手のひらにスッポリ。サイズはスマートですが、札入れ、カードホルダー、コイン室がきちんと機能する財布です。そして、使う程に手に馴染んで経年美化するヘヴィーレタン鞣しのとても上質な牛革を使用しています。レザーの上質感とクタクタになりにくい耐久性の両方を大事にしました。忙しい毎日の通勤やお買い物などハードな環境で使う財布だからこそ、スマートな動線で使えて、長く愛用していただけるモノを考えました!
多くの革工房がやらなくなってしまった「コバの本磨き」。一般的に「磨き」といわれている加工はコバに塗料を塗布し、いかにも磨き上げたかのように表現したものが多いのですが、塗料を塗って処理するだけでは、やがてはひび割れたり剥がれたりします。私達の財布は、職人さんが布で断面を繰り返し磨き、自然な光沢を出す、昔ながらの「コバの本磨き」製法にこだわっています。 大変時間と手間のかかる技法ですが、切り目部分は上品でナチュラルな表情に仕上がり、 剥離などのない耐久性の高いものになります。その結果コバ先が丸みを帯び、滑らかな光沢面を作り、何とも言えない美しさと手触りのよさによって更に完成度が増し、財布としての隙の無さが醸し出されます。本来、磨くことがコバの処理だったのですが、それには技術の習得と、多大な労力が不可欠です。効率的なモノ作りが優先されるあまり、昔ながらの技術を真面目に、丁寧に続けることが、希少となってしまう現実がそこにはあります。だけど、ユーザーに愛着を持って長く使って頂けることが本来は優先されるべきだと思います。私達もそういったモノ作りを応援していきたいと思います。
「薄さ」と「使いやすさ」を兼ね備え、スマートでワンアクションな動線を意識した無駄の無いレイアウト。ジャケットのポケットやミニバッグに入れてもシルエットが崩れないスマート構造です。詳しくは、下記動画が分かりやすいので、どうぞご覧下さい!
革には「床面」という裏の面があります。本来、外気に触れるはずのない組織の内側なので、摩擦や乾燥に弱く、脆いんです。一枚革の財布やバッグで革の繊維がぽろぽろと落ちてくるモノがありますが、それはこれが原因です。アウトドアで使うには必要ないのかもしれませんが、現代の日常社会で使う革製品はやっぱりなにかしらの始末が必要になります、一般的なのは床面の上に別の革素材や合皮、もしくは生地などを縫い合わせることが多いです。だけど布は摩耗しますし、合皮は加水分解してしまう、それに革を縫い合わせるといっても、縫い箇所が増えればゴワゴワとして野暮ったくなってしまい、財布の上品さが失われてしまいます。このベタ貼り加工を行うことで、見た目の美しさももちろんですが、両面表革になり耐久性が増し、長く愛用して頂けます。
財布でこんな悩み、1回はありませんか?1.ジャケットやボトムスのポケットやミニバッグがぎゅうぎゅうになってしまい、形が崩れてしまう。2.仕事の打ち合わせや大事なプライベートな会食で持っていくにはカジュアルすぎる。3.革だから長く使えると思ったら、クタクタになるのが早かった。そんなお悩みを解決する財布です!