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いつかまた倉敷美観地区に来てもらうために。 岡山のいいものをお届けします!

岡山県でいちばんの観光地『倉敷美観地区』。コロナ拡大を受け人通りは減り、美観地区では現在ほとんどのお店が休業をしています。いまを乗り越え、将来このコロナが収まったときに、全国・全世界の皆さんを、また笑顔でお迎えすることができるように、美観地区のさまざまなお店で協力してプロジェクトを立ち上げました!

現在の支援総額

3,699,830

184%

目標金額は2,000,000円

支援者数

490

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/04/27に募集を開始し、 490人の支援により 3,699,830円の資金を集め、 2020/05/28に募集を終了しました

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いつかまた倉敷美観地区に来てもらうために。 岡山のいいものをお届けします!

現在の支援総額

3,699,830

184%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数490

このプロジェクトは、2020/04/27に募集を開始し、 490人の支援により 3,699,830円の資金を集め、 2020/05/28に募集を終了しました

岡山県でいちばんの観光地『倉敷美観地区』。コロナ拡大を受け人通りは減り、美観地区では現在ほとんどのお店が休業をしています。いまを乗り越え、将来このコロナが収まったときに、全国・全世界の皆さんを、また笑顔でお迎えすることができるように、美観地区のさまざまなお店で協力してプロジェクトを立ち上げました!

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こんにちは。『美観堂』の新入社員・塩崎です。4月末からスタートした美観地区のクラウドファンディングも25日目。今日もクラウドファンディングのリターンのひとつ、『美観地区みらい券』が使える美観地区のお店さんをご紹介していきます。マガジン『美観地区を支援するクラウドファンディング』『美観地区みらい券』は、美観地区のお店を先払いで支援できる商品券。今日は、旅先で地酒を飲むのが好きな方に特におすすめしたいお店のご紹介です。そのお店は、備中の地酒バル『粋酔日(すいようび)』さんです。「備中」とは、岡山県の旧国名のひとつ。倉敷市を含む県西部の地域を指します。『粋酔日』さんは、そんな備中エリアの地酒のみを取り扱うお店さんです。備中の地酒に使われているのは、幻の高級酒米「雄町米」岡山県の酒蔵の数は全国で9位。そして、その半数近くが備中エリアにあります。備中の酒蔵の多くは、「雄町米(おまちまい)」という栽培が非常に難しい高級酒米を使ってお酒をつくっています。この雄町米、現在約50ある酒造好適米(日本酒造りを目的に開発されたお米)の品種うち、約30品種の生みの親と言われており、「酒造好適米の祖先」とも呼ばれるとても優れた品種なんです。その雄町米、実は生産量の95%が岡山で作られています。そんな酒米どころの岡山県ですが、実は県内での地酒の消費量はわずか20%ほど。意外と、岡山県の人は地元のお酒を飲んでいないんです。今日ご紹介する『粋酔日』の店主・中原さんは、「備中の地酒を色んな人に広げたい」という思いでお店を始められました。