クラウドファンディングの挑戦が始まり1週間が経過しました。温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。今、バングラデシュ コックスバザール難民キャンプには、ミャンマーから逃れたイスラム系少数民族が85万人以上も暮らしています。25歳の女性、モキマさんもその一人です。この難民キャンプでは6月15日時点で新型コロナウイルスの感染者が38人、さらに2名の死亡が発生しており、封鎖(ロックダウン)状態にあります。バングラデシュ政府は、現在、新型コロナウイルスの感染率に基づいて、地域ごとに赤、黄、緑の色分し、それに伴い、移動や商業活動に関連する制限するシステムを導入しました。コックスのバザール地区とダッカのほとんどは、レッドゾーンに指定されています。コックスバザールのキャンプに隣接するエリアもレッドゾーンに指定されており、引き続き警戒が続いています。--------------------------------モキマさんのような感染の危機にある難民たち、その日の食べ物にも困窮している難民たちがいます。助けを必要とする人々に、今すぐ必要な支援が届けられるように。どうか応援をよろしくお願い申し上げます。 【応援の方法】1⃣寄付で応援するプロジェクトページの「プロジェクトを支援する」からご寄付をお願い申し上げます。2⃣シェア拡散する以下のプロジェクトページを、応援メッセージとともにSNS等でシェアくださいますようお願い申し上げます。 https://camp-fire.jp/projects/view/291358
【新型コロナ緊急支援】難民キャンプの女性に、命を守る石けんや食糧、医療支援を!https://camp-fire.jp/projects/view/291358開始から1週間が経過しました。どうなることかと、不安を抱えながらスタートしましたが、心強い応援を皆様からいただき、すでに3分の1を達成しました! ご寄付いただいた皆様、シェア拡散で応援いただいた皆様本当にありがとうございます。長年温かいご支援をいただいている寄付者さまや、コロナの影響で事務局が閉鎖されていて数か月お会いできていないボランティアさんなど。対面でお会いできる機会がなくても、お心をお寄せいただき「心の距離」を近づけてくださり、スタッフ一同涙が出るほど感激しております。皆様のご支援をしっかりと現地に届けてまいります。しかしながら、まだ支援の手は足りていません。感染の危機にある難民たち、助けを必要とする人々に、必要な支援が届けられるように。7月30日まで引き続き応援をよろしくお願い申し上げます。 【応援の方法】1⃣寄付で応援する以下のプロジェクトページの「プロジェクトを支援する」からご寄付をお願い申し上げます。https://camp-fire.jp/projects/view/2913582⃣シェア拡散する以下のプロジェクトページを、応援メッセージとともにシェアくださいますようお願い申し上げます。 https://camp-fire.jp/projects/view/291358
私たちの生活に、耳慣れてきた「ソーシャルディスタンス」。しかし、世界で最も大きい難民キャンプのような密集地域では「ソーシャルディスタンスは不可能に近い」とCAREのアジア地域担当ディレクターのディープマラ・マラ氏(写真右)は言います。彼女は、コックスバザールのような場所での新型コロナウイルス発生の影響と、CAREの活動と展望について説明してくれました。■アジア地域の新型コロナウイルスの状況についてコックスバザールの医療施設 ©CARE Bangladesh 1月上旬から、私たちCAREは、新型コロナウイルスの問題について取り組み始めました。これは前例のないことです。今のところ、アジアでは、予想される患者や感染者、死者の数はどんどん増えています。しかし、アジア地域の多くで医療システムはすでにパンクしています。私たちは、検査施設の不足により、実際の感染者の数はもっと多く、報告された患者数が少ないのではないかと心配しています。バングラデシュでは、2億人の人口に対し、一つの検査施設しかありませんでした(4月10日時点)。私たちの心配事はたくさんあります:一つ目は、この新型コロナウイルスに関する十分な情報がまだないこと。