世界で最初のソーラーバイシクルレースWSBRは、1994年に大潟村のソーラースポーツライン誕生と同時に始まりました。写真のスーパートンカチ号は日本のソーラーカーレースの黎明期から活躍している池上敦哉氏が設計したマシンです。1994年の初代トンカチ号を更にハイチューンして1996年にオーストラリアのWSCと同時開催されたソーラーバイシクルレースで優勝したマシンの現物です。 世界最高峰のソーラーバイシクルマシンのスーパートンカチ号です。(敦哉氏の愛称トンちゃんが勝ちに行く意味を込めてトンカチ号と命名したそうです) オーストラリアのレースではステージ制のレースで圧勝しました。同じレースには大潟村役場のチームや、年金ライダーと命名したシニアライダーの杉原さんなど、多くの日本チームが参戦して灼熱の砂漠を走行しました。この時の村のチームメンバーには現在の副村長をはじめ当時のソーラー課の皆さんが大活躍したのが印象的でした。このスーパートンカチ号は現在も大潟村の干拓博物館に展示中ですので、来村の際にはぜひ現物をご覧ください。
前回の番外編では田沢湖畔の美味しい湧き水の紹介をさせて貰いましたが、今回はソーラーカーラリーの車検が行われる8月6日まで秋田市で開催される【竿灯祭り】の紹介です。今夜秋田市のオートバックスの駐車場で竿灯の練習に遭遇しました。これから本番までは市内の多くでこうした練習風景が見られます。町内のグループもあれば企業のグループもあり、みんなが秋田の短い夏に向かって燃え始めます。大潟村に出かけられるついでと言っては叱られそうですが、3日から6日に行われる竿灯祭りも世界に自慢の秋田の夏の風物詩です。その時にはババヘラアイスも是非お勧めします。ババヘラというネーミングは秋田の人たちには昔から親しまれていて、悪い表現だ・・などと野暮なことを言う人は秋田にはいません・・・多分(笑)
昨日神保町のDECOで編集会議に参加してきました。コピーを使って実物大の写真集の雰囲気が見えてきました。A5版の横使いの特徴を最大限に活かしたとても広がりのある写真集になります。そして表紙は2案に絞り込まれていますが、どちらも意外なもので素敵です・・ご期待ください。今日クラウドファンディングも目標に50%到達しました。本当にありがとうございます。肝心の写真集の出来栄えは間違いなく高評価をいただけるものに育ってきました。是非是非楽しみにお待ちください・・・!!
上は1993年のスタートの写真ですが、スタートのシグナルとその後に流される軽快なサウンド(現在も同じ)は、当時のフジTVのF1グランブリ番組のテーマ曲にも似ています。初回のコースは村道を3日間閉鎖して開催(これは国内初でした)、さすが農業のプロの村らしく、全高の低いソーラーカーに合わせて背の低いひまわりを大会に合わせて咲かせてくれました。5月に開催されるエコノムーブには菜の花をコース脇に咲かせてくれています。エコノムーブのイメージカラーの黄色はそのためです。1994年にはソーラースポーツラインが完成しました。水辺に立ち並んだカラフルなテントはピットテントです。1994年からは秋田県知事が主催者で大潟村長が実行委員長という最強の陣営で、NHKのBSで生中継されたことも懐かしい思い出です。世界三大ソーラーカーレースの一つとして紹介されました。(オーストラリアのWSC、米国のサンレース、そして日本のWSRの位置付け)WSRが3日間で29回、ソーラーバイシクルは28回、エコノムーブは2日間で27回、コロナで1年間は中止となりましたが、単純に数えただけで150回以上のスタートを経験しています。そしてそのほとんどが開催できていますから、この大会の開催率は奇跡的に高いと自負しています。さすがに太陽とともだち・・・です。感謝
これから暑い夏に向けて勝負の毎日が始まりますので、今日は田沢湖で10kmのランニングのトレーニングを行いました。大潟村のある八郎潟と辰子姫伝説の田沢湖は縁の深い湖と言うこともあり、ソーラーカーラリーで村に訪れた際には、ぜひ田沢湖にも足を伸ばしてください。そんな訳で観光案内には載っていない美味しい湧き水情報です。最初の写真は田沢湖の周遊路にある「湧き水」です。私はいつも空のペットボトルを用意して、冷たいお水を頂戴します。場所は辰子像から時計回りで1〜2kmの路肩です。写っているTシャツは2021年の大会Tシャツで、色はティファニーブルーと呼んでいた自慢のカラーでした・・・