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社会人大学院に関する本の出版と研究会の立ち上げ

本プロジェクトの目的は、本の出版および研究会の立ち上げになります。2023年3月に神戸大学から博士(法学)を授与されましたが、その過程で経験したことを抽象化・普遍化し、学び直しに意欲のある社会人のために参考となる情報を提供したいと思います。そのため、本の出版と研究会の立ち上げを企画いたしました。

現在の支援総額

709,500

88%

目標金額は800,000円

支援者数

42

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/05/27に募集を開始し、 42人の支援により 709,500円の資金を集め、 2023/06/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

709,500

88%達成

終了

目標金額800,000

支援者数42

このプロジェクトは、2023/05/27に募集を開始し、 42人の支援により 709,500円の資金を集め、 2023/06/30に募集を終了しました

本プロジェクトの目的は、本の出版および研究会の立ち上げになります。2023年3月に神戸大学から博士(法学)を授与されましたが、その過程で経験したことを抽象化・普遍化し、学び直しに意欲のある社会人のために参考となる情報を提供したいと思います。そのため、本の出版と研究会の立ち上げを企画いたしました。

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各人から順次概要もいただき、共著出版も順調に進みそうです。ありがとうございます。これから私の方で全体に合わせて修正し整えさせていただきます。そして、次回のオンライン会議の後、本格的に執筆に進む流れを想定しています。また、学術的な内容ではなく、自分が執筆する論文や書籍の質を上げたいけど、何か参考になる書籍はないかという質問をいただきました。私が一冊だけ挙げるとするなら、迷うことなく本多勝一『新装版 日本語の作文技術』(講談社、2005年)を勧めると思います。https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000182894私は2015年に読み、もっと若い時に出会っていればと思った本でした。正直に言うと論理的な原則が複数出てきて私には実践できていないし、覚えきれてもいません。しかし、この本に出合ってから、たかが日本語と甘く見ることは一切なくなりました。詳細は長くなるのでご興味があればこちらを参照ください。https://www.specialistbiz.jp/entry/2024/02/03/091104さらに、書籍の内容を深く知りたければ、自分の傍らに置き、迷ったときには参照すると良いと思います。山越誠司


【経過報告】執筆者が順調に増えて、今年の共著出版は実現しそうです。その他、書籍やアクティビティで提供がしにくい情報は、非公開グループに案内していますのでご検討ください。参加のリンクを送付しますので、ご連絡いただければ幸いです。【参考情報】原稿の執筆にあたって参考になる情報のご案内です。昨年出版した一般書で参照した文献の著者名の漢字と書名が微妙に間違っていました。誰も気がつかない誤りだと思いますが、著者本人だけは必ず気づきます。痛恨のミスでした。今、大西寿男『校正のこころ 増補改訂第二版』(創元社、2021年)を読んでいるのですが、まさしく落とし穴にはまりました。年号や、人名、地名、書名といった固有名詞の勘違いは要注意だそうです。この本、言葉と向き合う校正とはどういうものか知るのに学びが多いと思います。この落とし穴を避ける方法として、以後、版元ドットコムなどからコピペする、あるいは論文名であれば、国立国会図書館の所蔵資料の検索からコピペすることにしました。その他、引用文の引き写しミス、専門家にしかわからないような事実関係の誤りなど、およそ人間が書く原稿に完璧などありえないというのが、校正にたずさわってきた者の実感だそうです。また、実在の人物の生没年や年齢が間違っていたり、表の中の数字の合計やパーセントが合わなかったり、法律の正式名称が違っていたり、歴史上の事件の登場人物がよく似た名前の別人にすり替わっていたりと、内容的な誤りは、どこに潜んでいるか予測不可能だそうです。私の場合、引用文の引き写しミスについては、直接引用をできるだけ避け、間接引用を心がけています。それで余計な確認作業も減るのでいいと思いますし、文章全体で自分の文体が保たれ、読者の読み進める流れもスムーズになるのではないかと思います。1970年代までは、一冊の本をつくれば何度でも増刷して、利益をあげることができる時代だったそうです。しかし、90年代初頭のバブル経済崩壊後、どんな良心的な出版社でも初版を売り切れるかが死線を分けるラインになったそうです。だから、安価に多くの本を出し続けなければ倒れてしまい、自転車操業に陥っているのが出版ビジネスだとのこと。楽な業界などないでしょうが、出版業界はかなり厳しいようですね。山越誠司


2月10日(土)午前9時にZoom会議を予定しています。1月末までに提出いただく200字か300字程度のアブストラクトに基づき、共著の方向性を議論します。その他、コミュニティで簡単に取り組める活動などあればご提案ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。Zoomのリンクは、前回と同じように前日に配信いたします。


