みなさん、おはようございます!ここは高知県三原村芳井集落。かつては、子どもたちの歓声がこだましていた小学校があったくらいの集落です。三原村の他の集落では、太刀踊りや太鼓の音が響くお祭りは、すでに終わりました。ここ芳井は、ほかの集落からずいぶん遅れての秋祭り。すでにこの20年以上、お神輿の担ぎ手すらいない。周囲にあったたくさんの家が空き家となり、長い時間を経て倒壊し、朽ち果てようとしている。人々の営みが途絶え、忘れ去られ、静かに眠りにつこうとしている……。そんな、静かな、静かな「限界集落」です。それに抗うように。「お祭りはできなくても、せめてお宮さんの周りだけでも」そんな想いに導かれ、全員総出で参加しました。集まったのは、総員たったの7名。男性は、わずか3名です。そして、そのなかで一番の「若いし(若手)」は、私です。お宮での作業は、手分けをして進めました。男性陣は、のぼりを立てるための青竹を竹林から切り出し、草刈りへと向かいます。もはや崩れてしまった、拝殿に続く石の階段が急勾配な傾斜となり、そこにはびこる草を刈り。女性陣は、しめ縄づくりを。一つひとつ丁寧に藁を編み込み、「神聖」や「清浄」を意味する紙垂(しで)をつけて、神さまを清らかにお迎えする準備を整えました。息が上がるほどの過酷な草刈りでしたが、「せめて、神さまが安全に歩けるように」と、汗を拭いながら、拝殿へと続くひとすじの道を整えました。そして、切り出したばかりの瑞々しい青竹に、「せめて、のぼりだけでも」と、秋風にはためく鮮やかな旗を立て、神さまをお迎えする真新しいしめ縄を飾りました。かつてのような賑やかな太鼓や笛の音、活気あふれる掛け声は、もうここにはありません。けれど、草を刈り終え、のぼりが立った境内に立つと、すーっと澄み切った秋風が吹き抜けました。この厳しい大自然のなかで生き抜き、土地と暮らしを守り抜いてくださった先人たちやお宮さまが「よくやったね」と優しく微笑んでくださっているような……。どこか清々しく、胸がじんわりと温かくなる静けさが広がっていました。お神輿は担げなくても。立派なお祭りはできなくても。この土地を守り抜いてくださった先人への感謝。そして何より、2019年にこの地で再起を誓った私を今日まで温かく受け入れ、守り支え続けてくださった芳井集落のみなさんへの、言葉に尽くせない感謝。地域を見守り続けてくれるお宮さまへ、その想いを届けることはできる。私は静かに手を合わせ、「今年も無事に過ごせました。本当にありがとうございます」と、深く深く頭を下げました。「大自然の巡りを活かし、里山を再生し、100年後の未来へ繋ぐ」2002年、高齢過疎化が進む里や森を守る。私が掲げてきた「守里(しゅり)」の理念は、決して机上の空論ではなく、こうした日々の泥くさい営みと、恩返しへの誓いの中にあります。・大自然の力を活かし、生命が自分らしく生きる場所を整えること・他力本願ではなく、自らの手で切り拓き、巡らせること・土地を守ってきた先人に感謝し、荒れた里山を蘇らせること・妥協のない食づくりを通し、生命の力を届けることかたちは変わっても、この場所を愛し、守ろうとする人がいる限り、先人が生命を懸けて繋いでくれた灯火は、決して消えません!いつの日かこの場所に、必ず雇用を創出し、かつての賑やかさを取り戻す!そしてかわいい子供たちの、はしゃぎまわる声を!お宮を吹き抜ける秋風に、そう心から強く誓いました。この限界集落から挑む「しゅりの森自然農園」の歩みまだまだ再生したばかりであり、決して平坦な道のりではありません。けれど、この場所が持つ生命の力と、先人が遺してくれた豊かな森の可能性を、私は信じています。どうかみなさん。私が泥臭く挑み続ける「100年後の未来へ繋ぐ」これからの活動を、温かく見守り、一緒に歩んでいただけないでしょうか?みなさんからの共感と応援、そして寄り添ってくださるそのお気持ちが、私が自らの手で切り拓き、生命を育むための、何よりの原動力になります。いつか必ず、みなさんをこの賑やかになった森へお迎えする日を夢見て!みなさん、今日もよい1日をお過ごしください。#しゅりの森自然農園 #しゅりたま #高知県三原村 #芳井集落 #限界集落 #秋祭り #氏神様 #しめ縄 #紙垂 #先人への感謝 #里山再生 #100年後の未来へ #守里 #アグロフォレストリー #森林自然養鶏 #自然との共生 #地方創生 #雇用創出 #子どもたちの未来へ #自ら切り拓く #農ある暮らし



