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ミャンマーの女性の裁縫教室を応援して下さい #ブリッジエーシアジャパン

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

わたしたちの団体では、避難民や少数民族の多いミャンマー・ラカイン州にてインフラ整備や生活収入向上のための活動を行っています。昨年2月のクーデター以降、現地での活動には多くの制約がありますが、そうした中でも、できる限りの支援策を再開し始めており、「女性たちのための裁縫教室」もそのひとつです。

現在の支援総額

915,000

45%

目標金額は2,000,000円

支援者数

82

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/10/14に募集を開始し、 82人の支援により 915,000円の資金を集め、 2022/11/30に募集を終了しました

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ミャンマーの女性の裁縫教室を応援して下さい #ブリッジエーシアジャパン

現在の支援総額

915,000

45%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数82

このプロジェクトは、2022/10/14に募集を開始し、 82人の支援により 915,000円の資金を集め、 2022/11/30に募集を終了しました

わたしたちの団体では、避難民や少数民族の多いミャンマー・ラカイン州にてインフラ整備や生活収入向上のための活動を行っています。昨年2月のクーデター以降、現地での活動には多くの制約がありますが、そうした中でも、できる限りの支援策を再開し始めており、「女性たちのための裁縫教室」もそのひとつです。

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こんにちは。事務局長の新石正治です。応援していただき誠にありがとうございます。おかげさまで35万円を突破しました! 厚く感謝申し上げます。本日は裁縫教室を運営するマウンドー事務所の現地スタッフの文章をみなさんに紹介します。BAJではメルマガを毎月2回発行していますが、この文章は10月上旬発行のメルマガに寄稿されました。現地の状況をマウンドー事務所のミャンマー人スタッフA(仮名)が率直に語っています。裁縫教室を再開できたことの興奮、そして治安悪化と運営中断のやるせなさ、教室に参加してくれている女性たちへの思いが簡潔に書かれています。原文は英語ですが、日本語に翻訳しています。ぜひご一読ください。のちほど解説します。*以下、現地スタッフの文章です*「教室の参加者がこの地域の新しいページをつくる」 BAJマウンドー事務所では、女性対象の裁縫訓練を長年実施しています。しかし2017年の軍事衝突以降、この活動は中断していました。BAJは2022年4月から再開に向けてラカイン州政府とのやりとりを続け、6月6日に無事ラカイン州政府の承認を得て、活動を再開しました。当局との度重なる交渉の末に、この活動を再開することができて興奮していますし、とても嬉しいです。 裁縫訓練は地域の女性たちの生計能力向上のための技術習得と、平和的共存のための民族融和を促進させる活動で、私にとってこの活動はとても特別で、誇りに思っています。 参加者たちが必ずこの地域の新しいページを作っていってくれると信じています。 9月中旬にラカイン州政府の通達により、ラカイン州北部6郡におけるUN(国連機関)も含めた、すべてのNGOの活動ができなくなりました。BAJの裁縫訓練も一時中断となり、とても残念ですが、どうしようもありません。  現在、ラカイン州北部は混乱が続いており、一日も早く落ち着いた状況に戻って訓練が再開できることを願うばかりです。 8月にはマウンドーと州都のシトウェを繋ぐ道路が封鎖され、9月には水路の利用が禁止されました。マウンドー事務所では緊急時の対応を日ごろから共有していますが、雰囲気は不穏で、アクセスの自由がなく、檻に入れられているような気分です。 早く道路・水路の制限が解除され、全てのUN、NGOの活動が再開できることを祈っています。 ラカイン州マウンドー事務所現地スタッフA(仮名)*以上*この記事を執筆したスタッフは、長年マウンドー事務所に勤め、過去に実施していた女性の裁縫訓練だけでなく、青年たち向けの機械整備トレーニングや子どもたち向けのコンピュータ教室など、その他の平和的共存事業もやってきた職員です。そして、2017年8月の混乱も経験しています。2017年8月を経験しているスタッフから、こうしたことばを聞けることに胸が締めつけられました。わたしたちの活動は「焼け石に水」かもしれない。――2017年8月以降、そのような思いにとらわれることがありました。しかし「焼け石に水」のなにがいけなかったのでしょうか。誰かが水をかけられるなら、ちょっとでもかけるべきでしょう。「大河の一滴」ということばもあると思うようになりました。わたしたちNGOは、そもそもそういう存在ではなかったでしょうか。わたしたちの裁縫教室はこの地域の未来のために必要な活動だと思っています。かならず歴史がわたしたちをふり返る。このような場所があったこと、空間があったこと、その事実がきっと「ミャンマー」を励ますことになる。過去の歴代の日本人職員が伝えてくれた裁縫教室の物語を思い出すたびに、わたしはその思いを強くしてきました。だけど、またしても中断です。こればかりはしかたがありません。まずは身の安全が大事なのはいうまでもありません!!前回の話でも書いたとおりです。「時に従って屈伸す」現地スタッフ、地域の女性たち、そしてみなさんといっしょに、まずはじっとするのです。時に従って屈伸す(二度目)。そして、またこの場所から始めていくのです。というところで、本日はここまで!!新石正治 拝(2021年5月撮影。マウンドー事務所の現地職員の集合写真です。BAJの事務所のなかで一番多様な民族が一緒に働く職場です。日本人駐在員が不在のなか、混乱がつづき、先行きが不透明な状況です。それでも、また一歩ずつ進んでいこう――スタッフたちの写真を見て励まされる思いがしました。)


