クラウドファンディング 募集終了まで残り10日となりました。皆様のご支援、ご声援、ご協力に感謝申し上げます。『30年継続企業を目指す』《1》◆企業理念 why (経営の「目的」「理念」「使命」) (社会とのつながり「責任」「貢献」「使命」)起業での第一歩は、この何故会社を創業するかという明確な企業理念(作成)にあります。サラリーマンと事業家の大きな違いは受動的か能動的かです。事業家は常に腹の底から湧き出るようなエネルギーを必要とされる職業です。企業理念を持たずして、社会に何を訴えるかが曖昧になってしまう。また、起業の失敗は許されない。何故ならば、失敗はサラリーマンと違いゼロではなく、大きなマイナスダメージ、時としては命まで落としかねないリスクを背負っているからです。冒険家は命がけで世界の最高峰や前人未到の未開地に出かけて行きます。1924年3度目のエベレスト登頂に失敗して亡くなったジョージ・マロリーは、生前「なぜ、あなたはエベレストに登りたいのか?」と問われて「そこにエベレストがあるから(Because it's there. )」と答えたと言う。友達(還暦)の南米最高峰アコンカグア(アルゼンチン)登山 6962m 小学生の「将来なりたい職業」の上位にきているものに公務員というのがあります。理由は当然のことながら、経済的に不安のない安定した生活がしたいと言うのでしょう。小学生くらいでは大人の仕事の内容がそんなにわかる筈がなく、両親からの影響が大きいと考えられます。公務員や大手企業のサラリーマンが超安定志向の職業というのはその通りだと思います。明日の命も保証されない冒険家と事業家は同じようなものです。会社が設立されてからの残存率(日経より)は下記の通りです。会社残存率・ 1年後 60%・ 3年後 38%・ 5年後 15%・10年後 5%・20年後 0.39%・30年後 0.025%表題に「30年継続企業を目指す」とありますが、30年間会社を維持できるのは10,000社に僅か2.5社です。9,997社は倒産もしくは廃業をしているのが事実です。冒険家とどちらかリスキーかはわかりませんが、似たような職業(?) ではないでしょうか。1998年〜2012年日本の年間自殺者数が3万人を超えていましたが、バブル崩壊後に経営者が事業不振や倒産が原因で自殺者が増えたというデータもあります。何故、事業を創めるかという動機を確認しておくことが最も重要なことです。企業規模の大小はともかくも、企業理念が確立していない企業が30年間継続できるとはとても考えられません。
クラウドファンディング 募集終了まで残り11日となりました。皆様のご支援、ご声援、ご協力に感謝申し上げます。『アベノマスクって何だったの?』 われわれが生きていくのに必要なのは、お金だろうか。それとも水と食料と燃料だろうか。間違えてはいけないのは生きるのに必要なのは水と食料と燃料です。お金はそれを手に入れるための手段の一つに過ぎません。『里山資本主義』(藻谷浩介/NHK広島取材班・著)とは、お金の循環がすべてを決するという前提で構築された「マネー資本主義」の経済システムの横に、こっそりとお金に依存しないサブシステムを再構築しておこうという考え方です。お金が乏しくなっても水と食料と燃料が手に入り続ける仕組み、いわば安心安全のネットワークを、予め用意しておこうという実践です。里山資本主義がマネー資本主義に突きつけるアンチテーゼは、「貨幣を介した等価交換」に対する、「貨幣換算できない物々交換」の復権です。物々交換で成り立ってきた原始的な社会が、貨幣経済社会に移行すると、一気に取引の規模が拡大し、分業が発達し、経済成長が始まる。この原理そのものはその通りですが、マネー資本主義に対するサブシステムである里山資本主義では、貨幣を介さない取引も重視する。また、デヴィッド・リカードの唱えた、行き過ぎた「国際分業理論」への警鐘でもある。現に今回の新型コロナ感染により、日本は分業が進み過ぎ、マスクすら自国で生産することができない国になり果ててしまった。