落語と出会ったのは18の時。大学に入るため東京に引っ越して、友達がほしい、という安易な理由でサークルに入ろうと考えた。コンパをやってイェーイ!みたいなノリが自分に合わないのは分かっていたので、落研(落語研究会)なら何とかなるんじゃないか、と門を叩いた。 後でわかったのだが、その大学の落研は伝統あるサークルで、高田文夫さん、古今亭右朝さん、立川志らくさん、柳家さん生さんなどそうそうたるOBのいる落研だった。僕の一つ上の代には現・春風亭一之輔さんがおられた(当時から落語への想いはズバ抜けていたし、高座も面白かった)。 結果的に僕はこの落研を1年足らずでやめてしまう。表向きには理由を「裸踊りをさせられたり、いじられるのが辛かった」と答えていてそれも嘘じゃないが、落語をどんどん好きになり、落語に関するあらゆる面で先輩方にかなわないのが分かり、逃げ出したのだと思う。 友達はできなかったが、落語と出会えたのは一生モノの財産で、20年近い後、この映画に結びついた。そんでもって良い感じのチラシもできつつあります。ぜひ、劇場にいらしてくださいな。監督・伊藤有紀 **************** 映画「人情噺の福団治」九州先行公開情報 ○KBCシネマ(福岡県)11/5(土)〜予定 ○別府ブルーバード劇場(大分県)11/12(土)〜予定 ○ガーデンズシネマ(鹿児島県)2017年1/2(月)〜予定スタッフ注:九州在住の方で、クラウドファンド支援してくださっており、リターンに劇場招待券が含まれている方には、後日、改めてご連絡させていただきます。もうしばらくお待ちください。




