引き続き、2019年5月6日開催 オペラ「ダイドーとエネアス」公演詳細をお知らせいたします。オペラを製作するにあたってステージに上がるメンバーとおなじように、それを支えるスタッフの役割はとても大きいというのもこの公演で深く実感したことでした。演出助手を務めてくださった室田勝氏。普段の練習のパートナーとして、そしてダンスの振り付けも考えてくださり、温かくしかも楽しく指導をしてくださいました。ちょっとした身体の動きだけではなく、ただ立っているだけ、ただ座っているだけでもちょっとした工夫で色々な感情が表現できることを具体的に学びました。音楽、歌だけに偏りがちで?お芝居は未経験、ダンスも未経験という私たちに寄り添い、私たちが本番までモチベーションを下げずに練習を続けられたのは地元の室田勝さんの存在がとても大きかったです。室田勝氏合唱メンバーに動線の指導。合唱メンバーにダンスの振り付け指導牧野氏のイメージを忠実に私たちに伝え、辛抱強く練習に付き合ってくださいました。舞台監督 広田郁世氏。当日の照明、そして大道具、小道具。全て広田さんにおんぶに抱っこでした。咄嗟の対応が神がかっていて、例えば、合唱メンバーが仮面をつけるかどうかを検討していたときにささっと作っていただいたマスク。ピクニックシーンでは籠があったほうがいいといえば、つるで編んだ籠を。ワインの瓶があったほうがいえば古いワイン瓶を。そして、船乗りが歌うシーンには船があった方がいい、「はい」。魔女の洞窟のシーンはこんなイメージ、「はい」。ラストシーンのお墓となる紙箱が欲しい、「はい」。万事がこのような感じでした。全てにわたって満足のいくものを準備してくださった広田氏の対応力には脱帽でした。広田郁世氏検討段階にも関わらずすぐに11人分のマスクを用意してくださったのには感激しました。衣装は山崎みずえ氏衣装は全て山崎氏による手作りでした。一人づつ採寸し、着やすいように作られ、ドレスだけではなく帽子から帯にいたるまで、細かな配慮の行き届いた衣装した。18人分の衣装をお一人で短期間で作られたのですから本当に大変だったと思います。ありがとうございました。自らのアイデアを牧野氏へ伝える山崎氏エネアス役渡辺洋輔さんの仮縫いをする山崎氏次へ続く
みなさま。お変わりなくお過ごしでしょうか。時はあっという間に過ぎ、最後の活動報告から3年が過ぎていました。現在コロナ禍にあって大胆にはできないものの、アンサンブル30は歩みを止めずに富山で活動を続けております。2022年、今年もどうぞよろしくお願いいたします。2019年オペラ「ダイドーとエネアス」公演から3年が過ぎてしまったものの、ここで懐かしく思い出しつつ、公演の詳細と思い出を綴らせていただこうと思います。2019年5月6日14時開演。於富山市民プラザアンサンブルホール。「梨ばろっこ2019ダイドーとエネアス」演出・台本・字幕・魔法使い/ 牧野正人指揮/ 櫻井茂演出助手/ 室田勝舞台監督/ 広田郁世ステージマネージャー/ 廣田雅史英語指導/ ティモシー・ハリス衣装/ 山崎みずえ=出演=ダイドー/ 安田裕美エネアス/ 渡辺洋輔ベリンダ/ 森下泉第二の女(ジェローナ)/ 浜田智美第一の魔女(フリンケ)/ 谷口琴音第二の魔女(フランカ)/ 高信由記子 合唱/ ヴォーカルアンサンブル30器楽:ヴァイオリン/荻野美和 時本さなえ ヴィオラ・ダ・ガンバ/ 折口未桜 清水愛架 阿部真紀子 リコーダー・フラウトトラヴェルソ/ 丸杉俊彦 チェンバロ/ 安岡厚子演出・字幕・脚本・魔法使い役牧野正人氏牧野氏は八面六臂の活躍でした。わずか60分たらずの作品をさまざまな工夫を凝らし、私たちが楽しむのに無理のないストーリーを練り、役を作り上げ、そして演出をし、さらに字幕の制作。