財を生産していく工程をすべて一人だけでこなしていくのは、完成までに時間がかかり、しかも少量しか生産ができないうえに、生産者への負担が大きくなるというデメリットがある。より迅速に大量の財を生産するために、複数の生産者が生産工程において役割を決め、スケジュールに基づいて作業していくのが分業のメリットである。これは、財を安定的に市場に供給できるという点からも優れたシステムということができます。さらに各国において得意な分野に専念して効率を高めようと言う考え方である。だがマネー資本主義やグローバル経済で有利になるのは常に強者です。人・物・金の優る大企業の寡占化が進んでしまう。価格競争や技術競争、サービス競争でも大手有利になり、新規参入が困難になり、中小零細事業者や小規模生産者などの弱者の生存は危うくなる。工業製品ばかりでなく食料品の分業も大量生産や品質管理のために、農薬・防腐剤・科学調味料の添加で消費者の安全面はなおざりになる危険性があります。このあたりはミヒャエル・エンデ(Michael Ende, 1929年11月12日 - 1995年8月28日)の警告と同じであり、「バータークラブ」の存在理由でもあります。ミヒャエル・エンデ『里山資本主義』の中で特に興味を引いたのがCLT工法の可能性でした。CLTとは、CrossLaminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略で、欧州で開発された建築工法です。CLTは板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルのことを呼びます。一般的によく知られている集成材は、張り合わせる板の繊維方向が並行方向に張り合わせるのに対してCLTは、繊維方向が直交するように交互に張り合わせていきます。CLT工法の特徴は、短い建築期間、断熱性と高い省エネ効果、優れた耐震性等があります。そして木造高層建築が可能なので、ヨーロッパでは既に7階建、9階建まで登場しており、イタリアでは13階建も建築予定とのことです。欧州全体では石造りや鉄筋コンクリートに代わって7年間で20倍も増えているそうです。日本では建築基準法があるために3階建以上は制約が多いですが、国産のスギでも十分な強度を有するので製作できます。森林資源が豊富な国産スギの需要拡大の一つとして期待されます。国産木材の普及を図ろうと日本CLT協会が法改正の活動にも力を入れ始めました。鉄筋コンクリートから木造建築への移行は、まさに山林の有効活用を謳う里山資本主義の本質です。
クラウドファンディング 募集終了まで残り12日となりました。皆様のご支援、ご声援、ご協力に感謝申し上げます。【魚のいない場所でいつまでも釣りをするな!】どのように競争の無い市場空間を創造し、競争を無関係にするか。競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)」とし、競争のない未開拓市場である「ブルー・オーシャン(青い海、競合相手のいない領域)」を切り開くべきか。実例は、ヤマハの大型スクーター「マジェスティ」。 毎朝の通勤ラッシュはサラリーマンにとってつらいものです。「マジェスティ」はビジネスマンが快適に自宅から会社までダイレクトに通勤できるオートバイというコンセプトで開発されました。通常のオートバイとの違いは、エンジンが露出していないので、オイルによる洋服の汚れ、ギアチェンジによる靴の傷み、巨大なトランク、大型スクリーンのため、雨風の遮断能力等々。「乗用車」より免許取得の費用と時間、維持費、燃費、駐車場スペース、渋滞等で優れています。ヤマハはこの「乗用車」でもなく「オートバイ」でもない「競争のない未開拓市場」を開拓して大成功を収めました。マイケル・ボーダーの「競争戦略」の差別化には相手が存在していますが、ブルー・オーシャン戦略は競争相手が「まだ」いないのです。世に戦略論は多数ありますが、自分が弱者であればある程、競争相手のいない市場でビジネスをしたいものだとつくづく思います。新商品やサービスの開発には多大な時間と資金が掛かります。ヤマハと違い中小零細企業にはそれが中々出来ません。バータークラブでは多大な資金や時間がなくても、現在販売している物やサービスでも期待以上のビジネスを実現できます。何故なら、「競合相手のいない領域・未開拓市場」だからです。
