
青い髪の美枝センセイ
午後からは、「防災ふろしき交流会」を行いました。講師は、美枝センセイです。
鮮やかな青い髪の美枝センセイが登場すると、「もう帰るからね」と言っていた参加者の方も思わず座り直し、会場の視線が集まります。
鮮やかな青い髪の美枝センセイが登場。
帰ろうとしていた参加者の方も思わず座り直し、午後の交流会が始まりました。
「どんなことをするんだろう?」という期待と少しの驚き。和やかな空気の中で、交流会がスタートしました。
今回制作する防災ふろしきのサンプルを、皆さんに初めて見ていただきました。この日が“初披露”。真弓さんも感慨深い様子です。
広げてみて感動
包んでみると絵柄の出方が・・・
実際に結んでみると、「絵柄が逆さまになるね」という気づきもありました。美枝センセイは、デザイン段階からそれを想定していたそうです。
「この風呂敷は“津波から逃げて”というメッセージを伝えるもの。だから、広げて見てもらうことが大事なんです」
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使い方だけでなく、“伝える道具”としての意味も共有されました。
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風呂敷をズボンのベルトに通せば、簡易ウエストポーチにもなります。
震災当時のことを話しながら
ウエストポーチの実演をする美枝センセイ
震災直後、美枝センセイはお母さまや妹さん達の安否確認に仙台から石巻まで自転車で向かいました。そのとき、この形でスマートフォンや財布を入れて移動したそうです。
落とすこともなく、両手が空いた状態で動けることの大切さを実感されたとのこと。
体験に裏付けられた言葉には、大きな説得力がありました。
参加者同士でサポートしあいながら、結んでみます
そのほかにも、風呂敷を使ったエコバッグの作り方を2種類教えていただき、参加者の皆さんも実際に手を動かして挑戦しました。
「できた!」「思ったより簡単!」
日常でもすぐ使える技が、ひとつずつ増えていきます。
大風呂敷を広げてみる
風呂敷は、4枚つなげればさらに大きなものも包めます。
嫁入り道具には唐草模様の風呂敷が…
「昔は、どの家にもこんな大きな風呂敷がありましたよね」
唐草模様は泥棒のイメージで語られがちですが、本来は“繁栄”や“つながり”を意味する縁起の良い模様です。
私たちのチーム名は別名(笑)「大風呂敷を広げる会」。まさに、この日広げた大風呂敷そのものです。
風呂敷は、帽子にも、羽織りにもなります。避難所での温度調節にも役立ちます。
今回制作する防災ふろしきは撥水加工を施す予定で、雨や夜露をしのぐことも想定しています。
包むだけではない、身を守る布としての可能性を学びました。
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秋田から届いたワロック作品を見ながら、美枝センセイがこんなお話もしてくださいました。
真剣に見ている美枝センセイ
・・・その訳は・・・?
北斎の旅の絵には、風呂敷を背負った旅人が描かれているそうです。今回は風景中心の作品だったため、その姿は見つからず少し残念。
「じゃあ今度、描いてもらいましょう!」
そんな会話も、この交流会らしいひとコマでした。
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今回の交流会で学んだのは、特別な防災道具ではなく、昔からある暮らしの道具の力でした。
包む
運ぶ
身につける
守る
伝える
一枚の布が、こんなにも多くの役割を持っていることに、改めて気づかされる時間となりました。
この防災ふろしきは、震災の経験を次の世代へ手渡していくための取り組みのひとつです。
引き続き、活動の様子をお届けしてまいります。どうぞ温かく見守っていただけますと幸いです。




