先日、クラウドファンディングのリターンの1つである「酒蔵見学イベント」を開催しました。ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。新潟県上越市という土地柄もあり、とてもアットホームな時間となった「酒蔵見学イベント」の様子をお届けします。3月下旬、雪解けの進む新潟・上越での酒蔵見学イベント今回のイベント会場は、妙高酒造の蔵内で行われました。地元の方や、新幹線でお越しの方も。まずは、妙高酒造の木村社長が開会のご挨拶。続けて、広報担当から今回のUCHOTENプロジェクトがどういう経緯で立ち上がったのか、簡単に説明させていただきました。さて、座学はこれくらいにして。さっそく蔵の中に入っていきます。ここからの案内はすべて長田杜氏が行いました。ざっくばらんにいきましょう!と、いい笑顔。そんな、長田杜氏が開始早々に奇妙な行動を・・・季節は3月下旬とはいえまだまだ寒い上越地域というのに・・・おもむろに・・・窓を・・・開けた・・・!?杜氏どうしちゃったの!?と、思ったらその答えはすぐにわかりました。ここから、蔵越しに妙高山がはっきりと見えるんです。妙高酒造の看板銘柄「妙髙山」。この山がないと、話は始まりませんね。妙高山を背にして、杜氏の話にも熱が入ります。正直、妙高酒造の設備は新しいとはいえないものがほとんど。歴代の蔵人がたいせつに想いを繋いできた設備で、毎年日本酒を醸しています。今回のクラウドファンディングでいただいたご支援も、こうした設備のメンテナンスやリニューアルに活用させていただきます。麹室では、一般酒と高級酒の麹の作り方の違いや、先代の杜氏が得意としていた蓋麹法の特徴、そして今年から使い始めた新しい箱麹法についてなど、専門的な話もたくさん出ました。麹づくりは日本酒づくりの要。この部屋に泊まり込んで2時間毎に温度を確認。杜氏がひとつひとつ、我が子のように育てているんです。次に移動したのは大きなタンクがたくさん並んでる部屋。ここは、タンクの上から醪(もろみ)の状態を見て発酵状態を確認する場所です。よく見ると天井にある梁に無数の傷がついているのがわかります。これは大きな棒で醪の中をかき混ぜる「櫂入れ」の痕跡。大きなタンクの下までかき混ぜて、棒を持ち上げた時に天井にあたってしまうことでできた、歴代の酒造りの勲章です。このタンクを横から見ると、こんな感じ。身長を裕に超える大きさのタンクがたくさん並んでいます。タンクの横にくるとその大きさは圧巻。そして、最後に辿り着いたのが、「上槽」を行う部屋です。一般的に「搾り」と呼ばれる、醪を絞って酒粕と日本酒に分ける作業のこと。搾りの方法は何種類もありますが、写真の杜氏の後ろにある銀の箱状のものは「槽搾り(ふねしぼり)」と言われるもの。他に、ヤブタ式や袋吊り(雫しぼり)など、お酒に合わせて搾りの方法も変えています。ここまでの流れでお気づきの方もおられるかもしれませんが、妙高酒造の建物は縦に長く、上から下へ作業していく蔵です。最初に、精米したお米が一番上の階に届き、そこから蒸米、麹作り、酒母、醪(もろみ)、そして上槽(搾り)と、上から下へ工程が進むようにできています。なので、蔵の中は階段だらけ。この階段を1日に何回も往復する蔵人のみなさんのすごさを感じる、足腰の鍛えられる酒蔵見学ツアーでした。「頂の、」「その先へー!」さて、じっくりと酒造りについて学んだ後はお楽しみの試飲&お食事会です。まずは、このプロジェクトの主役「妙髙山 UCHOTEN 純米大吟醸 越淡麗 生原酒」をグラスに注ぎ。乾杯の掛け声はもちろん「頂の、」「その先へー!」この日は地元の食材がふんだんに使われた豪華なお弁当をご用意!やさしい味付けがどれも妙高酒造のお酒にぴったりで、思わず杯が進みます。UCHOTEN以外にも、一般酒から高級酒まで、妙高酒造の人気銘柄を色々と飲み比べ。参加者の方もどれが好きかなど会話が盛り上がっておられました。そして、お弁当以外にちょっとしたおつまみも。どれも地元のおつまみとして人気のものばかりです。するめの天ぷら「する天」の愛称で親しまれる上越市の郷土料理。全国的に知られるスルメの天ぷらと違って、半生状態である一夜干しの“スルメイカ”を使っているのがポイント。幻魚の干物日本海三大珍味の一つである深海魚「幻魚(げんぎょ)」を干物にしたもの。深海魚らしい適度な脂のりと凝縮された旨みが特徴。ちょっと怖い見た目ですが、日本酒によく合うんです。かんずり酒盗越後妙高地場産の肉厚唐辛子と糀・柚子・塩と合わせた調味料「かんずり」と、鰹の塩辛「酒盗」を組み合わせた贅沢な珍味。爽やかな辛さと濃厚な旨みで、日本酒のおいしさが際立つおつまみです。上越妙高駅のお土産屋さんで買えるので、ぜひおためしあれ♪杜氏をはじめとした蔵人と、各地から集まってくださった参加者のみなさん。最初はちょっとおとなしい雰囲気でのスタートでしたが、お酒も入って会話がどんどんと弾みます。会話が弾むたびに、お酒もどんどん空いていき、ほっこりとあたたかな時間となりました。最後は蔵の前で記念撮影。掛け声はもちろん、「頂の、」「その先へー!」改めて、ご参加くださった皆さま、そしてここまでご支援いただいた皆さま、ありがとうございました。「頂の、その先へ」を目指して、妙高酒造はこれからも新しい挑戦を続けていきます。引き続き、よろしくお願いします!





