捗を発信してまいります。 引き続き温かく見守っていただければ幸いです。――未来を奏でるピアノ実行委員会
「未来を奏でるピアノプロジェクト」は、11月10日をもちまして、無事に終了いたしました。最終的に 37名の方から総額376,500円 のご支援をいただき、当初の目標を大きく上回る結果となりました。心より感謝申し上げます。今回のプロジェクトは、困難を抱えながらも未来を見つめて日々葛藤する子ども・若者が“誰かの役に立てた”という実感を得るため、ラッピングピアノ「Wrapi®」のデザイン制作~ピアノ設置を通して社会とつながることを目的にスタートしました。皆さまからいただいたご支援は、若者たちの制作費、設置・運搬・調律などの活動資金として大切に活用させていただきます。クラファンは一旦の区切りを迎えましたが、ここからが本当のスタートです。これからいよいよ、設置予定のショッピングセンターとの打ち合わせに入り、夢の実現に向けて準備を進めてまいります。この活動を通して、音楽をきっかけに人と人がつながり、誰もが立ち寄って笑顔になれる場所をつくる――そんな未来を、滋賀から全国へと広げていきたいと思います。皆さまからの温かい応援とご支援に、心より御礼申し上げます。これからの歩みも、どうぞ見守ってください。