ステージでは魔法使いの役。牧野正人氏は本当はおばあさん?だったのか、、と思うほど、それは圧巻の魔法使いでした。そして、オペラ初挑戦の超初心者の私たちに、オペラがなんであるかオペラのツボ?をもったいぶらず惜しげもなく伝えてくださいました。オペラは練習が最高におもしろいんだよ!と作り上げる過程の困難さを喜びに変える音楽力、人間力に触れることができて私たちは幸せだったと思います。確かに牧野氏の指導はいつもどこか自由で、笑いがあり、自分の気のついたことを気兼ねせず皆に発言できるユルさがあって、作品を自分たちで作っている実感を持たせてくれました。しかし、この自由さは実は牧野氏から与えられていたものだということに気づき、感謝できたのは公演後しばらくしてからでした。右も左のわからない私たちがオペラに取り組めたのは牧野正人氏の協力を得られたからだと言っても過言ではないと思います。公演に先駆けて行われた牧野正人氏による合唱のためのオペラワークショップの様子。オペラの発祥、ファルネリの登場による隠された悲話、そして歌舞伎のお話へ。枝葉を含んだオペラの歴史のお話に夢中に聴き入りました。また、身体表現のワークショップでは仮面つけて表情を隠し、動作のみで表現する面白さを満喫。ヴィオラ・ダ・ガンバを指揮棒に持ち替えてくださったのが櫻井茂氏。器楽奏者たちは地元富山メンバーと東京、名古屋などから駆けつけてくれるメンバーからなっていましたので、常に一緒に練習ができるわけではなく、限られたリハーサル回数の中で音楽をまとめなければなりませんでした。しかし、櫻井氏の要点をついたアドバイスで方向を見失うことなく、また、歌に造詣が深い櫻井氏でしたので歌い手たちの拠り所でもありました。なによりも作品の正統な解釈をお持ちだったことが公演を骨格のしっかりしたものにさせました。そして、英語指導のティモシー・ハリス氏。目の前で、聞いたハリス氏の「ダイドーとエネアス」の歌詞の朗読は、生き生きとしたリズム。旋律と言葉の仰天するほど完璧な密接さ。パーセルの音楽の素晴らしさを改めて実感させるものでした。・・・そして、そっと、パーセルもいいけどカンピオンも素晴らしいよ、とも。英語の美しさと教えてくださいました。そして、本番の直前にいただいたメールには「Toi Toi Toi !」ありがとうございました。次へ続く
2017年の梨ばろっこはバッハミサ曲ロ短調全曲演奏会。2018年はブクステフーデの「我らがイエスの四肢」でした。ずっとドイツの古い音楽に焦点を当ててきましたが今年はイギリスに目を向けました。梨ばろっこ2019 オペラ「DIDO & AENEAS」 を5月6日に開催いたします。この作品はイギリスを代表するバロック作曲家ヘンリー・パーセルの残した唯一のオペラ。イギリス最古のオペラと言われています。小規模ながらもパーセルらしい気品にみちた作品として親しまれています。梨ばろっこ、動きのあるステージは初めてですがヴォーカルアンサンブル30の皆と昨年9月より準備を始めています。今回上演するにあたってお世話になる方々をご紹介します。演出・台本・字幕・出演/ 牧野正人さん。「トスカ」「ボエーム」「マクベス」「椿姫」「愛の妙薬」など数多くのオペラに出演、藤原歌劇団を代表するバリトン歌手として活躍。新国立歌劇場では開場以来「アイーダ」に出演後、「セビリアの理髪師」「蝶々夫人」「リゴレット」「ナブッコ」など出演を重ねている。また「イタリア初期バロック時代の歌唱法について」などの研究論文を発表し、バロック時代の演奏法と研究は高い評価を得ている。各地で音楽セミナーや講習会を主宰、講師として参加し、バロック時代の歌唱法を基にした発声法や演奏表現を後進に伝えている。