こんにちは。エイズ孤児支援NGO・PLASの小島美緒です。現在、日本に暮らす私達の生活にも大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルスの感染拡大。皆さんにご支援頂いたプロジェクトの事業地であるウガンダ、隣国のケニアでも感染者が確認され、アフリカでの新型コロナウイルスの感染者数は1万人を超えており、これからさらなる感染拡大が懸念されます。脆弱な医療体制、衛生状態も悪い当該地域で感染拡大した場合、多くの方が亡くなるであろうことが予測されます。また、元々経済的に貧困な状態にあった彼らは、ロックダウン・経済封鎖の影響により、明日の食糧すら満足に手に入れられない状況に陥ろうとしています。以前、皆さんに応援頂いたプロジェクトのパートナー団体であるカユンガの代表、ジョイさんからも「このままの状況が続けば、私たちのような貧しい人たちから死んでいくの」と重い言葉と共に、SOSを求める連絡がありました。その悲痛な声を聴き、「いますぐ、何かしなければ」とわたしたちは突き動かされました。そこでPLASでは、現地に食糧と手洗いを届ける<新型コロナウイルス>アフリカ緊急支援を開始しています。緊急支援では、感染予防と食糧支援を軸に支援を行います。子ども達に十分に食事を与えることすらできない。そんな最も困難な状況に置かれた人たちに「生きる」ために感染予防と食糧を届ける。わたしたちはこのプロジェクトで、人々の命をつないでいきます。日本でも、大変な状況におかれている方が多くいらっしゃる中でのお願いで申し訳ないのですが、どうか、状況が許すのであれば、温かいご支援と応援を頂けると嬉しいです。わたしたちも、力を尽くします。★よろしければプロジェクトのページもご覧ください!★<新型コロナウイルス>アフリカ緊急支援「生きる」ために食糧と手洗いを届けたいhttps://camp-fire.jp/projects/255867
これまでご支援くださったみなさま、ありがとうございます!この活動報告も、クラウドファンディング終了までにお届けするのは今回が最後かもとおもうと、ちょっぴり寂しくもあります。 私たちが活動するウガンダでは、女性の就労率は46%と言われています(男性は60%)。また、地方に暮らす人々の平均月収は、都市部の2分の1で、約120,000ウガンダシリング(日本円で約3,700円)。 私たちがこの農業プロジェクトを行う地域(首都から車で3時間の農村地域)で実施した調査では、HIVとともに生きるシングルマザーたちの【平均年収は約2万円】でした。学年が上がるにつれて、年間の学費はかさみます(ウガンダでは授業料は無償化されていますが、制服代や進級のためのテスト代、教科書代など学校に通うために必要な経費は、小学校6年生で1万円を超えます)。 夫をエイズで失い、自身も悪化する体調と向き合いながら、少ない収入で暮らすシングルマザーたちは、「子どもたちを学校に通わせたい」「夢をかなえさせたい」と願っても、夢で終わってしまいます。そうしたシングルマザーたちに出会って、お母さんたち子どもたちの夢が、夢で終わらずに、「きっと叶えられる」と信じることができる未来を作りたい!そんな想いでこのプロジェクトを始めました。 ネクストゴールの達成まで【あと25万円】。私たちが出会ったシングルマザーたちは、たしかに貧しく過酷な暮らしですが、それは、彼女たちの能力や可能性がないわけではないのです。少しの「機会」や「チャンス」で、その人が持っている可能性は未来に向かって切り拓かれていく。そんなお母さんたちが、一人またひとりと増えることで、子どもたちの未来も、地域の未来も、変わっていくのです。 どうか、お母さんたちにより多くの「機会」と「チャンス」を、子どもたちに「エイズで親を失っても、あたりまえに勉強できる未来」を届けられるように、みなさんのご支援をお願いします。 出典:The LFPR was higher for males (60%) than females (46%)(UGANDA BUREAU OF STATISTICS 2016) *写真は、私がウガンダで出会ったシングルマザー、ベティさん。自身のお子さんと、エイズで亡くなった娘さんの子どもたちも引き取って暮らしています。
皆さまに応援・ご支援いただいてきたクラウドファンディングも今日がいよいよ最終日!23:59の終了まであと8時間です!おかげさまで、ネクストゴール達成まであと【35万円】となりました。本日23:59までご支援を受け付けております。もちろん、シェアでの応援も大歓迎です!ネクストゴール達成で、ウガンダのシングルマザーたちがフルーツの栽培や新たなマーケティング研修を通して、さらにチャレンジすることができます。彼女たちと子どもたちの未来をぜひ応援ください!