リンクのとおり出版企画を作成しました。2024年3月末までが初稿締切になりますが、共著者として執筆に興味のある方がいればご案内くだされば幸いです。ビジネスマン、大学教員、政府の立案政策者、学生等、どなたでも参加いただけます。https://community.camp-fire.jp/projects/679063/activities/533203#mainまた、執筆要綱は以下のリンクのとおりです。あくまでも目安になりますので、ご参照ください。https://community.camp-fire.jp/projects/679063/activities/533204#main


今回、クラウドファンディングを初めて試み、いろいろな学びがあったのでまとめてみます。1.究極的な直接金融まず、クラウドファンディングは「究極の直接金融」であり、大きく分けて、寄付型、購入型、投資型という分類があります(三菱UFJ信託銀行「クラウドファンディングとその特性」資産運用情報2015年9月号)。私が実施したプロジェクトは本の購入型ですが、購入型と寄付型のハイブリット型といっていいかもしれません。なぜなら、出資者が本を購入した、あるいは情報を買ったといっても、3万円や10万円を出資した出資者にとっては、その値段や価値以上の出資をしていることになるからです。実質、寄付と思っていただいた方が多いのではないかと思いました。2.寄付型と購入型の規制は緩いまた、やってみて感じたのですが、購入型と寄付型に関する法的規制はあまりないことは意外でした。特に資金調達者である私には、大きな負担は生じていません。ただ、購入型は、通信販売に当たるので、特定商取引法の規制がかかりました。価格の表示や支払方法、商品の引き渡し時期などの表記に関して厳格なルールに従っています。不当表示にならないように、景品表示法にも注意が必要でしょう。また、欠陥品が販売された場合は、民法の契約法に基づき、商品の交換や損害賠償請求など発生するかもしれません。ただ、商品が本なのでそのようなリスクは僅少だったことでしょう。そしてある程度、良識従い、誠実に対応することで十分でした。一方、投資型になると、金融商品取引法の規制が出てきて、途端に難易度が上がります。よって、個人や小規模事業者が投資型クラウドファンディングで資金調達するのは現実的ではないかもしれません。おそらく、私たち一般人が検討するのは、寄付型や購入型になるのだと思います。 3.参加型クラウドファンディングそして、もう一つ私が注目したいのは参加型です。今回立ち上げたコミュニティの「働きながら社会人大学院で学ぶ研究会」が典型ですが、購入型と連携しながらプロジェクトにも参加いただくというもの。参加には毎月の会費が必要ですが、まるで部活の部費を納めるようなもので、参加者自らもプロジェクトに貢献するという参加型になります。たとえば、今後共著の出版を模索していますが、全員で継続的・持続的に活動し、その成果物の一つとして共著を世に出していくことになります。理屈上は月1000円の会費で15名集まれば、継続して年に一冊オンデマンドの共著を出版できることになります。資金不足が生じた場合、通常の購入型クラウドファンディングで予約販売機能を持たせた資金調達で補完することも可能かもしれません。4.応援に値する社会性や将来性井上徹「クラウドファンディングを巡る諸問題:展望」横浜経営研究38巻2号(2017年)によると、クラウドファンディングに関する研究が極めて少ないのは、投資型については、既存の議論で十分であり、あらためて議論する必要性がなく、一方、寄付型や購入型に対する理論的アプローチは、心理的な問題や、感情、満足度などの要素があるので、難しいからだと指摘します。なるほどと思いますが、銀行に事業計画を提出しても審査が通らない案件が、「この案件は応援したい」、「この人を支援したい」あるいは「このプロジェクトに参加したい」という支援者のおかげで成功するわけです。このように人々の動機を分析して、成功の秘訣を探るのは難しいと思いますが、経済的なリターンを度外視したファンをどれだけ集められるのかがカギになるのでしょう。「働きながら社会人大学院で学ぶ研究会」5.「谷町」性は浸透するのか「谷町」あるいは「タニマチ」は、現在の大阪市中央区谷町に実在した医師が、幕下力士に無料で治療を提供していたことに由来する言葉です。その医師は、一貫して「貧乏人は無料、生活できる人は薬代1日四銭、金持ちは2倍でも3倍でも払ってくれ」を通したそうですが、この谷町の医師の精神に通じるものがクラウドファンディングにもあるように思います。結局、同一の商品・サービスに対する対価が人によって一定ではなく、収入の多寡や資産の大小によって変わることになります。しかもそれは出資者の自発性に拠ります。寄付型・購入型では、世の中でこの「谷町」性がどこまで浸透するのか、ということが今後の発展の要になるのかもしれません。私にとって今回の小さな挑戦から得られた経験は貴重でした。現時点で次のクラウドファンディングにつながるかわかりませんが、ひとまず自らの体験を整理しておこうと思いました。