こんにちは、監督の古新です。新年度が始まりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。私のほうは、映画『ギブ・ミー・マイライフ!』の実現に向けて、連日、多数の打ち合わせと取材、セミナーでの勉強会や脚本制作に向き合う日々を送っています。今後の本作の指針については、また改めてご報告できればと思います。そんな中、昨日は『ギブマイ』プロデューサーの小島希美とともに、トー横キッズを題材にした映画『炎上』の公開初日を観に行ってきました。率直な感想としましては、古新自身がこれまで取材してきたトー横の現実が、非常に忠実に、そして真正面から描かれていました。この物語の骨格は、私が『ギブ・ミー・マイライフ!』の初期段階で最初に描こうとしていたストーリーと、驚くほど重なる部分がありました。だからこそ、『炎上』が描いた世界には強い説得力がありました。題材の切り込み方はもちろん、森七菜さんの演技力、映像美、作品全体の緊張感はとても素晴らしく、大きな刺激を受けました。一方で、私が『ギブ・ミー・マイライフ!』を、この物語にしようとしなかった背景には、いくつもの理由があります。その一つには、当事者の子どもたちを、「かわいそうな存在」「哀れな存在」としてだけ描きたくなかったからです。トー横や大阪のグリ下の子どもたちの現状は大変過酷です。ですが、その周囲には、子どもたちの存在を信じている実に多くの大人たちが存在します。子どもたちの可能性を信じる活動家、応援や伴走をする人、自立して生活できるよう支えてくれる団体など。子どもたちの悲惨な現状だけを発信するのではなく、子どもたちを取り巻く大人たちの存在や社会の構造まで含めて描いていくこと。そして、子どもたちが人生を諦めずに歩んでいくには何が必要なのかを問いかけること。それこそが『ギブ・ミー・マイライフ!』の大切な使命だと、私は考えています。そういう意味でも、『炎上』は、『ギブマイ』で描こうとしている世界の背景を見つめる上で、とても貴重な作品でした。『炎上』の描写はかなり踏み込んでいて、リアルさゆえに好みが大きく分かれる作品かもしれませんが、この作品を産み出された製作陣には心より敬意を表します。この作品から大きな刺激をいただき、あらためて『ギブ・ミー・マイライフ!』を製作していく使命を強く感じています。まだまだ本作の道のりは大変長いですが、引き続き、全身全霊で本作に向き合ってまいりますので、温かく応援していただけましたら幸いです。そして、みなさんが新年度、ますますご健勝されていきますことを心より祈っております!映画『ギブ・ミー・マイライフ!』:https://givemy.jp/





