全3回のライブ配信企画「コロナ禍、世界一の過密都市ダッカで働く少女たちを救え! ~バングラデシュでおよそ50年活動する日本発祥のNGOの挑戦~」を行います!どなたでも、全国どこからでもお気軽にご参加いただけるオンライン企画です。このライブ配信では、シャプラニールが約15年近く支援する「バングラデシュで働く少女たち」の現状について、現地駐在員やスペシャルゲストをお迎えし、私たちがどんな想いをもって、なぜ私たちがいま支援を続けるのかなど、現地の生の声をお届けします。また、同時に働く少女の現状を伝え、貧困が悪化し児童労働が増加するリスクが高まる今だからこそ、活動継続の重要性などもお話しします。ご参加者から自由に質問いただける時間もあります。◆ライブ配信方法ZOOM・Facebook同時配信※お申し込み後、ZOOM視聴用のURLを別途お送りします。◆全3回スケジュール(予定)第1回 7月31日(金)20:00-20:20(終了後10分は質問タイム)『家事使用人の少女支援はこうして始まった~隠れた児童労働の現実』トピックス:家事使用人として働く少女支援のはじまり/少女たちの印象的なエピソードなど藤岡恵美子(シャプラニール副代表理事、ふくしま地球市民発伝所事務局長)2005年~2009年にかけてシャプラニールの現地事務所長としてバングラデシュに駐在。家事使用人として働く少女の支援事業立ち上げに携わる。現在は、ふくしま地球市民発伝所事務局長として、福島原発災害の教訓を海外の人びとに伝える活動に従事。×(聞き手)小川晶子(シャプラニール国内活動グループ)【第一回のお申込みはこちら】https://www.shaplaneer.org/eventform/ 第2回 8月8日(土) 14:00-14:20(終了後10分は質問タイム)※予定『バングラデシュの今・コロナ禍で児童労働が高まるリスク』トピックス:新型コロナをめぐるバングラデシュの状況/児童労働・家事使用人として働く少女の存在についてなど(現地より中継)内山智子(シャプラニールバングラデシュ事務所長)×(聞き手)鎌倉幸子氏(かまくらさちこ株式会社)青森県弘前市生まれ。1999年から2015年まで、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会カンボジア事務所、東京事務所に勤務。2016年よりかまくらさちこ株式会社代表取締役として、ソーシャルセクターのファンドレイジングや事業計画から評価までの事業運営全般に対するコンサルティングを行っている。第3回:現在調整中 ※内容に若干の変更があるかもしれません『バングラデシュの今・ニュースには映らない少女たちの危機』内容:家事使用人として働く少女たちの現状(コロナによる影響、少女たちの今の声)/支援活動の状況(センター運営状況、新たな取り組み)(現地より中継)内山智子(シャプラニールバングラデシュ事務所長)×(ゲスト)日下部尚徳氏(立教大学教員) × もうひと方ご出演を調整中◆主催・問い合わせ先特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会 担当:小川〒169-8611 東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内Email:event@shaplaneer.org TEL:03-3202-7863
ついに支援金額が50%を達成しました!応援してくださっている皆さま、本当にありがとうございます。皆さんは子どもの頃の運動会の思い出、どんな風に残っているでしょうか?支援センターでは文字の読み書きや計算など、基本的な教育することはもちんですが、子どもらしい時間をつくることも大切にしています。センターに通う少女たちにとって、年に一度のスポーツ大会はとても楽しみなイベントの一つです。 少女たちが一同に集まり、丸一日、かけっこや、パン食い競争ならぬビスケット食い競争、縄跳び競争などをします!また、この日のために練習した歌や踊りを披露するなど、みんなで楽しい一日を過ごします。体操服があるわけではないので、普段の服装であるサロワル・カミューズを着てスポーツ大会をします。普段、室内での仕事に追われる彼女たちが太陽の元で笑顔ではしゃぐ姿は、見ている私たちをも元気にしてくれます。
6/20から開始した今回の挑戦、残り20日となりました。これまで支援してくれた皆さま、本当にありがとうございます。皆さまの温かいお気持ちに支えられ、この活動を続けることができています。支援センターに通う少女たちからも、感謝のメッセージがいくつも届いています!「勉強をする機会を得て、まるで新たな人生を送る気分です。」「支援センターで初めて友達を作ることができました。」「支援センターにいるすべてが私にとって幸せな時間です!」「このプロジェクトに、新たな人生を与えてもらいました。」「センターで学んだことは、私にとってかけがえのないものになっています。」学校にも通えず、他人の家で家事をしながら日々を過ごす少女たち。センターで同年代の、同じ環境の少女たちと過ごす時間は、彼女たちにとってかけがえのない時間になっています。少女たちからそんな時間を奪わないためにも、今、私たちの活動を止めるわけにはいきません。引き続き、皆さまからの温かいご支援をお待ちしています!
