皆さん、こんにちは。何よりも大切なのは「持続する力」に他ならないと思う今日この頃です。毎日続ける勢いだったレポートですが、8日で力尽きました……。申し訳ありません。 実は先週末、大麻銀座商店街の夏祭りがあり、その準備、実施、撤収と大わらわでした。しかも、せっかく準備をしてきましたが、両日とも雨に見舞われ……。同じように、イベントに関わっていた皆様、本当にお疲れ様でした。 夏祭りの話しついでに、今回は私的な思い出と、動機づけについて書きたいと思います。 この商店街で江別港を構えた経緯は前述の通りですが、私はもともとこの商店街と縁がありました。叔母がこの商店街で店を営んでおり、子供の頃は何度も遊びに来ていたのです。商店街の光景はほとんど覚えていませんでしたが、今でも強烈に残っているのが、夏祭りの記憶でした。どこかの外壁に映し出されたアニメ映画の迫力と、それを観る子供に配られた水あめの甘さは、ふとした拍子に蘇る光景でした。 この商店街に仕事として関わるようになりましたが、すぐにはその光景と結びつかず、叔母が昔に営んでいた店構えを見てようやく思いだしたところです。実に30年ぶりに「戻ってきた」という感慨がありました。 頂いたご縁によりこの商店街で江別港を構えたことは事実ですが、私にとってより強い「動機づけ」が、この夏祭りの光景だったと思っています。特別な原体験は、知らずうちにその人の心に「錨=アンカー」を打ち込み、どれだけ長い年月を経ても、いずれその地に還る動機づけになるのかもしれません。 江別港では、江別で学ぶ大学生がこの地で特別な体験をすることで、その心にアンカーを打ち込み、様々な地域や分野に旅立って行った後も、江別を想い、戻るきっかけ作りをできたらと思っています。 今回の夏祭りでは、雨の中、半ば強引に室内で盆踊りを開催しました。わずか数人の子供たちの参加でしたが、その心にたとえ小さくてもアンカーが打ち込まれたのなら、苦労した甲斐もあります。このとき、一緒に輪に入って踊ってくれた大学生の皆様にも感謝↓。 この子どもたちが、将来にわたって今回の盆踊りのことを覚えていたとしたら、それは皆様のあたたかい心遣いのお蔭だと思います。
みなさん、こんにちは。来週末から8月だと知って、膝から崩れ落ちそうになりました。そして、お盆が来て、ライジングサンロックフェスティバルが終わると、9月が目前に迫り、今と同じようなことを言っているのでしょうね。 さて、今回紹介させて頂く活動も、江別港が主催ではなく、ひょんなことからご縁を頂いた方々と盛り上がっているうちに始まった企画です。そんなのばっかりではないか、とご指摘を受けそうですが、現状では確かにそんなのばっかりです……。 その名も「江別大実験会議室」。若者や商店街の方などが集まり、その回の担当者がこの商店街を舞台とした企画を提案し、それをたたき台に参加者全員で意見を言い合うというものです。主催は、あるNPO法人の代表の方と、酪農学園大学の学生さんです。 この写真↓は、前回の会議の様子です。 月に1回ペースで開催して、今年度中に10本ぐらいの企画を出し合おうとしています。その中で可能性のある企画が出てきたら、アクションに移行させることも考えております。 まだ2回ですが、表層的な刺激だけのアイデアではなく、もっと奥深くに一気に斬り込んでくるアイデアが主で、とても楽しくなります。私も近いうちに担当になると思うのですが、負けじと皆さんの創造力を刺激できるような企画を出さなければなりませんね。 先日ご紹介しました商店街と大学生の連携会議も含め、江別港に集まる方々で、このような「場を開く」ことは、江別港という場の力をつけていくことにつながると感じています。
みなさん、こんにちは。早いもので、このプロジェクトが掲載されてから、1週間が経過しました。本日、新たなご支援も頂き、44%まで到達することができました。また、江別港のフェイスブックページも、この1週間で20以上の「いいね!」を新たに頂きました。一つ一つの応援が、とても心強く感じられ、今回のプロジェクトはもちろんですが、江別港という事業そのものを成し遂げようという力になっております。ありがとうございます! さて、江別港で行われた活動の紹介と思って、この1年を振り返っていたのですが、江別港として主催する事業はほとんどないことに気付きました。今回紹介したいと思った「江別港映像部」も、江別港として何をしたという訳ではないのですが、今後を考える上では大切な活動だったと思うので、紹介させて頂きます。 ことの発端は、ある学生さんと話していて出た「江別で短編映画祭でもやるか!」でした。ノリと勢いだけで事を始めるのは、そろそろやめた方が良いと思うのですが、そんな事からスタートし、どうせなら江別を舞台にした短編映画も作成して、映画祭で上映したいよね、と内容はふくらんでいきました。 ちょうど江別港の動きも始まったタイミングでしたので、大麻銀座商店街を舞台に一本作品を作成しようということになりました。 私が関わったのは、そこまでの流れと、助成金書類のアドバイスぐらいです。あとは中心となる学生さんがそのパワーとネットワークを使って組立てていき、そこから人が人を呼び、気づけば今まで見たことのない大学生も社会人もまぜこぜのチームになっていました。 ↑これは、好きな写真で、江別港の和空間「chabu」で打合せをしている様子です。江別港に集まる人同士が化学反応を起こして磁場が生まれ、そこからあとは江別港を使いながら話し合い、展開していくという様子は、良い形だなと思いました。座談会の時に確認されたのは、江別港はイベントを仕掛けるところではなく、少しだけ非日常の空間が様々な活動が生まれるきっかけを演出し、生まれた活動を支援する場なのだということです。 余談と自慢ですが、映像部の意気投合した仲間たちが、続けて小樽短編映画祭に向けた作品を造り、しっかり賞をとって来ていました。とても誇らしい気持ちになりました!
