あとわずかで、幕を閉じます。この1か月半を振り返ると、本当に不思議な気持ちになります。最初は、真山仁さんの『デフォルトピア』を世に出したい。という強い想いから始まった挑戦でした。しかし、気がつけば私たちは、それ以上に大きなものを手にしていました。全国各地から集まってくださった多くの仲間。編集会議を心待ちにしてくださる仲間。アンケートに真剣に向き合ってくださった仲間。励ましの言葉を送り続けてくださった仲間。この1か月半で出会えた、皆さま一人ひとりです。年齢も違う。職業も違う。住んでいる場所も違う。歩んできた人生も違う。それでも、真山仁さんが一人で抱き続けてきた「日本の未来を諦めたくない。」その想いは、いつしか私たち皆の想いになっていました。私は、この1か月半で、そのことを何度も実感しました。『デフォルトピア』は、真山仁さんが書く小説です。しかし、この作品には、皆さま一人ひとりの想いが息づいています。皆さまと出会えなければ、この物語は、今とはまったく違う作品になっていたはずです。だから私たちは、この作品を「共同創作」と呼び続けてきました。クラウドファンディングは、今日で終わります。しかし、ここに集まってくださった皆さまとの関係は、今日で終わるものではありません。これから編集会議が始まります。皆さまと議論を重ねます。一冊の本が生まれます。出版記念パーティーで再会します。そして、その先には「デフォルトバスターズ」という新しい挑戦が待っています。この1か月半は、ゴールではありませんでした。これから始まる長い物語の、プロローグでした。いつか『デフォルトピア』を書店で見かけたとき。どうか思い出してください。「あの物語は、私たちと一緒に生まれた。」そう感じていただけたなら、これほど幸せなことはありません。いつの日か、この物語が誰かの希望になったとき。その最初のページには、皆さま一人ひとりの想いが刻まれています。最後に。この挑戦を信じ、共に歩んでくださったすべての皆さまへ。心から、ありがとうございました。皆さまは、単なる支援者ではありません。『デフォルトピア』という物語の、最初の共同創作者です。そのことを、私たちは決して忘れません。また皆さまと、新しい物語の続きを歩める日を、心から楽しみにしています。本当に、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。『デフォルトピア』は、ここから始まります。デフォルトバスターズ事務局山下恭司