NPO/NGOの広報、ファンドレイジングの分野で活躍されている鎌倉幸子さんより、応援メッセージが届きました。鎌倉さんには今回のクラウドファンディング挑戦においても、様々なアドバイスをいただいております!----------------------------------緊急事態が発生すると、どこ国でも、社会の底辺にいる人たちの様子や声が報道されるようになる。しかし時間がたつと、その人たちはどこに行ってしまったのだろうと思うくらい、情報がなくなってしまう。その瞬間、社会課題はもっと深い闇に沈んでいく。解決がなされないままに。シャプラニールが支援をしている、バングラディシュで家事使用人として働いている女の子たちは、まさに社会に闇の中で声を潜めながら生きている子たちだ。NGOの仕事は「声なき声を伝える仕事」だ。人道研究をしているHugo SlimとPaul Thomsonが”If being poor means having less of a voice, then being the poorest of the poor means being the most silent of all.” と述べた言葉に私は大きくうなずいた。翻訳すれば「もし少ししか声を発することのできない人を「貧しい」と意義付けるのであれば、最も貧しいひとは最も沈黙することを余儀なくされている人のことである」となるのだろうか。女の子たちが声をあげられるように、闇に沈まないようにと、彼女たちの手を取り、光のある場所に連れて行こうと事業を行っている国際協力NGOシャプラニールのクラウドファンディングを応援しています。かまくらさちこ株式会社代表取締役 鎌倉幸子----------------------------------鎌倉さん、応援メッセージありがとうございます!!!少女たちが声をあげられるよう、そしてその声がたくさんの人に届くよう、これからもバングラデシュに根ざした活動を続けて参ります。皆さま、引き続き応援お願いいたします。
タスリマ(15歳)は小学校5年生の11歳の時に、ダッカで働き始めました。バングラデシュでは小学校は5年生までであり、最後に卒業試験があります。タスリマはこの試験のあと1教科を残して、ダッカに出てきてしまったため、小学校の卒業資格をもっていません。 村での彼女はとても成績が良く勉強が大好きでした。この先も勉強をがんばるんだと期待を膨らませ、卒業試験では各科目、順調に受けていました。 明日で最後の1科目という日、両親にダッカで働きに出るように、と突然言われました。卒業試験をすべて受けてからにしてほしいと頼みましたが、明日ダッカに連れていく、と言われ聞いてもらえませんでした。ダッカに出てきたタスリマは、笑顔をすっかり失ってしまいました。雇い主やその子どもたちに「あなたはなぜ笑わないの?」といつも聞かれたと、言います。 働き始めて3年ほど経ったとき、近くで働く少女たちに勉強をさせてくれるセンターが始まったことを知りました。センターの先生は雇い主に説明するために家に来てくれました。 しかし、雇い主の家には小さな子がいて、両親ともが働いているため子守りが必要だからセンターに通わせるわけにはいかない、となかなか許しを得られませんでした。しかし彼女が勉強したいという気持ちの強さに心を打たれたセンターの先生は、何度も雇い主の家に行ってセンターに来る時間をつくってくれるよう頼みました。ついにセンターに行くことを許してくれ、タスリマは毎日2時間センターに行って勉強することができるようになりました。 センターに行けば、同世代の友だちがいて、勉強ができることが嬉しくてたまらない。タスリマに笑顔が戻ってきました。その勉強への熱意を見て、センターの先生は雇い主に彼女を学校に行かせてあげてほしいとお願いに行きました。同時に近くの学校と話をしたところ、7年生への編入を認めてもらうことができました。雇い主は週1日であれば、と学校に行くことを認めてくれ、ますますタスリマはやる気を出しました。週1回しか授業には出席できないものの、それを認めてくれた雇い主に感謝して、使用人としての仕事はもちろん手を抜かずしっかりやり、仕事を終えた夜に毎日勉強をしています。 彼女の理解力の高さとやる気に驚いた学校の先生は、無償で彼女のために補習授業をしてくれるようになりました。その結果、週1回しか学校に来れていないのにも関わらず、クラスで2位の成績を納め、先生も友だちもみな驚いています。 今、センターではチャイルドリーダーとして、先生のサポートをし、他の子たちに勉強を教えてあげている自信に満ち溢れた現在の彼女の姿から、そんな辛い思いをしてきたとは想像できません。彼女の並外れた勉強への意欲と努力、その花が開くことを、これからもどうぞ見守ってください。そしてすべての子どもたちが学校に通い、勉強する機会を得られるようになる社会を、どうか一緒に作ってください。