能登に“暮らしの安心”を届けたい。

被災の爪痕と人口流出に揺れる能登・志賀町で、地域の働く人・暮らす人を支える訪問看護ステーションを立ち上げました。訪問看護を必要とされるすべての方に対応するための看護スキル習得。車両・機器導入・職場づくりにご協力ください。

現在の支援総額

80,500

4%

目標金額は2,000,000円

支援者数

5

募集終了まで残り

26

能登に“暮らしの安心”を届けたい。

現在の支援総額

80,500

4%達成

あと 26

目標金額2,000,000

支援者数5

被災の爪痕と人口流出に揺れる能登・志賀町で、地域の働く人・暮らす人を支える訪問看護ステーションを立ち上げました。訪問看護を必要とされるすべての方に対応するための看護スキル習得。車両・機器導入・職場づくりにご協力ください。

「それが当たり前の暮らしだった」いつも温かい応援をいただき、本当にありがとうございます。先日、高齢の方が静かにこう話してくださいました。震災前は、年末になると家の大掃除や迎え入れの準備で忙しくしていたこと。ご親族が帰省し、食卓を囲むのが毎年の楽しみだったこと。「それが当たり前の暮らしだった」と。しかし震災でご自宅は住めない状態に。避難所を経て今は公営アパートに住まわれているそうですが、それも当初の約束では来年春まで。避難所から出ていくよう言われ 行先がないと申し出、案内されたのが今のお住まい。本当は1階を希望していたけれど空いていたのは2階だけ。階段を休み休み上り下りしながら、「病院も薬もお金がかかる。散歩も1時間できていたのに今は20分で足が痛む」と、「年をとって働けないのに、次の住む場所をどう探せばいいのか分からない」と、不安をこぼされました。さらに、唯一のお話し相手だった住人の方が施設に入所され、「自分もいずれ同じ道なのかなと思うと、さみしい」と涙を浮かべていました。——こうしたご相談や声は、決して特別ではありません。能登のように高齢者が多い地域では、全国大都市の震災モデルと同じ仕組みでは、暮らしを守りきれない現実があります。家の被害判定は「損壊度」だけ。地盤が泥状になり家が傾いていても、建物の損壊が軽ければ一部損壊。傾きの修繕には1千万円以上、多ければ2千万近くかかるケースもありますが、補助はわずか。働き世代でも難しい負担を、高齢者が背負うのはほぼ不可能です。退居は来来春に期限を延ばしてもらえたそうです。だからこそ——「居場所」と「支え」が必要なのです。自宅を失った人が、1人暮らしになった人が、話し相手を失った人が、“次の春”ではなく、“明日をどう生きるか”に不安を感じている。私たちがナーシングホームや病児保育、お話ができる地域スペースを急いでつくろうとしている理由は、ここにあります。誰かが困ったときに、「ここに行けば大丈夫」と言える場所を一日でも早く届けたい。そのための準備を、決して止めずに進めています。現在、ナーシングホーム建設に向けて リースバック形式で協力してくださるパートナーの募集を継続しています。「地域で最期まで安心して暮らしたい」「家族と過ごせる場所がほしい」という声に応えるために、木のぬくもりを感じられる木造建築を採用し、ご家族や地域の方が気軽に立ち寄れる カフェや就労支援スペース、託児サービス も併設する計画です。また、働き世代の大きな悩みである「子どもが熱を出したとき、預けられる場所がない」という問題に対応するため、少人数制の病児保育も開設に向けて準備を進めています。小さな一歩ではありますが、確かな一歩です。さらに、心と身体を整えていただける リラクゼーションサービス の導入も準備中です。ナーシングホームを地域の「安心の拠点」として機能させるために、できることを一つずつ積み重ねています。皆さまからのご支援とメッセージに励まされながら、プロジェクトは少しずつ、前へ進んでいます。これからも進捗を大切にお伝えしていきます。引き続き見守っていただけますと幸いです。皆さまの応援が、私たちの大きな力になっています。いつも本当にありがとうございます。応援・拡散いただけたら嬉しいです!(URL)▶︎ クラファンはこちらhttps://camp-fire.jp/projects/901203/view