記事を書くにあたって、『粋酔日』さんに取材に行ってきました!店主の中原さんはとてもおもしろい方で、笑いの絶えない、楽しい時間を過ごすことができました。大切なのは笑って楽しく飲むこと。目指すは「倉敷で一番楽しいお店」『粋酔日』さんにあるのは備中の地酒のみ。全国的には知られていないお酒もたくさん取り揃えています。お酒の銘柄や、詳しいことがわからなくても大丈夫。「甘みがあってスッキリしたやつを」「香りが控えめでどっしりしたやつを」などなど。どんなものが飲みたいかを伝えると、その人にあったお酒を用意してくれます。「日本酒初心者です」と言えば、初心者でも飲みやすいものを探してくれますよ。「写真は苦手なんですよ〜」と言う店主の中原さん。おすすめのお酒について伺うと、このように話してくださいました。「世界で一番おいしい酒は、笑って楽しく飲む酒です。『粋酔日』は、役職とか歳とか、そういうの関係なくみんなが楽しく笑って酒を飲める「倉敷で一番楽しいお店」にしたいと思ってます。」大切なのは、「お酒を笑って楽しく飲むこと」。中原さんは、お客さん同士の会話が弾み、交流がつながることを意識してカウンターに立たれています。地酒を知り尽くした料理人による酒の肴が目白押し『粋酔日』さんは、地酒が美味しいだけでなく、一緒に食べる料理もどれも絶品。中原さんは、16歳から料理の道に進み、京都で修行を積み、旅館の板前をしていたこともある生粋の料理人です。お客さんの希望があれば、メニューになくても、ササッと作って提供することもあるそう。(メニューにない料理ってテンションあがりますよね...!)お客さんに必ず出すつきだしは、野菜・魚・肉で構成していて、つきだしだけでもいろんな美味しさを味わえます。ちなみに、突き出しの内容は毎週変えているんだそう。調理方法がかぶらないように。お客さんが飽きずに楽しめるように。そんな思いのつまった料理と一緒にお酒を飲むと、より一層お酒もおいしく感じられそうです。一番の人気メニューはこちらのポテトサラダ。試食させていただくと、お酒だけでなくご飯にも合うようなしっかりした味で、とても美味しかったです。つい「えっ、これポテトサラダですか?」という感想が出てしまったほど。今まで食べたことのないポテサラの味に、びっくりされるお客さんも多いそうです。「日本酒に合うように作ってて、日本一のポテサラだと思ってます!」と中原さん。今回はお仕事だったのでお酒を楽しむことはできませんでしたが(無念...)、次回はお客さんとして、日本一のポテサラと一緒に中原さんのおすすめの地酒をいただきに来ようと思います。最後に中原さんは「備中のお酒を色んな人に広げたい!」という想いで、2019年6月に地酒のお祭りを開催されました。その名も『宴joy(エンジョイ)備中酒地酒フェス SAKEべ!! 〜ここから始まる備中浪漫酒〜』。備中地域の14の酒蔵が参加し、販売しているフードも備中地域のもの、酒器も地元作家のもの。オール備中のお祭りです。第2回目となる今年はコロナの影響もあり延期となっていますが、開催を心待ちにしています。今日ご紹介した『粋酔日』さんは、今回のクラウドファンディングのページで購入できる『美観地区みらい券』をご利用いただけます。たとえば、「未来の備中の地酒代を先に払っておく」という形で、『粋酔日』さんをご支援いただけますと嬉しいです。こちら、美観堂のSNSです。よかったらフォローしていただけると嬉しいです!美観堂 Twitter美観堂 Instagram最後まで読んでいただき、ありがとうございました。またご覧ください。


