菊池貢さんの作品「清流に浮ぶ」です。 晩秋の11月末の早朝、日の出前に北川の河口付近と思われる場所で撮影された作品でしょうか。 写真奥の岸近くにはわずかに朝靄が残っているようです。この朝は風もなかったようで、鏡を貼ったような水面に浮かぶ一隻のボートと、その映り込み(リフレクションとも言う)を捉えた改作ですね。 写真愛好家は自分が納得ゆく写真を撮るため、朝な夕なに足しげく撮影ポイントに通います。風が吹く日はこうしたリフレクションになりませんし、多分に何度か朝通いをした末に撮った写真だと推察されます。 そうした努力が私たちに、まだまだ知らない故郷の素晴らしさを教えてくれるのです。