500円リターン追加しました!   今の能登は・・・いよいよ12月に入りました。今年も残すところ、あとひと月となりました。そして私たちは、まもなく震災から3回目のお正月を迎えようとしています。昨年の今頃は、震災後初めて迎えるお正月が怖くて、“どうか何も起こりませんように”と祈りながらカウントダウンをしていました。あれから時間が経ち、ようやく自分が置かれている現実と向き合えるようになりました。あの日を境に、この町の風景は大きく変わりました。家並みも道路も、人の流れも、以前の面影はどこに行けばあるのでしょう。子育て世代や働き手は減り、残されたのは壊れたままの家、住民の高齢化、そして山積みの課題です。能登の施設や、病院では、震災後の引っ越しを理由に退職者が増え、残った職員もまた高齢の方が多く、“老々介護”は在宅だけではありません。10年後——いいえ、10年も待たないかもしれません。あと数年で、この町はどうなってしまうのだろう。施設で受け入れられる人数は限られ、「能登にいたい」という当たり前の願いが叶わなくなる日が、もうすぐそこに迫っているように感じます。震災時に避難でお預かりしていたご利用者様は、「遠いとこには行きたくない」「家に帰りたい」とおっしゃっていました。施設ではご夫婦一緒が叶わなかったり、生活もルールに合わせなければならず、お食事では「食べたい」「食べたくない」は通用しない。催した時にできない排泄。好き嫌いも、したいことも、ご本人の思い通りにできないことが多々あります。もし、あなたや、あなたの大切なご家族だったら——人生の最期の時間をどう過ごしたいと思いますか?そんな現状を目の当たりにし、私たち《ホームケアステーション歩来》は、お一人おひとりの「今」に寄り添い、在宅での生活を支え、ご利用者とご家族の心を少しでも軽くしたい——そう願い仲間と共に立ち上がりました。志賀町には訪問看護は1事業所のみ。穴水や輪島も、休止せざるを得ない訪問看護事業も少なくない状況です。誰かがやってくれるのを待つのではなく、「私たちがやろう」と動き始めた仲間たちです。けれど、現実は厳しく、スキルアップの研修費はもとより、こちらは車がないと診療や、処方された薬を取りに行くことも困難な町です。そのため、診療同行や、お薬を取りに行くサービスを始めたいと思うと、必要になるのが、社用車の購入です。今回のクラウドファンディングでは皆さまのお力が1つずつ現実へと近づけてくれる糧となります。今、歩来をご利用くださっている方々の笑顔は本当に素敵で、ご利用者に向けられるご家族のやさしさは、私たちスタッフの大きな栄養になっています。そして今回、より多くの方に応援していただけるよう、500円の新しいリターン を追加いたしました。無理のない範囲で、どうかご支援いただけたら幸いです。私たちは、これからもこの町に必要な在宅ケアを続けていきます。どうか見守っていただけたら嬉しいです。将来的には、地域に根ざしたナーシングホームの建設を計画しています。建設会社との協力のもと 建貸し(リースバック)形式 での導入(家賃として分割で支払いながら運営できる仕組み)を目指しています。リースバック形式 への協力者大募集中です。また、支援の輪が広まりますよう 拡散お願い申し上げます。 https://camp-fire.jp/projects/901203/view


「迷惑かけたくないし、病院でいいよ」      あなたはこの言葉をどう受け止めますか?      人生の最期をどのように迎えたいですか?      大切な家族との最期の時間をどう過ごしたいと望まれますか?訪問看護を始めて3か月が経とうとしています。この短い期間の中で強く感じたのは、「在宅で最期を迎えることの難しさ」です。本人が「自宅で最期を迎えたい」と願っていても、家族がいない方や、家族も高齢で十分に看られないケースが多くあります。いざ看取り期になると、精神的・身体的な負担が大きく、「自宅で看続けるのは難しい」と病院や施設へ移らざるを得ない現実に何度も直面しました。訪問看護はどうしても提供時間が限られています。だからこそ、在宅で安心して暮らし続けるためには、定期巡回(随時対応型のサービス)が最善策だと感じています。なぜならば家に居ながら、施設と同じような安心を得られる仕組みとなっているからです。しかし、訪問看護ステーションが単独で定期巡回を行おうとすると、介護員の雇用などで経費が大幅にかさみます。逆に、外部事業所と連携すると、今度は月々の収入が大きく減り、運営は厳しくなります。さらにこの地では震災の影響もあり、人材不足が深刻で、都市部より高い賃金を提示しないと人が集まらない状況もあります。このままでは、国が掲げる「在宅介護」推奨はハードルが高いと実感しています。地方ではどうしても「施設中心」の運営に寄ってしまう。患者にとって望ましいサポート体系は、現場を支える側にとっては火の車。かといって報酬が上げれば、物価高と低年金で暮らす高齢者の負担が増えてしまう——。これが現場の声であり、現実です。先日、退院カンファレンスで「最期はどこで迎えたいか」と尋ねる場面がありました。ご家族は自信がなさそうで、その様子を察したのか、ご本人は「迷惑かけたくないし、病院でいいよ」と静かに言いました。本当は自宅で、子供や、孫、最愛のペットなど、家族に囲まれて最期を過ごしたいはずなのに。その言葉を聞いた瞬間、胸が締め付けられました。だからこそ私は、ナーシングホームを一日も早く実現したいと思っています。ご本人もご家族も、まるで自宅にいるかのように安心できる場所。そこは地元の木を使って造られた木の温かみを感じられる、心が落ち着く“住処(すみか)”のような場所・・・そんな「あなたの別荘」をつくりたい。今回のクラウドファンディングでは、建設会社との協力のもと 建貸し(リースバック)形式 での導入を検討しており、建物の建築に協力してくださる方の募集も行っています。在宅で最期まで“その人らしく”過ごせる社会の実現のために、どうか力を貸していただけないでしょうか。他人事ではない 必ずやってくる未来一人でも多くの方が、この問題に目を向け、支えてくださることを心から願っています。 https://camp-fire.jp/projects/901203/view 皆さまのあたたかいご支援・応援・シェアを、どうぞよろしくお願いいたします。