こんにちは、小島です。クラウドファンディング終了まであと2日。ネクストゴール150万円まで、あと40万円!最後まであきらめずに頑張ります。 今日は、クラウドファンディングで挑戦している農業プロジェクトをプラスと一緒に実施する、パートナー団体「カユンガ」で活動するあるシングルマザーを紹介させてください。Mariamさん、39歳。 2004年に夫がHIV/エイズで亡くなり、4人の子どもを育てていました。その後Mariamさん自身の兄弟のお子さんを一人引き取り、現在は5人の子どもたちを育てています。 Mariamさんの子どもたち 子どもは現在、20歳(高等学校2年)、16歳(高等学校2年)、15歳(初等学校5年)、13歳(初等学校6年)、8歳(初等学校2年)。経済的に困難を抱えたことなどから、子どもが数回の留年したこともあったそうですが、今、子どもたちはみな、学校に通うことができています。プラスとカユンガで行ってきた、ペーパービーズネックレスの作製・販売による生計向上支援に参加されたMariamさん。支援開始当時から、収入は2倍以上になり、貯蓄のことも考えることができるようになりました。また、ペーパービーズに制作にとどまらず、ヤギを買い、ミルク販売などで収入拡大を目指しています。 Mariamさんと、ペーパービーズによる収入で投資したヤギ ある日、彼女の自宅を訪問していると、急に雨が降り出し、そのまま雨宿りをさせていただくことに。Mariamさんの家は、入口を入るとすぐ居間があり、その脇に寝室が1部屋あるだけの小さな作り。そこで子ども5人と暮らしています。家の壁には、ポスターが貼られていました。それは、Mariamさんのモットー(格言、座右の銘)で、マーケットでは様々なモットーが書かれた紙が売られており、好きなものを買って家に飾る習慣がこの地域にはあるそうです。Mariamさんが大切にしているモットーには、こんなことが書かれていました。 「感情をスーツケースに入れなさい。例え隣人が自分に悪い事をしても。その人と対話をしなさい。」 Mariamさんの家の壁にあった言葉 聞くと、MariamさんはHIVを理由に親戚から嫌がらせを受け、それに対して腹が立ったり、悲しい思いをしたりしたそうです。だからといって仕返しをしたり、怒りを持ち続けるのではなく、このモットーを見ることで自分の気持ちを落ち着けるといいます。 「これはなんだろう?」と何気なく聞いた、小さなポスター。こんなストーリーが隠れているとは、思いもしませんでした。こうした現地でのささいな出来事から、人としての大切な姿勢を学ぶことは少なくありません。困難な状況にあっても、相手を責めずに、相手と対話し、相互理解を図る姿勢。そして、怒りに支配されずに、自分自身を律しようとする姿勢に、心が震えました。 当日通訳をしてくれたカユンガ代表のジョイさんと子どもたち
クラウドファンディング終了まであと3日になりました!これまでご支援いただいた107名のみなさま、ありがとうございます。プラスでは12月22日(金)23:59までネクストゴールの【150万円】に挑戦しています。実は、ご支援が広がるきっかけのひとつが、【プロジェクトページのPV数】です。たとえば、12月6日に実施したシェア祭りでは、翌日のPV数が一気に3,000PV以上に伸び、それに伴って集まったご支援も増えたのです。本日から明日20(水)23時まで、Facebookでこれまで一番読んでいただけた、事務局長・小島の「わたしの活動する理由」を「シェア」や「いいね」、「コメント」をして、このプロジェクトを多くの方に届けよう!と企画しています。すでにご支援いただいたみなさまにも、ぜひ「シェア」や「いいね」、「コメント」で応援ください。投稿は、本日18時にプラスの公式Facebookページに投稿予定です。https://www.facebook.com/NGOPLAS/みなさまのご協力、応援をお待ちしております!エイズ孤児支援NGO・PLASスタッフ一同