みなさん、こんばんは。今日は、祝日だったのですね。海の日! どのようにお過ごしだったでしょうか。 江別港の活動紹介2回目は、主体は江別港というより商店街になります。商店街のイベントには多くの大学生の方がスタッフとして参加して頂いておりますが、商店街と同じ未来像を共有している方が、単なるお手伝いではなく、理想の商店街に向けた活動へとつなげていけると考えました。 そこで、今年の2月から2回、江別港を会場に大学生と商店街の連携会議を企画し、お互いの持つ商店街のイメージを出し合い、そこから向かうべき未来像を共有していきました。 印象深かったのは、大学生が感じる銀座商店街の魅力に「人との距離の近さ」や「人のあたたかさ」が上げられましたが、商店街の方にとってはそれが意外だったことです。昔は多くの人で賑わっていて、そういう素朴なあたたかさはなかったそうです。それは、この40年で醸成されてきた空気なのだと、大学生の意見から再確認していました。 それならば、その良さを長所として伸ばしていくことが、この商店街の未来では? それで2回目に描いた商店街の未来図がこの写真です。 キーワードは「見える」「見せる」「見てる・見られてる」でした。この商店街の持っている人の魅力を積極的に外に出して、通りから見えるようにしよう、というものです。その後、何名かのキーパーソンとお話しする機会がありましたが、銀座商店街の方向性として共通していた意見が「見える化」でした。大学生と商店街の方の遠慮のない話し合いが、シンプルですが誰もが共感し得る方向性を示す結果となったようです。 このように、客観的かつ意欲的で新鮮な意見をもつ大学生と、地域の課題について話し合うことで、今まで想像しなかった解決の糸口が見える、そのような化学反応を演出する場に江別港がなれれば、と思っています。
みなさん、こんにちは。夏の短い北海道では、至るところでイベントが行われていることと思います。大麻でも土日は市民夏祭りがあり、来週末はここ大麻銀座商店街の夏祭りがあります。昨年は大雨でしたが、今年は意地でも晴れて欲しいところです! さて、江別港の由来や始まりのことに触れてきましたが、具体的にどのような活動をしてきたのか、何回かに分けて紹介させて頂きたいと思います。 今回は、「江別港座談会」から生まれた企画のひとつ、「テーマバー」についてです。 座談会では、江別港に人が集まるための企画を話し合っていましたが、交流することを冠に掲げても、かえって参加しづらくなる人もいる、という意見が出されました。特定のテーマを掲げた集まりにすれば、他に知り合いがいなくても参加し易くなる、そこで「テーマバー」の企画が生まれました。 鉄道、政治、旅など、色々なアイデアの中、1回目のテーマは「ガンダム」になりました。 写真のように、ザク豆腐を仕入れたり、照明を変えてみたり、頑張ってそれらしい雰囲気にするところまではなんとかできました。 メニューも工夫してみて、こんなおつまみも作ってみました(スペースコロニーです、念のため)。 が、急ごしらえの企画だったためか、肝心の集客はいまいち。いつもの仲間でガンダム話しで盛り上がりました(それはそれで楽しかったですが)。 これに続けてテーマを変えてシリーズ化していく予定でしたが、残念ながらいまのところ開催出来ていません。準備にけっこう手間がかかるため、そのテーマに即したコアメンバーを見つけて、会場の雰囲気作りなどを一緒に出来ると、シリーズ化も可能かと思っています。 また、江別港の企画全般に言えることですが、参加の呼びかけのルートがとても限られています。このチャンネルを増やしていかなければ、いくら良い企画を作っても成果は上げられません。着実に確保していくことが目下の課題になりますが、今回のプロジェクト掲載を通して新たな方に知って頂いたことも、一つの突破口になるのではと期待しています。