おかげさまで、プロジェクト公開から2週間が過ぎた本日、目標額のちょうど三分の一、33%を達成しました。ひとえに皆様のご支援のたまものであり、改めて心より感謝申し上げます。引き続き目標達成に向けて、様々な機会をとらえてサポートをお願いしていく所存です。
『殺劫 チベットの文化大革命』は英語版も2020年にアメリカで発行されています。題名は Forbidden Memory: Tibet during the Cultural Revolution(Potomac Books)。これは『殺劫』中国語版の2006年初版を基に英訳されたものです。英訳本は必ずしも中国語の原文を忠実に翻訳しているわけではなく、ところどころ省略して訳しているのですが、同書の中に頻繁に登場するチベット語の人名や地名、チベット仏教関連の用語(いずれも当然ながらすべて漢字で表記してある)を英語でどう表記するのかを知る上ではおおいに役立ちます。私もチベット語の固有名詞などを日本語でどう表記するかという頭の痛い問題を検討するに際して、この英訳本を参考にさせていただきました。それはさておき、『殺劫』が英語でも刊行されたことの意義と影響力は非常に大きいです。欧米などの専門家が文化大革命や現代チベット問題を研究するにあたって『殺劫』 は欠くことのできない基本文献の一つになるはずです。
『殺劫』プロジェクトの公式のチラシが出来上がりました。クラファン公開当初は暫定的に製作したチラシを配布していたのですが、今回は専門家の方にデザインをお願いし、簡潔でスマートなものに仕上がりました。今後、集会、勉強会など様々な機会をとらえて皆様に配布させていただくつもりです。会合などでのチラシの配布にご協力いただける方はご連絡ください。1件あたり30枚(それ以上必要な場合は、恐縮ながらコピーをお願いします)を限度にお送りさせていただきます。
本書『殺劫』の版元である集広舎(福岡市)の川端幸夫代表が所用で週末に上京されたので、クラウドファンディングの進め方や今後の活動計画について打ち合わせをしました。集広舎は中国、台湾、チベット、ウイグルなどアジア地域を主な対象に政治、歴史、文化、文学など他分野にわたって精力的な出版活動を行っています。文化大革命に関する研究書なども何点も刊行しています。『殺劫』のルポルタージュとしての衝撃性や資料的価値にいち早く着目し、日本語版の発行を決断されたのは川端さんです。テーマの特殊性と売れ行きへの不安から、他の出版社であったら二の足を踏んだかもしれません。個人的には、たとえ少部数であっても、歳月の流れに耐えうる、生命力の強い出版物を今後も世の中に送り出してほしいと願っています。集広舎の出版活動については同社ホームページをご覧ください。https://shukousha.com/
インド亡命中のダライ・ラマ14世の満89歳の誕生祝賀パーティーが6日、都内のホテルで開かれ、お会いした参加者の皆様にチラシをお配りし、本プロジェクトについて紹介させていただきました。多くの方からプロジェクトの趣旨にご賛同を頂き、励ましに元気づけられました。その場で即決で支援してくださった方もおられました。感謝です!