二つ目は、すでに医療システムが弱くなっていること。三つ目は、アジアの移民の数はとてもとても多く、コックスバザールを含む、大きい難民キャンプがいくつもあることです。さらに、中長期的な生計手段を失うという問題にも直面しています。この地域では、その日の夕飯や昼ごはんを稼がなくてはならない、その日暮らしの人がたくさんいます。■ミャンマー難民の現状について家々が密集するコックスバザール難民キャンプ ©Tapash Paul/CARE コックスバザールは世界で最も大きい難民キャンプで、85万5千人もの人々が暮らしています。平均で一平方キロメートルにつき、4万人が暮らしており、7万人の場所もあります。では、彼らはどのような住居に住んでいるのでしょうか。彼らが住むのは、とても低いセメント台に竹と藁屋根で組み立てられた、薄っぺらい小屋です。家族全員が一つの部屋に住み、飲み水を集めるための水道や、手洗い場、トイレのような全ての水や衛生施設をみんなで共有します。つまり、人々は一つの施設を使っているだけでなく、「密」な状態になっているのです。さらに複雑なのが、難民キャンプの地形が平らでないということです。非常にでこぼことしていて、起伏があり、険しいです。つまり、年配の方や、身体障がい者や妊婦の方が移動するのは難しいです。そして、なぜ彼らがここにいるのかということを忘れてはいけません。彼らはこのキャンプに来るまでに、計り知れないトラウマや暴力に苦しんでいました。彼らは、精神的に最も強くなく、免疫力も低く、心に外傷を負った人々なのです。そのうえ、ソーシャルディスタンスを通じて人々が孤立するなど想像することもできません。■女性と女の子たちへの影響についてミャンマー難民とディープマラ氏 ©Asafuzzaman Captain/CARE 私たちは、女性と女の子たちに焦点を当てて活動しています。封鎖により外出できないと生計を立てることが難しくなり、家計負担はより大きくなります。誰が最初に食事を諦めるでしょうか。それは、女性と女の子たちです。さらに、彼女たちには、性と生殖のための健康も必要です。女性は、妊娠するし、赤ちゃんを産みます。感染拡大すると、産科などの、性と生殖のための健康のサービス提供の優先度が下がることがあり問題です。そんな中でも、CAREが対応策を作り出すときはいつでも、現地の女性や女の子たちと協力しています。とても活気に満ちた女の子たちによるユースグループがあります。どんなに気の滅入るような環境でも、彼女たちと15分話せば、気分は良くなるでしょう。何度も、彼女たちは手洗い場をどこに設置すべきか私たちにアドバイスをくれました。■これまでの活動で前進していること「情報がカギ」個別訪問で石けん等を届ける ©Maksuda Sultana/CARE Bangladesh 私たちは、コミュニティに何が必要か、そしてその差は何か考えることから、仕事を始めています。例えば、コックスバザールの難民キャンプでは、情報がカギとなっています。そこで、私たちは、感染症の情報、衛生知識を、ポスターやパンフレット、短い動画や、ラジオメッセージに翻訳しています。CAREの活動のほとんどは、人々を集めて行っていましたが、今、それをすることはこれ以上できないので、私たちは家庭訪問を行うことで対応し、病院の安全と待合室の混雑緩和のために、保健所と協力しています。希望は間違いなくそこにあります。私たちはまだ耐えなくてはなりません。私の心配事は、今は、新型コロナウイルスへたくさんの注目が集まっていますが、少し経って、私たちがそれに慣れ、このような困難にある人々への共感を忘れてしまうことです。もし、この危機的状況でそれが起これば、彼らの暮らしに悪影響を及ぼし危機的な状況をもたらすでしょう。----------------------------公開から5日間で既に温かいご寄付が集まっております。現在36%、目標金額の3分の1を達成しました!!!ありがとうございます。しかし、まだ支援は足りていません。助けを必要とする人々に、必要な支援が届くように。「プロジェクトを支援する」から応援をいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!