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こんにちは。『美観堂』の犬養です。美観地区のクラウドファンディングも、いよいよ25日目。連日、そのリターンの一つとしてご用意している『美観地区みらい券』が使えるお店さんをご紹介しています。マガジン『美観地区を支援するクラウドファンディング』『美観地区みらい券』は美観地区のお店を先払いで支援できる商品券。本日も、僕が実際によく通っている美観地区のお店のどこがお気に入りなのか、ご紹介したいと思います。イタリア料理×蕎麦の新しい組み合わせ『トラットリア自家製蕎麦 武野屋』さん。お店のお料理コンセプトがそのまま表れた店名なんですよね。大衆的なイタリア料理店を示す「トラットリア」と「自家製蕎麦」。そして店主の武野さんご自身のお名前。うーん、ストレート。そして「おっ、トラットリアと蕎麦ってあまりないな。けどなんだか美味しそう」と思わされるネーミング。僕が20〜30代のスタッフや友人に紹介する際にも、この店名だけで「美味しそう!」となるリアクションばかりです。誰もが『カルボナーラのおそば』もしくは『ジェノベーゼのおそば』を注文する魔法『武野屋』さんに来たら、やはり地元岡山・蒜山(ひるぜん)のそば粉などを使ったお蕎麦の料理は欠かせません。その中でも「ザ・イタリアン蕎麦」の魅力が詰まっているのが、この二つ。『栗豚ベーコンとマッシュルームのカルボナーラのおそば』『有機トマトとホタテのジェノベーゼのおそば』僕がこれまで10回以上行ったすべての回で、このどちらかのお蕎麦を注文しています。僕も好きなメニューですが、何より一緒に行く人が顔ぶれは変わっても必ずこのどちらかのメニューに吸い込まれていってしまうんですよね。イタリア料理を代表するパスタのクリーミーな味付けと、そば粉がもつあっさりしながらも少し野性味の残った味わい。その組み合わせを脳内で想像し、引き込まれていってしまうのでしょう。その様子は、まさに魔法のよう。そして注文時に想像したその味、実際に食べても全く期待を裏切りません。※ジェノベーゼの方はランチ限定メニューですので、ご注意を。倉敷を味わう、日本庭園が広がる白壁の古民家『武野屋』さんの大きな魅力の一つが、そのロケーション。築150年の白壁の古民家で、ほぼどの席からも四季の移り変わりを味わえる日本庭園を堪能できます。大きな窓からは、昼には太陽の光がたくさん採り込まれ、夜には幻想的な庭園の風情を感じられます。さらに。これまでのこの記事本文に使われている4枚の写真、お気づきでしょうか。4枚すべてに共通して入っている、「あるもの」の存在を…。そう、それは倉敷の児島で作られるデニムなんです。『武野屋』さんでは、のれん、ランチョンマット、メニュー、そしてスタッフの方のエプロンと、様々なところに倉敷の名産であるデニムを使われているんです。そこには、倉敷で生まれ育った店主の武野慎一郎さんが、15年間外食産業に携わったのちに地元でオープンしたこのお店への思いが込められています。蒜山のそば粉、瀬戸内の魚介、岡山県産の野菜というお料理に加えて、倉敷らしい古民家、そしてデニム。どの面でも確かなデザイン性があり、様々な点で倉敷を堪能できるのが、『武野屋』さんの魅力です。コロナが明けた頃に。『武野屋』さんを味わいに来てください僕も会社のスタッフや他の地域からのお客さんとよく行く、この『武野屋』さん。夜でもアラカルトだと一人あたり4,000円ぐらいで食べることができる、カジュアルさです。デートにも、ご家族とでも、職場の同僚とでも。かなりオールマイティーに利用できるお店です。今回の美観地区のクラウドファンディングで購入できる『美観地区みらい券』、この『トラットリア自家製蕎麦 武野屋』さんでも利用いただけます。例えば「未来のカルボナーラそば代を先に払っておく」という形で、ぜひ支援してもらえると嬉しいです。美観堂のSNSでもいろいろなお店紹介やレシピ紹介をしています。こちらもよかったらフォローしてください。美観堂 Twitter美観堂 Instagramこれを書いた僕(犬養)のTwitterです。ここでも会社のこと、美観堂のことなどをよく話してますので、フォローしてもらえると嬉しいです!犬養 拓@しなやか経営 Twitter


