菩薩群は皆さん装飾品として「宝冠」と「胸飾り」を身につけていらっしゃいます。如来は装飾品を纏わない事が多いですが、菩薩は「悟りを求める身」なので身を飾ります。インドの王族貴族の衣装から由来する事もあるそうです。銅ですが、とにかく汚れと数百年分のサビで綺麗な装飾品ではなくなっていました。まだ途中の段階ですが、時間をかけ洗浄してもらいすっかり綺麗になりました。細部までこだわった造りをしています。宝冠には白鵠(びゃっこう)か、孔雀(くじゃく)かと思われる鳥もついており、非常に丁寧な造りです。胸飾りも綺麗になりました。修理の完成した仏像がこの装飾品を纏うとより一層煌びやかな仏様に戻られます。楽しみです。





