毎日新聞に大きく掲載していただきました。「わが町にも歴史あり」まさに藤井寺には歴史がいっぱいあります。大阪府で一番小さな市ですが、世界遺産があり日本遺産もある、そして国宝があります。記事にはこの阿弥陀二十五菩薩のことはもちろん、本尊の千手観音、お寺の創建から現在に至るまで、そして藤井寺市出身の遣唐留学生「井真成(いのまなり)」のことを掲載いただきました。お寺は荒れて焼失してを繰り返してきました。その都度みなさまに助けられて今の姿があります。松井宏員記者ありがとうございました。
あまり馴染みのない新聞かと思いますが、文化時報と言います宗教専門紙に今回のクラウドファンディングを紹介いただきました。これから、読売新聞、毎日新聞にも記事を掲載いただく予定をしています。プロジェクトも半分を過ぎラストスパートです。引き続き応援よろしくお願いします。明日18日は観音様の縁日です。9時から本尊ご開帳、14時からどなたでもご参加いただける法要(お経をお唱えします)、14時半から護摩祈祷(こちらもどなたも参加できます)です。是非お参りください。
令和2年に令和大改修プロジェクトを開始してからすぐに委員会を立ち上げました。葛井寺文化財保存活用委員会です。何度とお名前がでている大阪大学の藤岡穣先生を委員長に、建築分野では大阪産業大学の中川等先生に入っていただき、藤井寺市教育委員会文化財保護課やお寺の総代さん、様々な方々にご協力いただき委員会で修理遂行について話がなされています。お寺だけの力では到底できない事をこの委員会で決めていただき、助言をいただき、なんと言いましても信者様のお支えにより工事が遂行されています。お寺だけではこのような大きな工事到底進む事もできず、工事自体の話も上がらなかった事だと思います。まだまだ工事は進みます。皆様のお力を恩に報い精進してまいります。
仏像と同じく、令和の大改修行事で南大門も朱塗替えと耐震補強工事も行い、令和3年に完工しました。ところが、冬になり冷え込むと朱の上から白い粉のようなものが浮き上がってきてしまい、それを拭き取り綺麗にしてもらいました。原因はまだ分からず、古い木であれば他のお寺さんでも同じような現象が起きているところもあるのだとか、、今日は大阪も大変冷え込みましたが、さわの道玄さんありがとうございます。2、3日作業には日数がかかるようですが、おかげですぐに綺麗な南大門に戻りました。
阿弥陀25菩薩のリーダーはなんといっても阿弥陀です。ほとけ様の種類で言っても如来なので、菩薩や明王よりも上の位になります。他の菩薩さんは120センチ前後の大きさに対し、あみださんは一人180センチとかなりの長身です。そのため、仮工房には大きさ制限で入れず一人さみしく別の場所で修理が行われています。数百年間ずっと一緒にいたのに仲間と離れ離れになりきっと寂しいでしょう。。綺麗に修理が完工し、またみんなと会える日を楽しみにしてるのかなと人間としては思ったりもしますが、如来さんなのでそういった気持ちも全て悟られているのかなと思ったりもします。