日本の“破綻”を読者と共に描くー真山仁『デフォルトピア』共同創作プロジェクト

『オペレーションZ』(新潮社)に登場した幻の小説『デフォルトピア』を、小説家・真山仁が“読者と共に”共同創作し、日本を復活させるチーム『デフォルトバスターズ』を結成するプロジェクトです。人はどう生き、何を守るのか。社会の行き先を“自分ごと”として考えませんか。

現在の支援総額

15,511,000

517%

目標金額は3,000,000円

支援者数

682

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/05/08に募集を開始し、 682人の支援により 15,511,000円の資金を集め、 2026/06/30に募集を終了しました

日本の“破綻”を読者と共に描くー真山仁『デフォルトピア』共同創作プロジェクト

現在の支援総額

15,511,000

517%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数682

このプロジェクトは、2026/05/08に募集を開始し、 682人の支援により 15,511,000円の資金を集め、 2026/06/30に募集を終了しました

『オペレーションZ』(新潮社)に登場した幻の小説『デフォルトピア』を、小説家・真山仁が“読者と共に”共同創作し、日本を復活させるチーム『デフォルトバスターズ』を結成するプロジェクトです。人はどう生き、何を守るのか。社会の行き先を“自分ごと”として考えませんか。

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真山仁です。残り3日となった今日、このプロジェクトの「核心」について書きます。「出版社からの発刊が決まったなら、もうクラウドファンディングをする必要はなくなったのではないか?」この質問を、これまで何度も受けました。確かに、出版のための資金集めという意味だけなら、そう思われるのも無理はありません。 でも、私の答えは最初から、一ミリもブレていません。前作『オペレーションZ』を書いてからの10年間で、私は痛烈に思い知らされました。それは、「小説を出版して、読者が『あぁ面白かった』と読み終えるだけでは、世の中は一歩も変わらない」という冷徹な現実です。だからこそ、今回はやり方を変えたかった。本が完成して世に出る「前」から、多くの皆さんを巻き込み、一緒に頭を抱え、一緒に悩み、議論を戦わせる仲間を集めたかった。そのための唯一無二のプラットフォームが、このクラウドファンディングだったのです。 私は、国家破綻の予言者になりたいわけではありません。危機を煽って扇動したいわけでもありません。ただ、まさかの事態に備えることが、未来の希望に繋がると考えているだけです。「もしも」の未来を、自分ごととして考える人を、この国に一人でも増やしたい。それだけを願っています。 『デフォルトピア』は、やがて一冊の本として完成します。しかし、このプロジェクトにとって、本の完成日は「ゴール」ではありません。むしろ、その日こそが「本当の始まり」なのです。 だからこそ、皆さんと一緒に成し遂げたい計画があります。明日の手紙で、その具体的な提案をさせてください。 真山仁


真山仁です。今日は、一人の小説家として、少しだけ本音の「弱音」を書かせてください。『デフォルトピア』を執筆することは、正直に言えば、これまでの作家人生で最も孤独で、怖い仕事でした。「国家破綻」のリアルを描くと表明しても、過去の歴史に類を見ない事態を描くのは、小説家の想像力、いや妄想力を駆使しても、限界の壁にぶち当たります。専門家に取材をしても、可能性は聞けても、あまりにも不確定要素が多すぎ、さらに異常事態が同時多発的に起きる上に、必ずマイナスのシナジー効果が起きてしまう。その一方で、読者には、これは起きるかも知れない。こんな怖いことが起きて欲しくないと感じてもらう迫真性を提示しなければなりません。何より大きな不確定要素は、「その時」、国民は、どう動くか――ということでした。それが描けなければ、その作品をきっかけに読者に危機感を感じてもらうのは難しい。「そんなことは起きるわけがない」――その一言で拒絶され、思考停止のまま未来を迎えてしまうこと。それこそが、日本にとって最大の危機であり、私にとっての恐怖だったのです。ところが、このクラウドファンディングが始まった瞬間、私のその恐怖は、徐々に薄れていきました。私の予想を遥かに超える、多くの方々からの熱い共感が寄せられたからです。編集会議ではプロ顔負けの真剣な議論が交わされ、アンケートには数百字に及ぶ、熱意を帯びた言葉が並びました。「もし明日起きたら、自分はどう生き抜くのか」皆さんは、その残酷な問いから逃げていない。私はその姿に、小説家として、一人の人間として、何度も何度も勇気をもらい、背中を押されました。だから今、私の心にあるのは、怖さではなく「希望」です。 『デフォルトピア』は、私一人が机の上で書く小説ではありません。あなたと一緒に、今この瞬間も育てている物語です。 明日は、このプロジェクトを続ける本当の理由をお話しします。真山仁


