「ポケモン、ゲットだぜ!」という日本人なら誰もが知ってる有名なフレーズ。アメリカ版ポケモンの主題歌には「I wanna be the very best(誰よりも強くなりたい)」という歌詞があり、そこには「俺が一番だ!」という競争心や勝利への欲求が前面に出ています。一方、日本版の初代主題歌『めざせポケモンマスター』は、「俺はあいつと旅に出る」といった「仲間と一緒に冒険する」ことに重きを置き、敵と戦うのではなく、ポケモンたちと心を通わせ、共に成長するストーリーが描かれています。ポケモンは捕まえる存在でありながら、「敵」でも「所有するもの」でもない。一緒に旅をする「パートナー」として描かれているところに、日本らしい「共生」の精神を感じます。この共生や調和の考え方は、日本のものづくりやビジネスにも通じるものです。たとえば、日本企業の多くが大切にしてきた「三方よし」という考え方。売り手よし、買い手よし、世間よし。自分だけでなく、相手や社会全体の幸せを大事にする視点は、日本が世界に誇る文化的価値だと思います。私は今、ウガンダのお好み焼き「カンパラヤキ」の事業化を進めようとしていて、このプロジェクトでは、現地の貧困地域の人々が自立して収入を得られる仕組みづくりを目指しています。単なる「支援」ではなく、ウガンダの人々が自らの力で立ち上がる「共に歩むパートナー」として、日本の精神を形にしたいと思っています。もちろん、無理をする必要はありません。「ほどほど」が大切だというのも、日本の大事な知恵。自分も楽しく、相手も楽しく。みんなが無理なく、持続的に幸せでいられるビジネスこそが、これからの世界に必要とされていると感じます。ポケモンが教えてくれたように、「強さ」だけでなく「優しさ」や「共に生きること」が力になる時代。日本の古来の精神——自然と共に生き、他者を思いやる心は、グローバルな社会の中でも、かけがえのない価値を持っています。ぜひ、そんな思いを込めた「カンパラヤキ」プロジェクトを、ぜひ一緒に育ててほしい。大阪とウガンダのオカンの愛が、世界をあたたかく、大きく変えていく力になると信じています。
5月29日 活動報告さて、クラファン初日がやってまいりました!「さあ、やるぞぉ!」と気合マンマンで、あっちこっちにチラシを配り、メッセージも送って…と準備万端だったのですが――娘が体調不良を訴えるう〜(°_°)こんなとき、「母業優先」せざるを得ないのが、オカンあるあるですね。娘を病院に連れて行き、そして息子の定期通院にも付き添い…。そんなこんなで、気づけば一日が終了。はぁ〜、なんもできてへんやん…´д` ;私は会社経営者であると同時に、シングルマザーでもあります。なので、仕事の最中に「ごめーん!子どもが熱出して!」と急な予定変更になるのは、もう20年前からの“恒例行事”みたいなもんです。それでもいつも、周りの皆さんがフォローしてくださって。私を法人の代表に選んでくれて、今もこうしてお仕事をいただけている。本当にありがたいことです。私は常に「私が現場にいなくても業務が回るように!」を意識して仕事を組み立てています。だって、明日私はここに来られないかもしれないし、当分関われなくなるかもしれない。コロナで一斉休校になったときや、濃厚接触者の隔離期間やらで世の中がバタバタしてたときも大変やったけど、気がつけばなんとか乗り越えてましたね^^;そう!なんとかするのが、オカンやで!今回も、ウガンダでの開業に関して「今の業務はちゃんとまわるの?」という声をいただいています。そうやんな〜、アフリカやもんなぁ〜。(;´д`)でも実は、こっちの業務が回るかどうかよりも、「子育てと両立できるんか?」のほうが、私にとっては大きなテーマです。そやけど、これよう考えたら、今までと一緒ちゃう!?私が現場にいなくてもなんとかなる前提で業務体制作ってきたやん!きっと、ウガンダのシングルママさんたちも同じように、「子どもが熱出した!」「病気になった!」「怪我した!」なんてことを前提にして、日々仕事をしてると思うんです。子育てには急なアクシデントがつきもの。だからこそ、そんな“もしも”に備えて、工夫しながら世界中のオカンは生きてる。クラファン初日から子育ての洗礼を受けたマミーうりですが、アフリカでの事業も、現地のママさんたちと助け合いながら、なんとかなるやろ〜!と、改めて感じた一日でした。オカンはすごい。そして、そんなオカンの愛が、世界を変えるんやで!(写真はスラムに暮らすシングルマザーのサラさんとアンナさん)