クラウドファンディング 募集終了まで残り13日となりました。皆様のご支援、ご声援、ご協力に感謝申し上げます。『孫子の兵法』を実践していますか?【「正」と「奇」を組み合わせること】戦勢不過奇正、奇正之変不可勝窮也。戦勢は奇正に過ぎざるも、奇正の変は勝(あ)げて窮(きわ)むべからず。(孫子 兵勢篇) 戦い方は、大別すれば正攻法と奇手との二つがあるだけですが、これを組み合わせることによって、無数の戦いかたが出てきます。「正」を実現するためには時として「奇」が必要であり、一方「奇」は「正」あってはじめて力を発揮します。「正」一本槍ではうまくいかないし、「奇」だけでも策に溺れて失敗します。 バーター取引は「奇」です。「正」である現金取引との組み合わせによって、さらに経営力が向上します。力のある大手企業を相手にする場合は、正攻法だけでは到底かないません。自由競争の先駆アメリカで、新興会社や弱者企業が生き残りをかけて考え出されたのがバーターシステムです。孫子【他人のやらないことをやろう】出其所必趨、趨其所不意、行千里而不労者、行於無人之地也。その必ず趨(おもむく)ところに出(い)で、その意(おも)わざるところに趨き、千里を生きて労せざるは、無人の地を行けばなり。(孫子 虚実篇) 敵がきっとやって来る所で待ち伏せする。そうかと思うと、敵の思いもかけない所に撃って出る。しかも、そのために遠い道のりを行軍しても疲れることがない。こんな風にできるのは、敵のいない所を選んで行くからである。 競争は進歩の源泉ですが、無用な競合はエネルギーの浪費です。それよりも、他人のやらない事をやり、「無人の地」を行ったらどうでしょうか。まさにバーター取引を取り入れた企業戦略です。とかく現在は何とか仕事を受けたいばかりに、価格での勝負に目が奪われがちですが、それでは、利益面で身が持たない。バーター決済などは誰も提案できない方法なので「無人の地」であると言えます。
クラウドファンディングを開始して32日目です。皆様のご支援、ご声援、ご協力に感謝申し上げます。宮本武蔵や織田信長も知っていたランチェスター戦略 剣豪・宮本武蔵でも武芸者2人と同時に真正面から戦うとなると簡単には倒す事は出来ません。ましてや3人同時となると無傷とはいかないでしょう。これは剣道や空手等の格闘技を経験した人なら誰でも分かります。いくら強いと言っても同時に3人以上相手ではほぼ勝ち目がない。だから武蔵でさえ一対多数を避け、あぜ道に誘いこんだり、走ったりして一対一の場面でしか闘わなかったのでした。「五輪書」には生涯60数回の勝負で一度も負けた事がないと綴ってあります。戦国武将の織田信長対今川義元は、3千人対2万5千人のほぼ10倍近い勢力差での戦いでした。桶狭間には今川勢は旗本数百人が分散しているのみ。そこに精鋭2千騎で信長が襲いかかり勝利しました。これも偶然ではなく、戦う場面を見極めて勝つたのです。第2次世界大戦時、日本軍はグアム、サイパン、ガダルカナルなどの太平洋の島々を占領していました。米国軍はOR(オペーレーションリサーチ)チームに調査させ、日本軍の兵力数や武器を正確に把握させました。その3倍以上の兵力数と、武器効率で上陸作戦を敢行したのです。結果は周知のとおりでした。勝ちたければ兵力数を増やすか、武器を磨くしかない。宮本武蔵は二刀流(二天一流)を編み出し、織田信長は超長槍(3間半)や鉄砲を導入して武器効率を上げました。米軍は長距離爆撃機B-29を開発しました。中小零細企業にとって「バーターシステム」は、強力な武器のひとつになると思います。◆売上 = 質 × 訪問件数の2乗質とは商品力、説明力、人材力等です。質を磨き、訪問件数を増やすしか売上を上げる方法はないのです。訪問件数を増やすには地域戦略・戦術の研究も重要です。IT時代の訪問件数はZoom面談回数でしょうか? ランチェスター戦略