6月20日、国連が定める「世界難民の日」に、初のオンラインイベント:【世界難民の日】新型コロナと、世界の難民のいまを知る、を開催しました。1週間前の告知にも関わらず、定員の30名を超える、40名近くの方にご参加いただくことができ、なかなか日本のメディアには取り上げられることが少ない難民問題への関心の高まりを感じることができました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。当日は、アイスブレイクやクイズを交えながら、難民と新型コロナウイルスの感染状況、さらにそれに対し私たちCAREが行っている新型コロナウイルス感染症緊急支援活動、女性や女の子に配慮した支援の詳細についてお話させていただきました。記念すべき初めてのオンラインイベントということもあり、途中グループ振り分けに手間取ったり、動画の音が聞こえなかったりと運営に手間取りご迷惑をおかけいたしましたが、今後のイベント運営で改善に努めてまいります。【参加者の皆さまの声:うれしいお言葉をありがとうございます】・貴重なお話をありがとうございました!女性に対する支援のお話を聞けて良かったです。・ありがとうございました! 難民でも、女性をターゲットにした素晴らしい支援のお話や現地女性の気持ちや思い話や知れてとても良い機会になりました。ありがとうございました。・ありがとうございました!現実的で、具体的な支援の工夫をされていて、お話を伺い視野がひろがりました!記念すべき初のオンラインイベント、お疲れさまでした!ありがとうございました!7月中旬に、新たなオンラインイベントを企画しております。詳細はまた別途告知させていただきます!
こんにちは!CAREスタッフの神(じん)です。すでに温かいご支援が集まっております。本当にありがとうございます。私は、2013年10月からCAREに入職し、以来、個人寄付担当として、個人支援者とのコミュニケーションや募金などのファンドレイジング活動を担当しています。私とCAREとの出会いは、2012年2月。チャリティイベントを企画し寄付を集める「ファンドレイジング・ボランティア」に参加したことがきっかけです。半年の活動期間中、イベントを通して多くの支援者の皆さまに出会い、「支援者の皆さまがもっとCAREの活動を知ってファンになってほしい」、そして、「もっと多くの人が、支援を通して、遠く知らなかった人々と繋がり、思いやりの連鎖が生まれる世界にしたい」、そんな思いを持ち、ご縁があり、現在スタッフとして日々働いています。CAREでボランティアをしていた頃の私さて、このクラウドファンディングが始まる前、実は、ある絵本を読み返しました。それは、大学生の時ある絵画展で出会ったもので、私が、国際協力を志したいと突き動かされたきっかけの絵本です。私の学生時代は、ニューヨークで9.11が起き、アフガン侵攻が始まり、国際情勢が目まぐるしく動き出していました。そんな中、ある人道支援団体の絵画展で、私はある衝撃的な絵を目の当たりにしました。そこには、「わたしのまち」という題で、2つの国の子どもたちが描いた絵が並べて展示されていました。1つは、タリバンによって自分のまちの人々が銃で殺されている絵を描くアフガニスタンの子どもたち、そしてもう一つは、真っ黒のクレヨンで描かれたワールドレトードセンターやそこで助けを求める人々を描くアメリカ ニューヨークの子どもたちの絵でした。紛争や、国と国の衝突、宗教、イデオロギーの対立により、一番関係のない弱い子どもたちの心や体がこんなにもむしばまれている。痛ましさと何もできない虚しさ。私は、その絵の前にたちつくしました。いつか、このような紛争の犠牲にあった子どもたちや弱い立場にある人々のために何かできる人間になりたい、と強く思いました。CAREが教育支援を行っているタイの中学校にて・・・そして、時は変わり今、私たちCAREは、新型コロナウイルス感染症の脅威に見舞われている難民を支援するため、このクラウドファンディングに挑戦しています。この感染症により、不安とストレスの中、ステイホームを経験した私たちですが、世界の難民たちのいるところは、もはやホームではありません。故郷ではないところで、安全な水や必要な物資も環境も整わない場所で、封鎖や移動の制限がされ、食べるもののままならないまま、感染の脅威にみまわれています。私ができることは、本当に微々たるものかもしれません。でも、それでもできることはまだあると信じています。助けられるいのちがあるのなら、一刻も早く、そして一人でも多くの人々に支援を届けたいと願っています。共感していただけたら、どうかご寄付で応援いただけたらうれしいです。最初の一週間で、目標額の20%を集めると、目標額達成の確立が高まるという法則があります。また、多くの方に知っていただけるよう、FBやtwitterなどSNSでこの情報のシェアもぜひお願いいたします。