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こんにちは。『美観堂』の高羽です。4月末から美観地区のお店さんと行っているクラウドファンディングも残り9日となりました。リターンのひとつとしてご用意している『美観地区みらい券』。先払いで支援できるこの商品券が使える美観地区のお店をここ最近は連日ご紹介していますが、ラストスパートということで、昨日からは毎日2店舗ずつのお店さんをご紹介しています。マガジン『美観地区を支援するクラウドファンディング』これまでのお店紹介は、このnoteのマガジンにまとめています。どれも素敵なお店ばかりなので、お時間があるときにぜひざっと読んでみてもらえると嬉しいです。さて、今日のお店は『吉井旅館』さんです。130年以上の歴史を誇る、美観地区の老舗旅館さんをご紹介します。はじまりは、日本の産業発展を担う倉敷の工員社宅吉井旅館さんのはじまりは明治22年にさかのぼります。この頃は、倉敷を拠点に一大繊維産業を興そうと設立された『倉敷紡績(現・クラボウ)』ができたばかり。イギリス式の最新紡績設備を備えた倉敷本社工場が出来上がったころでした。この倉敷紡績の社長が、のちに岡山を代表する実業家となった『大原孫三郎(まごさぶろう)』。「わしの眼は十年先が見える」という言葉も有名な孫三郎は、会社が大きくなるにつれ、当時としてはとても先進的だった工員の寮を整備していきました。吉井旅館の初代『吉井松太郎』さんが、孫三郎からの依頼でつくった社宅が、のちに吉井旅館となったんだそうです。現在の女将『永井圭子』さんで5代目。圭子さんのお母様が女将の代で「吉井」から「永井」へ名字は変わりながらも、130年以上もの間血縁で継承されてきた旅館なんです。経営理念は「また来たい旅館に」。シンプルな理念だからこそ1番大切なのはおもてなしの心旅館としては創業130年の吉井旅館さん。建物自体はなんと築280年の町家をつかっています。しかも、1度も建て替えることなく改築、増築してきたんだそう。江戸時代の建物を活かした伝統的な造りと、和洋折衷の調度品で仕立てられた館内を歩くと、明治時代にタイムスリップしたような感覚になります。西洋の文化が入ってきた中で、すべてを西洋のものにするのではなく、古い日本のものに固執するでもなく、古いものと新しいものの良さを調和して育む。そんな選択を取り続けてきた、吉井旅館の先代のみなさんの美意識、とても素敵だなぁとしみじみと感じました。そんな今と昔が融合する空間づくりをされている『吉井旅館』さん。女将さんに大切にされていることを伺ってみると、とてもシンプルな回答が返ってきました。「また来たい旅館に」と思っていただくこと。「また来たい旅館に」これが旅館の経営理念だそうです。お客様に「また来たい」と思ってもらうためにはどうすればいいのか。吉井旅館で働かれているみなさんは常に考えて接客をされているんだそう。旅館として目指すところがシンプルかつ抽象的だからこそ、お客様ひとりひとりに合ったおもてなしができてらっしゃるんだろうなぁ...。お話を伺いながら、少し感動してしまいました。坂本龍馬も立ち寄った!?