国立音楽大学卒業、同大学院修了。日伊声楽コンコルソ・シエナ大賞、パヴィーア国際声楽コンクール第2位、F・P・ネリア国際コンクール第1位、ジローオペラ賞など受賞。藤原歌劇団団員。日本ロッシーニ協会演奏委員。指揮 / 櫻井茂さん学習院大学及び東京芸術大学卒業。コントラバスを笠原勝二、吉川英幸、西田直文、江口朝彦の各氏に師事。また、芸大バッハ・カンタータ・クラブにおいて小林道夫氏の薫陶を受ける。一方、ヴィオラ・ダ・ガンバを大橋敏成、ローレンス・ドレイフュスの両氏に師事、またキャサリン・マッキントッシュ、ヤコブ・リンドベルイ、シェティル・ハウグザンらにアンサンブルの指導を受ける。独奏者として国内各地及びイギリス、アイルランド、ノルウェー、アメリカ、韓国等で活動。H.ヴィンシャーマン指揮 ドイツ・バッハ・ゾリステン、T.コープマン指揮 アムステルダム・バロック・オーケストラ等の来日公演に出演。L.ドレフュス主宰のコンソート「PHANTASM」には1994年の創設プロジェクトに参加以来、度々客演する。ヴィオローネ奏者としてはバッハ・コレギウム・ジャパン等の古楽アンサンブルに参加。東京芸大管弦楽研究部及び高知大学非常勤講師を経て、上野学園大学准教授。延世大学(ソウル)音楽研究所古楽専門課程特別招聘教授。主役 カルタゴの女王ダイドー/ 安田裕美さん愛知県立芸術大学音楽学部声楽科卒業後、同大学大学院音楽研究科声楽領域修了。第21回富山県青少年音楽コンクール声楽部門小中学生の部最優秀賞。第23回高校生の部最優秀賞。KOBE国際学生音楽コンクール高校生の部奨励賞。‘万里の長城杯’国際音楽コンクール奨励賞。第67回全日本学生音楽コンクール名古屋大会大学一般の部3位。東京国際声楽コンクール本選奨励賞。奏楽堂日本歌曲コンクール入選ならびに畑中良輔賞。これまでにオペラ「こうもり」ロザリンデ、「ヘンゼルとグレーテル」ゲルトルート、「魔笛」侍女、「ラ・ボエーム」ミミ、「あまんじゃくとうりこひめ」うりこひめ各役等を演じる。魚津市新川文化ホール、名古屋市SMBCホールにてソロリサイタルを開催。富山県内を中心に幅広い音楽活動を行っている。これまでに声楽を田中憲子、林安喜子、神田詩朗、森川栄子の各氏に師事。現在、女声合唱団「虹の会」、混声合唱団「あるも」ボイストレーナー。学校法人富山音楽院声楽講師。富山県オペラ協会芸術会員。富山県声楽家協会会員。トロイの王子 エネアス/ 渡辺洋輔さん 呉羽高校音楽コース、東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。声楽を黒崎隆憲、長谷川顯、牧野正人、千代崎元昭の各氏に師事。ピアノを野上真理子、山崎道子、平井丈二郎の各氏に師事。「カルメン」「アッティラ」「魔笛」「フィガロの結婚」「こうもり」「ラ・ボエーム」「ジャンニ・スキッキ」「セヴィリアの理髪師」「泥棒とオールドミス」等のオペラに出演。また、第九交響曲や宗教曲、合唱曲のソリストを務めるほか、ガラコンサートや各種演奏会にも多数出演し幅広く活動している。富山県オペラ協会芸術会員、東京藝術大学同声会富山県支部会員。第26回富山県新人演奏会北日本新聞社賞受賞・富山県知事賞受賞、平成29年度富山県芸術文化協会奨励賞受賞。高岡第一学園幼稚園教諭・保育士養成所准教授。出演者等、次回引き続きご紹介いたします。英語指導に東京からティモシー・ハリス先生にもきていただいています。**** 梨ばろっこコンサート ご報告 ****2018年8月の「我らがイエスの四肢」公演後、アンサンブル30では様々な内容でコンサートを企画し実行いたしました。遅ればせながら主だったものをご報告させていただきます。