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こんにちは。事務局長の新石です。本日はラカイン州北部の最新状況についてお伝えします。前回のラストから、はじめます。9月15日、ラカイン州政府の当局から通達が届きました。治安悪化のため、次に通知があるまで国連機関およびNGOの活動を一切許可しないという内容でした。通知をそのまま読むと、「州北部6郡の地域については」ということで、州全土ではないようでした(後述します)。ですが、その6郡にわたしたちの教室があるマウンドーも含まれていました。翌日から、どの国際機関もNGOも活動を自粛するに至りました。わたしたちの教室も泣く泣く一時中断することになりました。そして、それはいまも続いています。  10月中旬現在のラカイン州の状況9月中旬の通知は日本語で読めるニュースでも報道されました。わたしのところにも「BAJさん、大丈夫ですか」と様々な方たちからご心配のメールが届きました。上述したとおり(そしてクラファンのメインページでも言及しているとおり)、現在ラカイン州北部では活動ができなくなっています。あらゆる国際機関、NGOの活動が禁止されてしまいました。治安悪化が原因です。こればかりはどうにもなりません。あらためて状況を整理します。現在、ラカイン族の少数民族武装グループ(アラカン軍)と国軍がラカイン全土で戦闘を繰り広げています。とくに北部においては7月以降、戦闘が集中しており、ついには国連機関およびNGOの活動が禁止される事態となりました。中部・南部でも実質活動できない状況だと聞いています。はじめは北部6郡という理解でしたが、中部・南部で活動しているNGOなどに話を聞くと、基本的に州全土で活動を自粛するよう当局から指示が出ているようです。また、一般市民の移動も制限されるようになりました。8月以降、北部の町マウンドーから州都シトウェを結ぶ幹線道路や水路が封鎖されています。物流も滞り、食糧や医薬品がラカイン州北部に届かなくなっている状況です。そのため物価が上がり始めています。支援が必要なひとに支援が届かない。深刻な状況になりつつあります。国際機関やNGOはみんなが歯がゆい思いを抱えています。しかし、治安がよくならなければ、どうにもなりません。  いま裁縫教室はどうなっているか?とうぜんわたしたちの裁縫教室も中断せざるを得ない状況となりました。現在マウンドー事務所はほぼ開店休業状態で、じっと治安状況がよくなるのを待つしかありません。いつ再開できるのか、こればかりは分かりません。しかし、わたしたちはこの地に残り続けたい。そして、いつでも活動が始められるように、腐らず、前を向いて、ほとんど倒れているかもしれないけれど、ファイティングポーズを崩してはいけない。そう考えています。 クラウドファンディングすること=「時に従ってスクワットする!」こんなタイミングで、わたしたちはクラウドファンディングをすることになりました。なぜなのだろうかとわたしも思います。でも後ろ向きになってもしかたがない。きりがない。むしろ「こんなときだからこそなんだ!」と思うようになりました。ラカイン州の状況を伝えるための巡り合わせがBAJに回ってきたんだと思っています。ところで、わたしは荀子の「時に従って屈伸す」ということばが好きです。それにならえば、いまは屈するときです。でも屈しているときでも、なにか手を伸ばせる部分がある。屈伸するついでに、ちょっと腕を前に振ることができる。屈伸して、同時に手を伸ばしたり、引っ込めたりして、スクワットすることができる。スクワットして力を蓄えるのです。ほんとうは自由にかけ回りたい。思うぞんぶん活動したい。だけど、できません。でもこの場でも動くことはできる。…だったら、よし! いまからスクワット100回やるぞ!――そうした気持ちです。伝わりますでしょうか?なにもできない状態。だからこそ、なにかをやる。もともと裁縫教室の再開もそのような思いで現地スタッフたちと実現した事業です。今さらなにもできなくなっても、元からそのような状況に近いといえば、そうなのです。現場のスタッフいわく身動きが取れないこの状況は「まるで檻の中にいるような気分」とのことでした。同地の女性たちは言わずもがなです。だからこそ、いま遠く離れた日本から盛り上げたい。再開できるときにすぐに立ち上がれるように、現地のモチベーションを維持したい。女性たちにもすぐに戻ってきてもらいたい。継続のための資金調達だけがクラウドファンディングの目的じゃありません。ミャンマーで汗を流す現地スタッフたち、そして教室に参加してくれている女性たちにたいして、つらい状況の中でも最大限のエールを送りたいから、クラファンをやっています。わたしたちの活動は歓迎されている。こんなにも応援してくれる人たちがいる。それを実感してもらい、元気に変えてもらいたいのです。いまは屈伸運動(スクワット)のときだけど、せめて一緒に前をみつめていよう!どうかラカイン州の人たち、ミャンマーの人たちへエールを送ってください。  というところで、本日はここまで!!次は女性たちのインタビュー動画を上げていきたいと思います(準備ができたら…)。引き続きどうぞよろしくおねがいします。新石正治 拝(裁縫技術だけでなく疾病予防の授業もおこなっています。手前の講師は元々BAJ裁縫教室の卒業生で職員になったベテラン先生です。いつかこのスタッフの話もお伝えしたいと思います)