趣が異なるそれぞれの客室吉井旅館さんの部屋数は全部で6つ。古民家を改修しているので、一部屋一部屋趣がまったく違うお部屋となっています。庭に面した縁側のあるお部屋。庭にあった道具蔵を改築したお部屋。ご家族やグループでお泊り頂ける大きな部屋。いろいろある中で、僕が1番惹かれたのは、『かえでの間』というお部屋。実はこのお部屋、『坂本龍馬』が泊まったという言い伝えがあるんだそう。まだ吉井旅館さんができる前、この建物が商人の町家だった江戸時代末期に、京都へ向かう坂本龍馬がこのお部屋に宿泊されたんだそう。「坂本龍馬と同じ部屋に泊まる」なんという字面...!なんという体験...!!ご近所さんでいつも出勤のときに通っている吉井旅館さんにまさかそんな歴史があったとは。勉強不足の自分を恥じるとともに、美観地区で暮らす人間として、とても誇らしく、いろんな人に知っていただきたい話がひとつ増えて嬉しいです。吉井旅館さんでは、2つの貸切風呂も無料で利用できます。檜(ひのき)と高野慎(こうやまき)。希望の時間を到着時に仲居さんへお伝えすればOKだそうです。また、ご希望の方には、お部屋でのアロマテラピートリートメントも有料でしてもらえます。お部屋に来てもらってアロマオイルマッサージ。僕はこんな贅沢を今までの人生でしたことがありませんが、今この瞬間将来したいことリストにばっちり追加しておきました。若い感性が創る、地産地消にこだわった瀬戸内の豪華会席吉井旅館さんの料理長・川上さんは、現在45歳。なんと、25歳のときから20年間料理長としてこの旅館を背負ってきました。若いころから料理長をつとめ、伝統をふまえつつも、若い感性でつねに新しい会席料理に挑戦してきたんだそう。そんな料理長の振る舞う料理は、瀬戸内海の魚に地元産の野菜が中心。季節の旬の素材を使うことはもちろん、季節の先取りも欠かしません。まだ地元では口にできない食材を取り寄せて、初だしとしてお客様に提供することも大切なおもてなしのひとつだと教えてくださいました。また、旅館にはうなぎ屋『うなぎ乱亭』さんも併設されています。国産のうなぎを使った肉厚でふっくらなうな重は、吉井旅館さん自慢の逸品。この記事を書いている現在の時刻は夕方17:00。この時間帯に目にも美味しい会席料理とうな重の写真を見るのは、お腹の虫への刺激が尋常じゃありません...!130年の伝統をぜひ体感しにきてください今日ご紹介した吉井旅館さんでも、今回のクラウドファンディングで購入できる『美観地区みらい券』をご利用いただけます。江戸時代のそのままの姿を今に伝える建物。江戸時代の建築に現代の調度品が融合した館内とお部屋。瀬戸内の旬に料理長の感性を注いだお料理。仲居さんたちのおもてなしの心。ぜひ、130年以上続いている旅館の伝統を、五感で感じにいらっしゃってください。「未来の宿泊代を先に払っておく」という形で、ぜひ吉井旅館さんも支援してもらえると嬉しいです。美観堂のSNSでもいろいろなお店紹介やレシピ紹介をしています。よかったらフォローしていただけると嬉しいです。美観堂 Twitter美観堂 Instagram最後まで読んでいただきありがとうございました。またご覧ください。