❶ 2018年9月1日梨ばろっこin魚津開催新川文化ホール主催コンサートでした。シャインやシャイトなどドイツの古い音楽を多くのお客様に楽しんで頂きました。❷ 9月2日 金沢アートグミにて「さわやかなバロック」開催魚津でのコンサートと同様のプログラム、メンバーで演奏しました。善田優子さん作 日本画「緑のそよ風」を飾っての演奏でした。 ❸ 10月5日、高岡城東音楽院ホールにて「情熱のテレマン」シリーズ第3回目を開催❹ 10月19日 四方公民館にて「ウィークエンドコンサート」出演左からVn.廣田雅史さん、Vg./折口未桜さん、Cemb./安岡厚子、Ft/丸杉俊彦さん❺ 10月20日 氷見市たこはんの寺にて「情熱のテレマン」第4回目開催❻ 11月18日 高岡市蕎麦の蕎文にて「情熱のテレマン」第5回目を開催蕎文でのプログラム❼ 12月3日 富山総合支援学校にて学校コンサートに出演ここへ通う多くの子供達が生の音楽に触れる機会が少ないということで、魚津のコンサートを聞いてくださっていた教頭先生からのぜひ学校で演奏をして欲しいという要望を頂き、子供達が楽しめる内容を考えてプログラム構成しました。❽ 12月8日梨ばろっこボルファートチャペルコンサート第18回F.クープラン生誕350年記念特別企画「ルソン•ド・テネブル」開催 ソプラノ/ 野々下由香里さん、ヴィオラ・ダ・ガンバ/ 櫻井茂さん、清水愛架さん、 チェンバロ/ 岡田龍之介さんをお迎えして、充実のコンサートとなりました。❾ 12月9日は小杉展示館にて「バロックの香り」コンサート開催。コンサートプログラム前列左から櫻井茂さん、折口未桜さん、清水愛架さん。後列左から丸杉俊彦さん、安岡厚子。➓ 2019年3月24日 ボルファート梨ばろっこチャペルコンサート第19回 開催バッハでつながりバッハをつなぐVol.7コンサートプログラム前列中央バロック・チェロ/ 小林奏太さん 後列左からスタッフ中村美千代さん、飯田潤さん、安岡厚子、廣田雅史さん11、 3月17日 ライブラリーコンサート出演「情熱のテレマン」左よりオルガン/黒瀬恵さん、トラヴェルソ・リコーダー/丸杉俊彦さん、チェンバロ/安岡厚子、ヴィオラ・ダ・ガンバ/折口未桜さん、ソプラノ/安田裕美さん200名の来場者に囲まれての演奏でした。
8月5日 北日本新聞ホールにて「梨ばろっこ2018 我らがイエスの四肢」無事に終了いたしました。 素晴らしい指揮者、素晴らしい奏者に恵まれたコンサートでした。そして、一番素晴らしいと思うのは真摯にこの曲に取り組んだヴォーカルアンサンブル30の15名です。一人一人が音楽に正面から向き合い、課題に取り組み、小さな努力を続けてきました。そんなの当たり前だ、と思われるかもしれませんが、たいていはその積み重ねがあったとしても、思いもかけないミスをしたり、というのが常です。しかしながらこのコンサートではその小さな積み重ねが何一つ無駄にならず、全てステージで活かされるという私たちにとっての「奇跡」が起こりました。 バロックヴァイオリン小池はるみさん、廣田雅史さん。通奏低音の櫻井茂さん、折口未桜さん、高本一郎さん、岡田龍之介さん。そしてガンバの清水愛架さん、阿部真紀子さんらと合唱のエネルギーが一体となって、指揮者の青木洋也氏の力によって引き起こされた奇跡。 コンサートにはいろんな「成功」があるけれど、こんなミラクルな成功はないと思います。本当にやってよかった。コンサート直後の皆の達成感に溢れた喜びに満ちた表情を見て、私たちにとってのコンサートの意義が全うされたことを確信しました。本当によかった。 そして、なによりも忘れてはならないのは多くの方々からの応援、ご協力。感謝を忘れてはならないと思いました。 