試技順と点数の関係についてお話。これも自論ですが、前半は点数が出にくい傾向にあります。特に、インターハイやインカレなど新構成や新チームになったばかりの大会は少し抑え気味になることがあります。これは悪い意味ではなく序列をしっかりとするためには必要な部分でもあります。例えば皆さんが審査員だったとして、10点で演技の点数をつけてくださいと言われたとします。トップバッターで有名なチーム、そして演技もとても良かった!何点つけますか?いや、つけることができますか?おそらく9点、10点出すよ!という方が少ないのでは?最初は基準点と言って、その大会の指標となる点数が出されることが多いのです。逆に今回のジャパンの様な、ほとんどのチームが全国大会で成績を収めたチームなので、これは試技順に関係なく点数が出しやすいです。いよいよ全日本ジュニアの試技順抽選会の日です。いつも前半ばかりの神埼ジュニアですがそろそろ後半にもってきてほしいものです。
今回は表情・見た目についてのお話。ここすごく大事です。動きも同じですが、美しいものに人間は心惹かれるものです。新体操選手は日頃から、自分の見た目に気を使いながら生活することで美への意識が培われていきます。演技中の表情についてですが、作られた表情とにじみ出る表情があります。新体操の演技中はこの2つをうまく使いながら演技をしているのです。たまに無表情で演技をする選手がいますが、正直損をしているなと感じます。難度や技を評価されても訴えかけるものがなければどうしてもスケール感やリズムを感じ取りにくいのです。おそらく新体操の練習場には【鏡】があると思いますが、この鏡をしっかり活用したですね。自分が一番かっこよく見える形、角度。横顔や髪形にまで気を使い、最高の表現者に育ってほしいと思います!魂で踊るような選手の演技は見ていてゾクゾクするものです。もうすぐ新体操最高峰のジャパンが開催されます。あの大舞台でどんな演技が見られるのか楽しみですね。今回は見に行くことができないので、皆様の発信、そしてそれぞれのチームや個人で演技動画を公開してくれることを期待しています。その発信がジュニア選手の育成に繋がる。※女子新体操のジュニア選手でこの表情。素晴らしいです。
タイトルのことわざを知っていますか?万里一空【ばんりいっくう】「どこまで行っても世界は一つの空の下にある」から「一つの目標に向かって努力する」という意味で現在使われています。今日は、子どもたちの努力にもいろんな方向性があるなと感じたので、そのお話。そもそも【努力】の定義とは、目標を達成するために、心と体を使ってつとめることです。神埼ジュニアのNEOチームは分かりやすく、このチームはタンプリングにものすごい興味を示しており、自分の力を高めるためには努力を惜しみません。毎日ものすごい数のタンプリングを自主的に繰り返しています。一人一人で見ていくと、タンプリングではなく、徒手に興味を示している選手、個人に興味を示している選手、他のチームの団体に興味を示している選手がいます。この選手たちは、面白いから、動画を見て、真似したり、技を模倣してみたりという努力をします。そして今、Aチームが興味を示していることが、【どうやれば点数が伸びるのか】です。そのために、声をかけあい、動画を見返し、頭と体をフルに使い練習に励んでいます。それぞれのチームや個人で努力の方向は違うけど、興味・関心が全てなのです。【万里一空】それぞれどの道からスタートするかはバラバラだけど、最終的には、全国制覇をするという目標に向かって、大きな山を登っていくちびっこたち。頂上で待ってるばい!
いつもご覧いただきありがとうございます。近頃SNS発信力日本一の男子新体操チームと言われるようになってきています。今ジュニア界でどんどんと広がりを見せており、宮崎県のチームはほとんど運用することができています。神埼ジュニアでも3年前よりSNSの運用を始めました。確かに初めは何も分からず、探りながらでしたがとうとうここまで来ました。使っていくうちに慣れるものですね。さて、【情報を発信しないのはありえない】とあえて強く言わせていただきます。例えば、友人からとてもおいしいラーメン屋があると聞き、行こうと思って検索したけど、SNSもない、HPもない、YOUTUBEもない。。。ありえないですよね。自分のチームを強くしたい、発展させていきたいとおもうのならやらなければいけないんです。現場がもっと普及・発展を考えていかなければいけないんです。そして認知度を高めるだけではない、SNSの効果が!それは記録に残ること。選手たちが大人になったとき、その頑張りや輝きをちゃんと残していくことができます。また、自分の考えを伝えることができ、客観的な意見もしることができる。さらに、大会情報や演技会情報も取得することができる。ここまで言ってきてSNSを運用使わない手はありますせん。皆さんのちからでもっともっと男子新体操を盛り上げていきましょう!
かける言葉によって、子どものマインドが形成されます。こどもに対してどんな言葉をかけるのか、どんな関わり方をするのかが大切です。自信につながる一言、明日につながる一言を!新体操は減点競技です。どうしてもできていないところを探してしまいがちですが、【褒める】ということは大きな力を持っています。教育現場でも褒める技術というのはマストな能力になっています。良い行動を頻出させるため、自分の長所を自覚するために。指導の技術というものについて、勉強を重ねていくことは必要ですが、何より一番は、その選手をよく見て、よく知ることから始めましょう!選手一人一人に個性があり、性格があります。指導方法が違うのは当たり前。型にはめ過ぎず、のびのびと新体操を楽しみながら成長していってほしいですね。ファンの方がたくさんの言葉をSNSで発信してくれています。その一つ一つが選手の心を強くしていっているのです。本日は指導者の方から言葉かけについての相談が来ていましたのでその回答でした。