こんにちは!中京民商の山元です。支援していただきありがとうございます!これから支援をしようと考えていただいてるかたもありがとうございます!今日は「京都 中京民商 商人・職人 生活史」のことについて、ねっとわーくKyoto onlineさんに取材してもらった記事を紹介します。こちらですhttps://net-kyoto-online.com/archives/3448 本の制作では、聞き手として語り手の方の話を聞いてばかりでしたので、何を聞かれれるのかドキドキしました。とてもいい感じにまとめていただいたので、ぜひ読んでいただけたらと思います。まだ本を読むことができていない方も安心してお読みください。深刻なネタバレはございません。あと残り25日です。引き続き、ご支援と情報の拡散をよろしくお願いいたします!
中京区は京都市のほぼ中央にあります。世界遺産・二条城があり、毎年7月には日本三大祭の一つである祇園祭が行われます。 大まかにいって、中京区の西部は工業のまちで友禅関連の職人さんが多く、東部は商業のまちで、夷川通は家具のまち、二条通は薬のまち、錦小路通は“京の台所”と呼ばれる食料品店街というように、地域ごとの特性が非常にハッキリしていて、職住一体のスタイルがありました。 しかし、近年は、友禅業の衰退やマンション住民の増加などの影響で、こうした構造が崩れてきています。経営環境が大きく変わり、コロナ禍や物価高騰にも見舞われる中でも、多様な自営業者が「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)の精神で奮闘しています。 この中京区を半日観光ガイドするリターンです(5万円)。日程は2023年9月以降で支援者様と調整します。 コースは支援者様の希望を踏まえて決定します(現地集合・現地解散)。二条城や壬生寺、六角堂など定番の観光スポットを訪ねてみてもいいですし、いろいろな中京民商会員のお店をめぐるコースを組んでもいいです。ランチ付き、記念本に登場する語り手との交流も設定します(「この『語り手』さんに会いたい」という希望には沿うことができない場合もありえますので、予めご了承ください)。 ちょっとお高いリターンですが、その分、楽しんでもらえるように、素敵な思い出となるように、全力をあげておもてなしさせていただきます。※交通費・滞在費は支援者様の負担となります。
おすすめリターンの紹介です。オリジナルしおりにも協力していただいている上坂妙さん。京焼・清水焼の絵付師さんです。3万円のご支援を頂いた方には、その上坂さんの渾身の作品「陶磁器アクセサリー」からペンダントをお届けいたします。「京焼・清水焼を持ち歩く」というコンセプトで作られたものです。上坂さんの最近での活躍を紹介すると、2022年度第47回全国伝統工芸作品公募展では「中小企業庁長官賞」を受賞。同年の京焼・清水焼展では「京都陶磁器協会理事長賞」、前年は「京都銀行頭取賞」を受賞するなど、まさに今を時めいている注目の作家さんです。この本の語り手にもなっていただいて、その語りの内容に「衝撃を受けた」「心を動かされた」という感想をいただいています。本の制作段階では「語り手」の方に「生活史」のイメージをつかんでもらおうと上坂さんの語りを見本にお渡しすると「上坂さんのエピソードすごすぎて、そんないい話できない……」としり込みされる方も(もちろん「生活史」は普通の人の普通の話が面白いものなのですが!)。とにかく、すごいんです。ぜひ読んでいただきたいんです。最近受けられた雑誌のインタビューも併せて紹介します。婦人画報 第二の人生を清水焼にかけて。
『京都 中京民商 商人・職人 生活史』第2部に「甦れ商人道」と題した文章を寄稿していただいている松尾匡さん(立命館大学教授)より、推薦の文章をいただきましたので、ご紹介します。・・・・・・・・・・・・・・・・ 財界や政府はこのかん、中小企業や個人事業を、「生産性が低い」として「ゾンビ」扱いし、淘汰する路線を進めてきました。海外に出るか、大企業の傘下に入るか、自ら規模拡大するかしなければ、商売畳めというわけです。コロナ禍は政府ブレーンたちによって、そのためのチャンスとされました。消費増税に加えてこれでは、彼らの思惑は成ったも同然と思われました。 しかしこの本を読んでわかるのは、京都の町の中小個人業者は「どっこい生きてる」ということです。老舗も新参も老いも若きも、「ゾンビ」どころか常に生き生きとコミュニティの生活を支えてきた姿。苦しいコロナ禍下でも、場合によっては瀕死のダメージを受けながら、やはり懸命にコミュニティの生活を支えて淘汰路線にブレーキをかけている姿。この町は、大企業の支配者の一方的差配ではなく、ひとりひとりが主人公となった日々の営みでつくられているのだということがわかります。松尾匡(立命館大学教授)
おすすめリターン紹介、今回は馬場商店のうなぎの蒲焼です。明治41年に創業した馬場商店は、中京区を東西に走っている三条通に面しています。堀川通りから千本通りまではアーケードのついた三条会商店街があり、馬場商店も商店街をにぎわせているお店の一つです。うなぎは、ブランドものの愛知三河一色産を仕入れ、一世紀以上継ぎ足した秘伝のタレで丹精込めて仕上げています。『京都 中京民商 商人・職人 生活史』にも語り手として登場する四代目の馬場雅規さんが、毎朝うなぎを炭火で焼いています。美味しいです。生活史を読んでからうなぎを食べてもよし。うなぎを食べてから、生活史を読んでもよし、という感じのおすすめリターンです。生活史の中には、この三条会商店街で商売をしている会員さんが他にも登場します。どんなお話が語られているのか、気になりませんか?本とうなぎの蒲焼セットのリターンは10,000円のご支援でお届けできます。どうぞよろしくお願いいたします!