クラファン公開に伴い、ARES Project を支えるメンバーたちの想いをお届けします。第2弾は、創設メンバーのひとりでもある、Ryoji。東京班代表としてチームをまとめながら、ロボットアーム機構のリードとして開発を牽引。常に明るくユーモアにあふれ、ARESアルバムを見返すと、そこに映るのは笑顔ばかり。どんな時もチームを前向きな空気で包んでくれます。釣り名人としての一面も持つ、多彩なメンバーです。RYOJI：東京班代表・ロボットアーム機構リード✴︎ ARESで担当していることARES Projectの東京班代表とムードメイカーを担当しています(笑)。ついでにロボットアーム機構班を片手間にしばいてます。開発の話については、きっと他のみんなが熱く語ってくれることを信じて、私は別ベクトルから語りたいと思います。この規模のロボットを作るには、ひとりの力では絶対に届かない部分が多いです。機構、電装、制御、そして広報。それぞれの班が力を合わせて、ようやく一台のローバーが形になります。僕たちの目標は「世界大会で優勝」。ただ作るだけではそこにたどり着けません。限られた期間で成果を出すには、綿密なスケジュール管理や目標の細分化、日々の進捗管理が欠かせません。チームを正しい方向に導くことは難しいけれど、設定した小さな目標を一つひとつ達成していくことで、「ちゃんと世界に近づいている」と実感できる瞬間がある。それが何よりも面白いです。この活動を通して感じるのは、ARESというチームが本当に多くの人の協力で成長してきたということです。立ち上げ当初は数人だったのが、今では全国の仲間が集まる大きなチームになった。そして、みんなが技術だけじゃなく、人としてもどんどん成長しているのを感じます。僕自身も、最初は「ロボット作るの楽しい！」という単純な気持ちで始めたけど、今はメンバー全員が自分の学生時代を懸けてこのプロジェクトに取り組んでくれていると思うと、責任感も大きくなった。だからこそ、結果で恩返ししたいと思っています。リーダーとして、人として、このチームに育ててもらったと感じています。✴︎ 大切にしていること開発で一番大事にしてるのは、「良いものを作ること」よりも「みんなで楽しみながらやること」です。どんなに技術的にすごいものを作っても、チームの雰囲気がギスギスしてたら意味がないと思ってます。開発って、忙しくなったりうまくいかない時期もあって、気持ちに余裕がなくなる瞬間が絶対あります。でも、そんな時に踏ん張れるのは「このプロジェクトが好きだ」って気持ちだと思うんです。だから、リーダーとしてまずは「楽しいチームづくり」を一番に考えてます。普段から笑いが絶えない環境をつくること、それが結果的にいい開発につながると思ってます。こういう考えになったのは、小学生の頃からロボコンに出てきた経験が大きいです。どのチームでも大会前はピリピリして、雰囲気が悪くなることがありました。大好きなものづくりなのに、「もう嫌だな」って思っちゃう瞬間があったんです。それがすごく悲しくて。だから、自分がチームを率いる時は「最後までみんなが笑って開発できる」環境にしたいと思うようになりました。✴︎ PASSION今一番熱中しているのは釣り、特にルアーフィッシングです。「遊びじゃん！」って思われるかもしれないけど、自分の中ではただの趣味ではなくて、開発や研究とすごく近い感覚があるんです。ルアーフィッシングって、ただ竿を振って巻くだけじゃ釣れないんですよね。相手は魚だから、相手の行動を読み切らないといけない。季節や潮の流れ、ベイト（小魚）の種類、その日の水温や風向きまで、すべての要素を仮説として組み立てて試していく。まさに「現場での実験」なんです。うまくいったときには結果（＝魚）が釣れて返ってくるし、失敗したときも原因を分析して次に活かせる。この「再現性を高める」思考が、自分にとってすごく面白いところです。ARESの開発でも、これはかなり活きてると思っています。設計や検証も、結局は「仮説を立てて実験を繰り返す」ことの連続。釣りで身につけた観察力とか、ロジカルに考えて仮説を組み立てるクセが、開発現場での判断にもつながっている感覚があります。どっちも自然相手・環境相手で、正解がない世界だからこそ、試行錯誤の楽しさにハマれるんだと思います。✴︎ 今後ARESで挑戦したいことこれからも、誰もが「え、そこまでやるの!?」って驚くようなことに挑戦していきたいです。