暑い中、多くの方が、そして中には津市や名古屋市、白山市、金沢市、黒部市、など遠方から足を運んで下さった方もおられました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。 プログラム1曲目は指揮者でもある、カウンターテナー青木洋也氏と櫻井茂氏らガンバコンソートによるローゼンミュラーの「O dives omnium」’おお、偉大なる贖い主よ’ でした。(上写真) バロックヴァイオリン小池はるみ氏と廣田雅史氏。(上写真) 通奏低音 8'ヴィオローネ櫻井茂氏、アーチリュート高本一郎氏、オルガン岡田龍之介氏。(上写真) ヴォーカルアンサンブル30のソプラノ1、Ⅱ。(上写真) ヴォーカルアンサンブル30 テノールとバス、そしてバス賛助の酒井雄一さん(上写真右端) ヴォーカルアンサンブル30 アルトメンバー。そして通奏低音ヴィオラ・ダ・ガンバの折口未桜さん。(上写真) 第6曲目、「心について」はガンバ4挺とヴィオローネによるコンソートで歌われました。(上写真) おなじく6曲目。バロックヴァイオリン廣田雅史さんは楽器を持ち替えガンバを。 ガンバ左から4人目の阿部真紀子さんは岡田龍之介氏の譜めくりもして下さいました。 トリオ、デュオ、ソロもすべてヴォーカルアンサンブル30のメンバーでこなしました。(上写真) 以下プログラムのご紹介です。 表紙。 プログラム2ページ目。曲目紹介です。 プログラム3ページ目。楽器紹介は奏者ご自身で書かれたものです。 背表紙 出演者プロフィールです。 最後に、多くの方々にと協力を得て、この度の公演を無事に終了することができました。 あらためて、ありがとうございました。
梨ばろっこ2018「我らがイエスの四肢」 8月5日(日)19時より北日本新聞ホールにて開催です。以下 チラシの裏面です。 多くの方々のご支援を頂いたバッハミサ曲ロ短調全曲演奏会から1年と数ヶ月。この大曲の次に私たちが取り組むべき曲は、とすぐに浮かんだのがブクステフーデの「我らがイエスの四肢」でした。 この作品には実は苦い思い出があります。アンサンブル30では2012年からご存知のとおり「梨ばろっこ」、結成した当初2004年から2009年にかけては「Oneコイン教会コンサート」を開催しておりました。ほぼ5年をかけて10回開催し、2007年に取り上げた曲がこの曲でした。 当時オリジナルの編成で演奏するには古楽器が揃わなかったことや、音の高低、タイミングはわかってのその他は一切書かれていないこの時代の楽譜を前に、皆で悪戦苦闘をし、全曲演奏は叶わず半分ほどに留まってしまいました。 あれから11年がたち、古楽器ヴィオローネ、ヴィオラ・ダ・ガンバ4挺、アーチリュート、ポジティフオルガン、バロックヴァイオリン2挺。ブクステフーデが望んだ通りの楽器編成となり、この1年間、宗教曲のスペシャリスト青木洋也氏に徹底的に指導を受けた16名の合唱、ヴォーカルアンサンブル30とともに、全曲を演奏する日を迎えることができました。本当に嬉しく思っております。 梨ばろっこ2018「我らがイエスの四肢」では指揮と、ローゼンミュラーの宗教曲「O dives omnium」を披露してくださるカウンターテナー青木洋也氏をはじめとし、オルガン通奏低音 岡田龍之介氏、ヴィオローネ、ヴィオラ・ダ・ガンバの櫻井茂氏。アートリュート奏者高本一郎氏。バロックヴァイオリン奏者 小池はるみ氏。など、昨年のミサ曲ロ短調全曲演奏会で協力してくださった方々が引き続き、梨ばろっこに協力してくださいます。 コンサートまで1ヶ月を切りました。順調に準備は進んでいます。8月5日をどうぞお楽しみに。 しかし、ひどい暑さです。。。どうぞ皆様くれぐれも熱中症にはお気をつけてお過ごしください。