「認知症研修で学んだこと:笑顔を増やす訪問看護を目指して!」今日は、講師の先生をお招きして、認知症ケアの研修を実施しました。参加者は看護師4名、その他スタッフ2名で、対面でじっくり学ぶ時間を持つことができました。研修では、若くして認知症を発症された方の日常生活の支障や、本人・ご家族への関わり方について改めて考える機会となりました。【研修後のスタッフの声】認知症の方への声かけや傾聴、思考の受け止め方で、患者様の表情が変わることを学びました。また、訪問看護だからこそできる「1人1人とじっくり関われる時間」の大切さも実感。今、ずっとやりたかった訪問看護を実際の業務とし、施設や病院では難しかった患者様との個別的関わり方に充実感を味わっています。今日の研修を参考にし、今後さらにケアを通じ、穏やかで笑顔のある時間に変えられるよう、スタッフ全員で取り組んでいきたいと感じました。このような研修の機会をもっと作ることができたら、訪問看護の質をさらに高められます。今後も、学びを現場で活かし、患者様とご家族に安心と笑顔を届ける訪問看護を続けていきます。医療の力だけではなく、地域の方々や福祉、ボランティアが手を取り合い、「誰かが誰かを思いやる」―― そんな当たり前の日常が、“みんなのふるさと能登”としての未来を変える。将来的には、地域に根ざしたナーシングホームの建設を計画しています。初期費用を抑えるため、建設会社との協力のもと 建貸し(リースバック)形式 での導入(家賃として分割で支払いながら運営できる仕組み)を検討しており、リースバック形式 への協力者も募集しています。どんな病気にも対応できるためのスキルアップ研修費 そして運営費をご支援いただきたくこのクラウドファンディングに挑戦しました。応援・拡散いただけたら嬉しいです!(URL)https://camp-fire.jp/projects/901203/view


能登半島地震から時間が経ちましたが、地域の暮らしは、震災前とはまったく違う姿になっています。町を歩けば、家の明かりが減り、子どもの声、かつて賑やかだった場所が静まり返っています。発災時2025・11これが歩道です。高齢者・小さな子も使うのです。震災後、若い世代は生活基盤を求めて地域を離れ、今残っているのは、高齢者が多い町。その中でも、「高齢者が高齢者を介護する」状態が日常になっています。私達は長い間、施設看護師として働いてきました。でも、震災の後、地域の暮らしが一気に崩れていくのを目の前で見て、「このままでは地域の未来がなくなる。誰かが動かないと、本当に何も変わらない。」そう思い、退職を考えた時、同僚や上司に背中を押してもらい、2025年9月に訪問看護ステーションを立ち上げました。前事業所オーナーからは大きなホワイトボードをお祝いに頂きました。前職場の皆さまのあたたかい寛大なご対応に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。訪問看護を始めて気づいたことがあります。それは、“家で最期まで暮らすことが、こんなにも難しいのか”という現実でした。家に帰りたい。ここで暮らしたい。家族と過ごしたい。そう願う人はたくさんいます。でも支える人が足りなくて、希望が叶えられない―。それが、今の能登です。これでいいのか?このままでいいのか?何ができる?「新生児から看取りまで支えられるナーシングホーム」「地域をもう一度元気にしたい」私達の祈りのような思いです。ナーシングホームの中には病児・病後児保育就労支援にも関われたら医療と介護が連携した福祉モールをつくりたい。「今、子どもが発熱した。今すぐ見てほしい。」そんな働くお父さんお母さんの声に応えたい。子どもが病気になるたびに休職に追い込まれるような町にはしたくない。医療も、介護も、働き方も、すべてがつながっているからこそ、“この場所で暮らして、働いて、育てたい”と思える環境が作れるのでは震災で多くを失った能登だからこそ、もう一度、「住む意味のあるまち」をつくり直したいんです。今回のクラウドファンディングに込めたお願いは、地域の未来を取り戻すための挑戦です。このまちをもう一度、子どもたちの笑い声が響く場所にするための挑戦です。建設会社との協力のもと 建貸し(リースバック)形式 での導入を検討しており、家賃として分割で支払いながら運営できる仕組みを目指しています。現在、この想いに共感し、建貸し方式で協力してくださる建設会社・事業パートナー も同時に募集しています。地域に必要とされる拠点づくりを、無理のない形で共に実現していきたいと考えています。 プロジェクトページはこちら https://camp-fire.jp/projects/901203/view (※限定プレビューURLはこちら) https://camp-fire.jp/projects/901203/preview?token=n0pp16qz&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show これまで支援してくださった皆様、本当にありがとうございます。一つひとつの応援が、地域を支える大きな力になっています。どうか、これからも見守っていただけたら幸いです。そして、もしよければこの活動を周りの方へ広めてください。能登の未来を、一緒に築いてください。心から、感謝を込めて。皆さまのあたたかいご支援・応援・シェアを、どうぞよろしくお願いいたします


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