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こんにちは。『美観堂』の高羽です。美観地区のお店さんと一緒におこなっているクラウドファンディングも今日で24日目です。プロジェクト終了まで残り9日、カウントダウンが始まりました!今日も、リターンのひとつとしてご用意している『美観地区みらい券』が使えるお店さんをご紹介します。『美観地区みらい券』は美観地区のお店を先払いで支援できる商品券です。これまでにご紹介したお店は、このnoteのマガジンにまとめています。マガジン『美観地区を支援するクラウドファンディング』どんなお店があるのか、ぜひ一度見ていただけると嬉しいです。さて、今日ご紹介するのは、『冨来屋本舗 別館』さんです。美観地区の郷土料理店『冨來屋本舗』さんの姉妹店でもあります。『冨來屋本舗』さんについては、先週書いたこちらの記事をご覧ください。「この麺を打てる職人は日本でもうここだけ。絶滅危惧の郷土の麺を出し続ける『冨來屋本舗』」『冨來屋本舗』さんは郷土のめん料理を提供されているのに対し、『冨来屋本舗 別館』さんは「千屋牛」の専門店。取材をさせていただいて、千屋牛を久しぶりに食べましたが、やっぱり別格の美味しさでした。和牛のルーツ!?岡山が誇る幻の「千屋牛」岡山県の方でなければ、千屋牛という名前を聞いたことない方が多いかもしれません。千屋牛は、岡山県北西部、新見市千屋地区で育てられているA5ランクの黒毛和牛です。日本を代表するブランド和牛「松阪牛」や「神戸牛」のルーツとなった牛でもあり、「日本最古の系統牛」とも言われています。飼育されている数がとても少なく県外ではほぼ食べることができないため、「幻の和牛」とも呼ばれます。希少であることで有名な神戸牛の月間出荷数が約460頭なのに対し、千屋牛は月に20頭ほどしか市場に出回りません。ローカルにして超A級の和牛、食べたくなってきたんじゃないでしょうか。(こないだの取材で食べたばかりなのに僕も食べたくなってきました)県外の方に味わってほしい。リーズナブルであることへのこだわり『冨来屋本舗 別館』さんは2019年11月にオープンしたばかりで、現在はランチメインで、夜はコースの予約限定。千屋牛のランチメニューが、とにかくリーズナブルなんです。岡山県の他のお店を見てみると、ランチでも5,000円を越えるところはザラ。中には10,000円するようなところもあります。一方で『冨来屋本舗 別館』さんのランチメニューはこちら。その差は歴然です。大将の楠戸登美夫(くすどとみお)さんと女将さんの鷲野史枝(わしのりえ)さんにどうしてこんなに価格を抑えて提供しているのか、伺ってみました。「美観地区は岡山でいちばんの観光地。そこでお店をするのであれば、『岡山ならでは』であることが大切。外から来てくれた観光客の皆さんに岡山のいいものを知ってもらう取っ掛かりをつくることが自分たちのやるべきことだと思っています。それが高級肉であっても同じで、まずは知ってもらうこと、食べてもらうことが私たちの役割。だから、できるかぎり、リーズナブルであることにこだわっています。それでお客さんに喜んでもらえれば、結果自分たちがやっている商売が楽しくなるんです。」幼馴染でずっとビジネスパートナーとして商売をされてきた大将と女将さん。リーズナブルな価格設定には、大将と女将さんのそんな思いがありました。絶品料理を食べる店内はオルゴールの音色で包まれています『冨来屋本舗 別館』さんに入ってまず気づくのが、店内にやさしく流れるオルゴールの音色。これらは、美観地区の『倉敷アイビースクエア』という複合観光施設内に2018年9月まであった『オルゴールショップミュゼ』が閉店した際に、お店のオーナーさんから買い取ったものなんだそう。他にも、「これすごいキレイなんよ」と年代物の万華鏡も女将さんに見せていただきました。館内を一通り案内していただいて、いよいよ、実食のお時間です。今回いただいたのは、千屋牛のロース肉の鉄板焼き。岡山特産の魚「ままかり」の酢漬けや、「きびだんご」にも使われる雑穀・キビでつくった「きびそば」など、副菜も岡山尽くしのメニューです。自分の席で、自分専用の鉄板で、自分好みの焼き具合で食べることができます。僕は、レアでいただきました。「うんま!!!」ついつい大きな反応をしてしまった僕の目の前で、「千屋牛食べたらお肉の認識覆るじゃろぉ」と微笑みながら女将さん。しっかり脂が乗っていながらも、まったくしつこくなく、甘みがとても強いんです。お塩、わさび、柚子胡椒、ポン酢と、薬味もいろいろ。それぞれ千屋牛の味を全く邪魔せず、お肉の旨味を引き立たせてくれます。いつ食べても、千屋牛の美味しさにはびっくりします。笑すき焼き、しゃぶしゃぶ、すき煮重といった定番のランチメニューの他に、現在は期間限定1日20食で千屋牛の牛丼をテイクアウトメニューとして販売しています。また、牛丼と同じく1,000円くらいの価格帯で、千屋牛のカレーもテイクアウトメニューとして考案中だそう。千屋牛のカレー...絶っ対おいしいやつ...!観光客の方はもちろん地元の方も、リーズナブルかつ贅沢なランチにうってつけですよ。最後に現在は2階建ての建物の1階のみで営業している『冨来屋本舗 別館』さんですが、2階部分にも食事ができる部屋を作ろうと計画中みたいです。特別に見せていただきました。外には美観地区の瓦屋根が広がる、とても見晴らしのいいお部屋でした。完成時期はまだ未定とのことでしたが、完成したら美観堂スタッフでもまた伺わせていただきます。美観地区の町家を眺めながら、岡山の幻のお肉をリーズナブルに食す。ここでしかできない体験を『冨来屋本舗 別館』でぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。今日ご紹介した『冨来屋本舗 別館』さんでも、今回のクラウドファンディングで購入できる『美観地区みらい券』をご利用いただけます。「未来の千屋牛代を先に払っておく」という形で、ぜひ『冨来屋本舗 別館』さんも支援してもらえると嬉しいです。美観堂のSNSでもいろいろなお店紹介やレシピ紹介をしています。よかったらフォローしていただけると嬉しいです。美観堂 Twitter美観堂 Instagram最後まで読んでくださりありがとうございました。またご覧ください!