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こんにちは。事務局長の新石正治です。開始3日で達成率15%を超えました。誠にありがとうございます!ひきつづき情報拡散・シェアなどのご協力をよろしくお願いします!さて、本日は、ミャンマー・ラカイン州北部の最新状況をお伝えするまえに、はじめてこの地域の名前を聞いた方のために、この地域がなぜ国際社会から注目され、さまざまな国から支援があつまっているのか背景をお話します。「知ってるよ!」という方も、さらっとおさらいしましょう!ラカイン州北部が注目される理由バングラディッシュと国境を接する場所です。クラファンのメインページにはあえて書いてませんが、みなさん「ロヒンギャ」ということばを聞いたことがあると思います。ラカイン州北部は、その「ロヒンギャ」が多く住んでいる地域です。ちなみに、いきなり話がそれますが、わたしたちをはじめ、この地域ではたらくNGOや国際機関は「ロヒンギャ」ということばを積極的に使いません。ムスリム系住民といった言い方をします。というのも、「ロヒンギャ」は政治的なことばとして強い意味合いがあり、ミャンマー国内とくにラカイン州北部でうかつに使用すると、わたしたちの活動現場において分断や対立を煽りかねない面があるからです。そのため、じつはBAJはこうした日本国内の活動報告であっても、あまり積極的に使用していません(ここでは使ってしまってますが)。現場のスタッフたちの安全性にまで影響を及ぼしかねないワードだからです。政治的意図があるわけではありません。ただ安全のために使っておりません。地域のための活動をスムーズにおこなうためです。NGOの現場というのは、そういうものだと思います(スミマセン、話題がずれました)。さて、なぜ注目されているか、かんたんにお伝えします。「ロヒンギャ」とよばれるムスリム系住民の方たちはミャンマーから国民として認められておらず(かといってバングラディッシュからも認められておらず)、無国籍のため、人権的に非常に危うい状況にあります。移動の自由もなく、厳しい生活を送っている方が多いです。だから国際社会の注目が集まっています。「昔から住んでるんなら国民として認めればいいじゃないか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、国家のメンバーシップの問題(だれを国民とするか)は、いかなる場所、時代においても、いつもセンシティブかつ危険な話題であり続けています。これ以上は多く語りません。わたしの手に余ります。ただ一ついうならば、歴史をひも解けば、どのような国にも同じような問題はあります。移民問題でゆれる欧米諸国のさいきんの動向を見ていても、すぐに想像がつくと思います。難民の大量発生この地域のムスリム系住民は不安定な状況にあるため、難民となって国を逃れる人たちが多く出ています。直近ですと2017年8月のムスリム過激派のテロ事件をきっかけにした苛烈な国軍の掃討作戦の影響で、一説では70万人もの難民が発生しました。もともと同地域にはおよそ100万人のムスリム系住民が住んでいたといわれているため、ほとんどの方たちが隣国バングラディッシュに流出してしまった状況です。あれから5年が経ちますが、残念ながら帰還の目処は立っておりません。なぜ5年間、裁縫教室は中断していたか?上述の2017年8月の事件の影響です。女性の裁縫教室は、生計向上以外に学びの場を通じた民族融和が大きなテーマでもありました。当時は平和的共存事業という名前をつけていました。参加者はラカイン人、ムスリム、その他の民族の混成でした。しかし、2017年8月以降、そのような雰囲気はなくなりました。当時のことは正直あまり思い出したくないです。わたしたちは長年このラカイン州北部で国連機関とともに支援活動を実施してきました。この地域の発展のためです。遠隔地のコミュニティのための橋や井戸、道路、貯水池などインフラ整備を進め、ラカイン、ムスリム、その多民族がいっしょに住んでいるこの地で、いろいろな活動をすすめてきました。そして、なかにはラカインとムスリムが混ざったコミュニティもたくさんありました。わたしたちの活動は政治的に中立な、地域の発展のための活動ですが、チャンスがあれば民族を混ぜて、仕事の場や学びの場を共有し、民族融和の空間をつくっていくことを意識してきました。女性の裁縫教室は、そうした活動のなかでも、わたしたちにとって象徴的な活動でした。現地スタッフたちの努力もあり、女性の裁縫教室は活動を再開することができました。6月のことです。このあたりの状況も今後くわしくお話しできればと考えています。しかし、つい先日、9月中旬にラカイン州政府から、とある通達がとどきました。国連機関およびNGOの活動を一切禁ずるという内容でした。…本日はここまで!!(え~!?)引き続き、応援よろしくお願いします!新石正治 拝(6月、5年ぶりの悲願で再開した裁縫教室、しかし…)