真山仁です。クラウドファンディングも、いよいよ残り5日となりました。最後の5日間は、私自身の言葉で、このプロジェクトに込めた本当の思いをお伝えしたいと思います。今日は、すべての始まりとなった話をさせてください。「なぜ、私は『デフォルトピア』を書こうと思ったのか」です。『オペレーションZ』を発表してから、約10年が経ちました。あの作品では、日本が財政危機に直面する姿を描き、多くの人に危機感を届けたいという想いを込めました。と同時に、この危機感を読者に共有してもらうのは、難しいかも知れないという危惧も抱いていました。やがて、時間が経つにつれ、国の状態は悪化の坂道を転がり出しているのに、社会での危機感は高まらない。読者は、国家が破綻するという事態を自分事として捉えられていなかったのではないか。危機感はあっても、多くの人に共感を持ってもらえていない――。だとすれば、もっと踏み込むべきではないのか。すなわち、その先にある“現実”を具体的に見せる。 もし本当に国家破綻という事態が起きたら、私たちの明日の暮らしはどう変わるのか。輸入ができなくなり、行政サービスが滞る現実とは何なのか。スーパーの棚から食べ物は消えるのか、地域コミュニティは崩壊するのか、若者たちはどんな選択を迫られるのか。そして――日本はもう一度、どん底から立ち上がることができるのか。その「悲惨なリアル」を書かなければならない、それが私の使命だと思ったのです。  ところが、周囲の反応は冷ややかなものでした。「このテーマは重すぎる」「そんな話を誰が読むのか」。ならば、自費出版になってでも、この物語だけは世に出さなければならない。それも一刻も早く!そう退路を断って始めたのが、このクラウドファンディングでした。 その後、幸いにもご縁があり、光文社から出版していただけることになりました。しかし、それでこのプロジェクトの本当の目的が達成したわけではありません。私が本当に作りたかったのは、単に書店に並ぶ一冊の小説ではないからです。 この『デフォルトピア』の物語をきっかけに、日本の未来について本気で考える人たちと出会うこと。そして、その仲間と一緒に、答えのない未来を考え続け、行動すること。それこそが、私の真の目的です。この数週間、編集会議やアンケートを通じて、皆さんの生の声に触れてきました。そこで私は、小説家として思いもしなかった「新しい景色」を見ることになります。その衝撃については、明日の手紙で詳しくお話しします。真山仁


本日、6月25日Forbes JAPANに、真山仁さんと国際政治学者・三牧聖子先生との対談記事(後編)が公開されました。日本人はまだイーロン・マスクに憧れている? 米国の若者が「社会主義」に向かう理由【クラファン1400万円達成記念】記事の中で、私が最も印象に残ったのが、今回のクラウドファンディングの目的について語られたエピソードです。真山仁さんは、専門家への取材だけでは『デフォルトピア』は完成しないと考えていました。なぜなら、国家破綻は経済や財政だけの問題ではなく、その国に暮らす一人ひとりの生活そのものに影響を及ぼすからです。そして、こんな言葉を語っています。『自分ごとにしましょう』と言うだけでは、人は変わらない。自分ごとというのは、10人いれば10通りあります。本人が腹落ちしなければ意味がありません。さらに、腹落ちするには、自分で考えなければならない。当事者として関わらなければならない。だから、クラウドファンデングを通じて読者にも小説の制作に参加してもらい、その人たちの声を拾う必要があるのです。だからこそ、今回の『デフォルトピア』プロジェクト』では、参加者の皆さまに編集会議やアンケートを通じて、自分の考えを語れる場をつくることを大切にしています。実際に、編集会議やアンケートでは、私たちの想像を超える多くのご意見をいただきました。その一つひとつが、『デフォルトピア』の物語を形づくる大切な材料になっています。私はこの記事を読みながら、改めて、このプロジェクトは「出版のためのクラウドファンディング」ではなく、「日本の未来を自分ごととして考える人たちが 集まるプロジェクト」なのだと実感しました。このプロジェクトの募集期間も、いよいよ残り5日となりました。最後まで、一人でも多くの方に、このプロジェクトの思いが届くことを願っています。日本の未来を「自分ごと」として考える人たちが、少しずつ全国に増えていること。それこそが、このプロジェクト最大の成果ではないかと思っています。ぜひ、今回のForbes JAPANの記事をご覧いただき、このプロジェクトに込められた真山仁さんの熱い思いを感じていただければ幸いです。デフォルトバスターズ事務局山下恭司


昨日6月24日実施しました『デフォルトピア』参加者実態調査に、63人の皆さまからご回答をいただきました。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。集計作業を進める中で、私は驚いたことがありました。今回のプロジェクトに参加した理由として、最も多かった回答は、「プロジェクトの理念やテーマへの共感」でした。実に85.2%。小説そのものへの期待や、真山仁作品のファンであることを上回る結果でした。さらに、デフォルトバスターズに期待することとして、最も多かった回答は、「社会を変えたい」でした。私は正直、「知識を学びたい」が最多になると思っていました。しかし実際には、多くの方が学ぶだけでなく、社会に働きかけたい、未来に影響を与えたい、そう考えていることが分かりました。また、ご自身を「考える人」と答えた方が60.7%、「支援する人」が52.5%、「行動する人」が37.7%。多くの方が、自分なりの形で、クラファン終了後の活動に関わりたいと考えてくださっていました。さらに、金融・資産運用、調査分析、経営経験、地域ネットワークなど、多様な専門性を持つ方々が集まっていることも分かりました。私はこの調査の結果を見て、『デフォルトピア』プロジェクトは単なる小説出版プロジェクトではなくなっていると感じました。全国から、様々な経験や知識を持った人たちが共感し、日本の未来について真剣に考えている。そんなコミュニティが生まれつつあります。本は完成します。しかし、本当に完成させたいのは、一冊の小説ではありません。日本の未来について考え、行動する仲間とのつながりです。今回いただいた63人の皆さまの声は、その第一歩になりました。改めて、ご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。デフォルトバスターズ事務局山下恭司


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