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こんにちは。『美観堂』の瀬戸です。美観地区のお店さんたちと一緒におこなっているクラウドファンディングも残り10日となりました。そのリターンとしてご用意している、美観地区のお店を先払いで支援できる『美観地区みらい券』。今日もこの商品券が使える美観地区のお店をご紹介します。マガジン「美観地区を支援するクラウドファンディング」これまでにご紹介したお店はこのnoteのマガジンにまとめています。お時間のあるときにざっと見ていただけると嬉しいです。さて、今日ご紹介するのは、『美観堂』の姉妹店でもある『暮らしの宿 てまり』です。私は美観堂スタッフでもありますが、普段はこの宿の担当もしています。「もの」が主役。お伝えしたいのは、手仕事の品々がもつ価値や心地よさ『暮らしの宿 てまり』は、リノベーションした古民家を使った1日1組限定のお宿です。2018年6月にオープン、『美観堂』の2階にあります。館内に置かれている器や家具などはすべて、日本のてしごとの品々です。古くから日本、そして岡山・倉敷に息づいてきた伝統や素材、技法。これらが、現代的なかたちやデザインで表現された品々を揃えています。その良さは、ただお店の棚で手に取るだけではなく、一晩を過ごしながら手でふれて、使ってみることで初めて分かるものでもあります。昔から脈々とつづくものを感じる、ささやかな喜び。伝統の上に新しく生まれたスタイルを発見する、ちょっとした楽しさ。それらを感じる暮らしこそ、きっとこれからの時代の豊かさにつながるはずだと思っています。本当に大切なものに立ち返る宿。毎日をすこしだけ心豊かなものに今の世の中は、ものと情報で溢れています。大量生産や大量消費を前提にうまれている商品もたくさんあります。ですが、私たちがこの宿で揃えたのは、作り手の思いが明確にあり、素敵な物語がある品々ばかりです。そんな品々を泊まりながら使っていただくことで、「暮らしの中で大切にすべきもの」を振り返ってもらえれば。その体験によって、旅が終わったあとの日々の暮らしも、今までより少しだけ豊かに感じられるような、そんな余韻が心に残るような宿でありたいと思っています。宿を構えるのは民芸のまち・倉敷ご存知ではない方もたくさんいらっしゃると思いますが、実は倉敷は「民藝運動」がとても盛んだった町なんです。民藝運動とは、暮らしの中で使われてきた手仕事の日用品の中に、美しさを見出そうとする運動。大正時代にこの運動を提唱したのが『柳宗悦(やなぎむねよし)』という学者さんです。彼を支援して『日本民藝館』ををつくった倉敷の実業家『大原孫三郎(おおはらまごさぶろう)』。日本で2番目の民芸館である『倉敷民藝館』をつくった、その長男の『大原總一郎(おおはらそういちろう)』。倉敷はこの親子が生まれた地でもあります。彼ら先人の気質が今も脈々と受け継がれている倉敷で、美観地区の美しい町並みを眺めながら過ごす時間は、日常とは切り離された体験になります。そんな非日常の中の発見と安らぎを、ご自身の日々の暮らしに持ち帰っていただきたいと思っています。古いものと新しいもの、どちらも大切に宿をしています『美観堂』と姉妹店の『カフェ有鄰庵』の間にある細い路地。ここを進むと「てまり」の看板と暖簾が見えてきます。暖簾をくぐり、戸を開けると2階に続く階段。上がった所に4畳ほどの板の間と、その横に6畳のたたみのお部屋が2間あります。お部屋の自慢は大きな格子窓。美観地区の町並みを行き交う人々や、時間によって表情が変わる美観地区の情景をご覧いただけます。窓枠やガラス、梁や柱の部分は、もともと一般の住宅で使われていたものをそのまま使っています。古いもののいいところと、新しいもののいいところ。どちらもを大切に、暮らしていきたい。そんな私たちの思いの表れでもあります。チェックインはお部屋で。旅のススメはお任せくださいチェックインカウンターは設けていません。私や地元出身のスタッフが宿の中でご対応します。チェックイン時は、地元生まれのお茶とお菓子を召し上がっていただきながら、美観地区の観光やお食事処についてご紹介します。スケジュールを決めずにお越しいただいても大丈夫です。お客様が美観地区でどのような時間を過ごしたいかを伺いながら、おすすめさせていただきます。滞在中にお使いいただける品々を少しだけご紹介しますこちらは、瀬戸内海をのぞむ岡山県の玉野市の工房で創作活動をつづける『十河隆史(そごうたかし)』さんのうつわたち。一番手前に写っている湯呑は『ほっこり湯呑』といいます。この湯呑でお茶を飲むと、土の温かみ、持ち心地のよさ、作り手さんの人柄を感じていただけますよ。ほかにも、同じ倉敷市の真備町で取れた竹を使ってものづくりをしている『TEORI』さんのスツールや、全国でたった2人の親子しかつくれない『倉敷ガラス』などもご用意しています。お風呂は五右衛門風呂。これも手仕事でつくられています。単に見た目がレトロなだけでなく、鋳鉄(ちゅうてつ)でできた浴槽は遠赤効果が加わるためお湯はまろやかになり、体の芯から温かくなります。おやすみになる前にゆっくり入浴し、1日美観地区を散策した旅の疲れを癒やしてください。「暮らしの豊かさ」を更新しながら営む。新しいかたちの宿造りを目指しています今計画中なのですが、宿に素敵な椅子を置こうと思っています。大きな格子窓の高さと同じくらい。手仕事でできた、作り手の想いのこもったもの。そんな椅子に座り、町並みをただ見ながら過ごす。普段の生活ではなかなか体験できないような時間を提供したいと考えています。また、宿泊していただくことだけが、『暮らしの宿 てまり』の表現の仕方ではないとも思っています。『暮らしの宿 てまり』が考える「心の豊かな暮らし」。これを感じていただける宿泊以外のサービスも近日スタートの予定です。安心してお越しいただける頃にお待ちしております『暮らしの宿 てまり』でも、今回のクラウドファンディングで購入できる『美観地区みらい券』をご利用いただけます。「未来の宿泊代を先に払っておく」という形で、ぜひ支援していただけると嬉しいです。コロナがもう少し落ち着いた近い将来、美観地区でお会いできることを楽しみにお待ちしています。美観堂 Twitter美観堂 InstagramSNSのフォローも大歓迎です。最後まで読んでいただきありがとうございました。またご覧ください。