ARESの最初の目標は、URC（University Rover Challenge）への日本初出場でした。それを達成して、次の目標は世界大会での優勝。でも、その先には、まだまだたくさんの可能性があると思っています。この先どう進むかは、自分ひとりで決められることじゃない。ここまで一緒にチームを大きくしてきた、代表のだにしと話しながら、「ARESとして何を成し遂げるべきか」をじっくり考えていきたいです。まだ見たことのない景色を、このチームで見に行きたいと思っています。やりたいことは後から分かってくる ( TED x KEIO U )Ryoji のアツい想いは、彼が登壇した TED x KeioU Salon でもご覧になれます。" 人は経験を通じて初めて、自分の好き嫌いや得意不得意に気づくことができる。だからこそ、やりたいことを見つけるために「自分がワクワクすることは全部やる」をモットーに活動している。火星ローバー開発を通じて未知の世界を探査する情熱を見出し、そのエネルギーを原動力に、活動の幅を火星ローバー開発から海洋探査へと広げている。今回のトークは、行動を起こすことで初めて自分のやりたいことが見つかるという視点から、少しでも興味を持ったことには「まずやってみる」姿勢が重要であると強調し、行動に対する考え方の変化をもたらすきっかけを与えた。"   

こんにちは！ARES Project です。11月5日 (水）から、仙台三越本館メインウィンドウにて ARES 7 & 8 を特別展示させていただいています。昨日は、東北メンバーが現地を訪れました。この展示は、仙台三越様の「未来に向かって挑み続ける皆様を応援したい」という想いのもと、実現しました。その温かい想いに、チーム一同、身の引き締まる思いです。そして、仙台三越のみなさまのご好意により、なんと、ARES 募金箱を設置してくださいました！本館１階の案内所前に設置されています。ぜひチェックしてみてください★改めて、展示に至るまで様々な場面でご協力いただいた仙台三越のみなさま、本当にありがとうございます！こちらの展示は、11/11 ( 火 ) まで行われています。お近くにお越しの際には、ぜひ足を運んでみてください！

クラファン公開に伴い、ARES Project を支えるメンバーたちの想いをお届けします。第一弾は、チームをアツいパワーで引っ張るパワーマネジャー(PM)ことDANISH。DANISH：プロジェクトマネジャー / パワーマネジャー✴︎ ARESで担当していることARES Project の代表 ( プロジェクトマネジャー / PM ) をしています。創設当初は体制づくり・資金調達・メンバー招集などゼロイチの実務が中心で、意思決定の多くを私が背負う必要がありました。メンバー拡大に伴い、班横断の合意形成や東北／東京の二拠点連携、開発と運営の両立が難しさとして立ち現れました。現在は「優勝から逆算した全体最適」を軸に、各班の自律を尊重しつつロードマップ策定、資源配分、リスク管理、対外調整を担っています。PMの面白さは、メンバーの成長とローバーの性能向上がダイレクトに結び付く点。創設・チームビルディング・エンジニアリングの三位一体で学び続けています。✴︎ 大切にしていること宇宙探査ロボティクスは単独では成し得ません。私は「チームで挑み、最後までやり切る」を大切にしています。まずミッション要件から価値と優先順位を定め、最小十分の設計で素早く実装・検証。そして、とにかく開発し、挑戦し、失敗する、この高頻度のループで洗練度を高めていきます。失敗と発展の連続が素晴らしいローバーに繋がると信じています。✴︎ PASSION私は宇宙飛行士を目指しています。それが私の変わらぬ夢です。幼い頃、地元の高校出身である若田宇宙飛行士の挑戦に触れ、憧れが具体的な目標へと変わりました。私は「ものづくり」が心から好きで、その情熱を貫き、エンジニアとしての宇宙飛行士を志しています。この夢こそが、ARESの活動を前へと押し進め、続けるための原動力になっています。✴︎ 今後ARESで挑戦したいことARESはこれまで止まることなく成長してきました。まずは来年のURC2026で優勝を目指し、ここでしっかり結果を残して、これまで積み上げた成果を出し切ります。その先は、ARESをさらに押し上げて、本当の宇宙、月・火星での探査につながる挑戦へ進めていきたいと考えています。