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 こんにちは。事務局長の新石正治です。1日目からさっそく応援していただき誠にありがとうございます!!本日の活動報告は、わたしからのごあいさつです。オープニングスピーチとなります。ラカイン州北部の最新状況、活動の状況などは明日以降、順次発信していきますので、たのしみにお待ちください。さて、いよいよ始まりました! クラウドファンディングです!わたしはクラウドファンディングはNPOにとって晴れの舞台だと思っています。たとえていうなら、これは自主制作した映画が劇場公開される感覚に近いと思っています。メジャーな作品ではないかもしれない。ハリウッド映画みたいに誰もが共感できて、わかりやすいものではないかもしれない。だけど、わたしたちが本当にたいせつなことだと思い、現地の女性たちやスタッフたちとともに作り上げてきた活動です。クラウドファンディングは、それを広く世の中に訴えていく機会です。マイナーかもしれないですが、心に響く小作品だと自負しています。そして「なかなかいいじゃん!」と思われた方は、ぜひ周りの友人、家族、知人にもオススメしてください。もちろん、活動継続のための資金調達が大きな目的の一つです。しかし「それだけじゃない」といいたくて、このようなことを書きました。わたしたちは、ふだんホームページやSNSなどでじぶんたちの活動を発信しています。そして、そこで出会った方たちといっしょに国際協力活動をすすめています。じゃあ、なぜ今回じぶんたちのフィールドを飛び出して、わざわざクラウドファンディングをするのか? 自主上映会じゃなくて大劇場で公開するのか?2つあります。もっといろいろな人たちに知ってもらいたいからです。そして、晴れの舞台に立つBAJのプロジェクトをいっしょに盛り上げていただきたいからです。先ほど晴れの舞台だと書きました。それは「ハレ」の舞台ということです。日常とは異なる空気のなかで、溜め込んでいた何かを表出し、肯定し、祝福する場であるということです。つまり、お祭りです。お祭りはいつか終わります。それがお祭りの宿命です。だから、いっしょに盛り上がりましょう!ミャンマーにともに思いをはせながら、さいごまでわたしたちのチャレンジにお付き合いいただけたら嬉しいです。何卒よろしくお願いします。(2017年8月 マウンドー出張時に撮影。当時のスタッフたちと。右端が新石。ちなみに、このとき以来、私はマウンドーに行けておりません。このあたりのことも今後この場で書いていければと思います)新石正治(BAJ事務局長)