「11年前の事ですが、うつ状態とがん告知が同時にやって参りました。独身でフリーランスの仕事の私には収入0で巨額の治療を受けることになりました。 次第に副作用が強くなり、「うつ」なのか「副作用」なのか自ら命を絶とうとします。 でも、力もなく「私は自分の命さえ決められないのか?」と自分を攻め続けました。 そこで出てきた『命』と言う言葉。 ふと私は私の命は今まで出逢ってきた人たちとの時間で構成されていることに気づきました。 そして、これから色んな人々と出逢える可能性のある『命』。その人たちに『出逢いたい』と思うようになり出逢うためにどんなことにも耐えました。」 キャンペーンソング第23弾は、そんな想いを寄せて下さった“さくら”さんこと藤江 法子さんの「命」についてのお手紙を曲にさせていただきました。 昨年『Holy Bird』という曲を贈った山口久美子さんが作詞をするきっかけをくれたそうです。 久美子さんと同じがんサバイバーのホノルルマラソンに参加したことがきっかけでつながったご縁に感謝です。 「オーダーメイドで曲を作る」という活動なので、15年間、いろんなテーマの曲を作ってきました。 ですが、不思議と「命」がテーマになることが多いです。 僕自身は、大病もなく、大きな怪我もなく、生きるか死ぬかという体験をしたこともありません。 でも、はじめて贈ったソングレターはリストカットをする中学校3年生の女の子への曲。 YouTubeで一番多く再生されている曲も命の誕生をテーマとした『僕が生まれた時のこと』。 毎年やっているアーティストフォーラムでも、『いのちのおと』『いのちの環』『いのちの灯種』『いのちの蕾』など、「いのち」がタイトルに入る曲がたくさんあります。 「命」という漢字は「人は一度叩かれる」と書くと聞いたことがあります。 今回手紙をくださったさくらさんも 「『がん』は私に私が命に対して傲慢だったことも『生きる』事に対しても傲慢だったことにも気づかせてくれました。」 と綴られています。 「命」についての曲を作らせてもらうたびに、 大切なことを思い出させてもらうような、襟を正されるような、 そんな気持ちにさせてもらっています。 一度の人生で体験できることは限りがある。 でも、歌を通して色々な人生に触れることでいろいろな人生を感じることができる。 それがソングレターという仕事の一番のギフトで1つ1つの作品を通してそれを分かち合えたらいいなと思っています。 よかったら、ぜひお聴きください。




