去る4月12日、平和堂あどがわ店にて、チャレンジコンサートを開催いたしました。この日のオープニングを飾ってくださったのは、高島市少年少女合唱団の皆さんです。会場いっぱいに響く子どもたちの歌声は、買い物に訪れた方々や、足を止めて聴いてくださった皆さまの心をやさしく包み込んでくれました。そして、この日のステージには、私たちにとって特別な意味がありました。合唱団のメンバーの中に、今回のラッピングピアノ「Wrapi(ラピ)」のデザインに関わってくれた女子生徒さんがいたのです。自分が制作に関わったピアノ。そのピアノの音に乗せて、自分自身が歌う。それは、ただの演奏会ではありませんでした。「つくること」と「奏でること」。「誰かのために関わったもの」が、今度は自分自身の表現を支えてくれる。そんな大切な循環が、目の前で生まれた瞬間でした。客席には、地域の方々、子どもたちを見守るご家族、そして偶然その場に居合わせた方々の温かなまなざしがありました。歌声とピアノの音色が重なったとき、このピアノが本当に地域の中で歩き始めたのだと、強く感じました。このプロジェクトは、困難を抱える子ども・若者たちが、制作を通して「誰かの役に立てた」という実感を得ることを目指して始まりました。今回の場面は、まさにその想いが形になった一日でした。ご支援くださった皆さまのおかげで、このピアノは完成しただけでなく、地域の中で音を奏で、人と人をつなぐ存在になっています。皆さまのご支援が、子どもたちの歌声となり、会場いっぱいの感動となって広がりました。心より感謝申し上げます。これからも「未来を奏でるピアノ」は、地域のさまざまな場所で音を届けながら、子どもたちや若者たちの小さな自信と希望を育むきっかけになっていけるよう、活動を続けてまいります。





